カテゴリ:今日のリハビリ
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どうか僕を幸福にしようとしないで下さい。 それは僕に任せてください。 (アンドレ・レニエ) 迷ったらダメなんだな。 人生の答えなんて、考えたって分かるものじゃない。 ただ、そのときそのときを、 ぎりぎり一杯生きている奴だけに その答えは見えてくるんじゃないだろうか。 (藤本義一) 人生は決して、あらかじめ定められた、 すなわち、ちゃんとできあがった一冊の本ではない。 各人がそこへ一字一字書いていく白紙の本だ。 生きて行くそのことがすなわち人生なのだ。 (大杉栄) 今日も、午前中仕事でした。 91歳の旅館のご隠居さんが居て、昨日支払いを忘れ、後で娘さんが支払いにみえたのだが、 そのおばさん曰く『まったく、ぼけちゃって困るよ』『先生、あたしゃね、ぼけたら困るから、二桁の足し算引き算とね、かけ算のドリルを毎日してるの』 へっぽこ『・・・・・』さすがのわたしも、大笑い(すいません)してしまった。 そのおばさんは、家族に送り迎えしてもらっているのだが、お迎えも、その日によってお嫁さんや、娘・孫とかわり、その都度かみさんがで、『おばちゃん、今日はどちらにすればいいの』と聞くと、5カ所ぐらいの電話番号をすらすらと言う。オイラの方が覚えられないなあ。 とにかく、元気で頭の回転が良い、それで、ドリルしてる・・・わたしは、どうしたらいいのでしょうか。 (ここからは、少し排泄について書きますので、嫌な方は、飛ばして下さい) 朝も、忙しく、お昼のリハも、お通じ手間取り出来なかった。 普通の方なら、想像つかないと思いますが、体幹麻痺のため、腸も麻痺しています。そのため薬や座薬などを使用して排泄します。運良くわたしの場合、便意や感覚もあり、薬や座薬を使うことは少なくてすみます。腹圧もかけられるので、早いときは15分程度で終わるのですが、今日は便秘のため2時間かかりました。 わたしの仲間の中には、毎回(2日か3日に1回普通)2時間以上トイレに拘束され、頚損では、それだけで体力を消耗することがしばしばです。そして、感覚がなく腹圧もかけられないので、失禁することもあり、いつも不安を抱いています。その生活になれると腸の働きが悪くなり、グリセリンなどの浣腸を使わないと排便出来ない人もいます。ひどい人では、毎日4時間かかる方もいると、聞いたこともあります。一日の6分の1を過ごさなければいけないなんて想像を絶します。それに、頚損の方は、上肢にも障害がありますから、何をするにも時間がかかります、着替え一つにしても、わたしのようにC5あたりの損傷では、靴下は器具を使い、パンツは前あきに改造して、ひもとマジックを付けてもらいます、ぼたんは指が効かないので、ループに指を入れて留めます。ズボンも同じですが、チャックにリングを付けてもらっています。履くときは、片足を反対の足の上に載せ、足を通しもう一方は、片腕でひざうらに入れてつりあげて、穴に突っ込み引き揚げます、背損の方ならそのまま座ったまま履けるのですが、いったんベットを倒し、寝返りを打ちながら、左右を引き揚げ、履きます、上は、かぶり物なら着れますが、ボタンやチャックのついたものはきせてもらいます。くつは、片方ずつベットに足を上げて伸ばし。その上に膝を折って乗せ、踵に付けたループを引っ張り履きます。わたしは、妻が居るので、時間の無いときは、手伝ってもらい、時間のあるときはリハビリとしてやています。 夜のリハ 今夜は、オリジナル・メニューで行いました。 合計60分 月曜日からは、新しい若手の先生がお手伝いにやってくる。そのため仕事時間が、ほぼ健康なときと、同じ時間にもどる。朝のリハ時間は取れなくなるし、お昼休みも午前中の仕事か押せば、リハ時間が取りづらくなる。タイムスケジュールをちゃんと立ておかないといけない。このブログも仕事の合間にも日記の準備と書き込み・訪問のレス作業をしていたが、職員の手前、ネットは、休み時間と、仕事が終わってからと、かみさんに釘を刺された。実質昼はリハのため無理だろう。みなさんには少し迷惑をかけてしまうと思う。夜も9時過ぎのリハだし、いままでより早寝や早起きしないといけな。へっぽこピンチでございます。
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最終更新日
2006/06/26 08:19:05 AM
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