少し間隔が空いたけど定期的に訪れているフレンチのお店に。今回は「ランチ」で。
ちょうど一年前にシェフが代わったフレンチのお店。ウチにとって最初の頃は特に「ランチ」、以降は「ディナー」にも大変都合が良くなっていた。シェフが代わった後も決して美味しくなくなった訳ではないし「都合が良い」点も基本変わってはいない。それでもやはり行く回数は減少傾向?にある。最後に行ったのが昨年のクリスマス前で今年は一度も行っていない。以前のシェフが新店をオープンし早速そちらにも行ったし、そもそも元々そんなに「フレンチ予算」がある訳でもない事もある。それでも久し振りに行きましょうか、と思い本日の予約を入れた。こちらのお店、この4月からコース料金の価格変更となった。ちょっとブログでもそれらしき事を書いたのだけれども、個人的にもシェフ変更にあたり一度価格設定を変えた方が良いのでは?と思ってはいた。基本、特に週末は価格引下げの様にも思える。でもですね、最近ウチがオーダーしていたディナーのコースは(ウチにとっては)値上げ.....。いや、お店にとっては「実質値下げです。」という事かもしれない(別に聞いた訳ではないので分かりませんが)。というのも、これまで休日のディナーは8,300円と12,000円(税サ別)。品数は一緒で12,000円の方が食材が良くなっていたのだと思う。これが4月からは品数が減った7,800円と、従来と品数が変わらない10,800円に変更。これまでウチはディナーではお安い方の8,300円のにしていた(その昔は8,300円が基本で、途中から「スペシャル版?」ということで12,000円が追加された経緯もあり)。今回からの7,800円では品数も減ってフロマージュも無しになってしまう。一方で10,800円のは従来と品数が変わらないが、食材のレベルが従来の8,300円と12,000円のと比べどうなっているかは分からない。もしかしたら従来の12,000円のほとんど変わらず「実質値下げ」かもしれないという事。でもなあ、誠に勝手な話かもしれないが何となく暫くしたら価格変更してディナーも安くなるって思い込んでいた(当然ながら、あくまで僕らだけが思っていたんですよ。お店も多くのお客さんの事を踏まえて価格変更、設定されているのでしょうから)。そうなると品数の減る7,800円も、料金が高くなる10,800円も選択する気が無くなってしまった。ですので最近は「ランチ」と変わらず都合が良く且つ当然ながら食事やワインの量や満足度も増す「ディナー」とする事が多かったが今回は「ランチ」とした次第。(シェフが代わった後、同じディナーコースでワインの量も基本変わらないのに以前のシェフの最後の頃より5,000~6,000円くらい安くなっていたことも事実ではあるが....)ちなみに4月からは休日「ランチ」は5,000円のコース一つのみ。ウチでは「ランチ」とした場合には通常コースに追加でフロマージュの一皿をお願いしていたが今回はそれも止めにした。ディナー時の「ちょっとした工夫」?はせずに、「こんにちは。」以前は「ランチ」の際は最初から白ワインとする事もあったが最近はやはりグラスシャンパンからとする。回数が減ってきているとは言え、ある程度は馴染みの店にはなってきているのでソムリエさんがこちらの事を相応に分かってくれているのは楽。こういう点も含め最近の僕らは食事や宿泊での「新規開拓」をあまりしなくなった。乾杯。そしてアミューズ。鱒。シャンパンに特に合うと説明を受けたが「酒」全般のアテとしても良いんじゃないか。なかなか。前菜の一皿目。豚タン。う~ん。結構強めの味だがクドくはない。これも「酒」にあう感じ。あっ、グラスシャンパンの後は今回も一皿毎にグラスワインをペアリングで楽しませていただいております。前菜二皿目。岩牡蠣。隠岐の岩牡蠣とか。具材が多く全体を楽しむ一品かもしれんが、それなりに岩牡蠣自体も味わえる感じの、そして確りとした前菜であった。前菜は二皿でおしまい。魚料理。鱸。海藻も入っている。いや、このブイヤベースは美味いな。甲殻類は使っていないとのこと。う~ん、鱸の美味さを確認するのを忘れるくらい?ブイヤベースが美味かった。肉料理。牛肉。アメリカ産。はは、これも美味い。「ランチ」のメインを十分立派に熟して?いると思うよ。食後酒的なものとしてブランデーを。そして、デセール。ああ、素人があまり言っちゃいけないけど、そして「デセール」をとりわけ褒めるのも如何なものかと言われるが、美味いのではないか、これも?さすが、専門は良く分からんが単にフランスに短期間行っていました!ってレベルのシェフではないってことかしら。小菓子とコーヒー。ごちそうさまでした。二人で31,000円強。フロマージュを追加しなくても前回までと基本変わらないくらいの値段だったかな。でも、いやいや。美味かったんじゃないか。味が基本強めになっていたが良い意味で「一般受け」しやすいかもしれないし。そもそもの立地や価格変更がどのような影響を与えるとかは僕なんかが心配する事ではないのでしょう。また近隣からだけではなく遠方からのお客さんをどれだけターゲットにして料理を組み立てるか等も僕なんかが考えることではないですね。当たり前だけどお店の方で「営業」「商売」を試行錯誤されていくのでしょうね。いずれにせよ、僕らとしては引続き「都合が良い」ので間隔はさておき再訪するお店だと改めて思いました。・・・・・・・・・・・・・・年末年始にオープンした以前のシェフのお店。2月に初めてディナーでお邪魔した際はまさかの僕ら二人だけでした。ある意味、贅沢でしたけど。以降も色々なメディアに取り上げられていますけど「集客面」は順調でしょうか。とりあえず僕らも二回目のディナーの予約を入れておりますが。こちらも楽しみではあります。