『仮面』

2007/05/19

カテゴリ：徒然に

　

Just trust yourself,then you will know how to live.

自分自身を信じてみるだけでいい。
きっと、生きる道が見えてくる。

（ジョアン・ウォルギャン）

病のある身ほど、
人の情けの真と偽りとを激しく感ずるものはない。

（島崎藤村）

5月19日　

ここ数日の気候の変化ですこぶる体調が優れませんでした。
痺れも、痛みも強く、胸から下は草津の湯にでもつかったように熱く、手は痺れきって氷を抱いたように冷たい。痙性も強く、特にお腹が痙性で背筋が伸ばせなくなり、お腹全体が丸太で押されたように苦しくなり、横隔筋などにより口で息をしていないと息苦しくなりました。上向きには苦しくて横向きでしか寝れません。胃のあたりも気持ち悪く丸一日食事も出来ませんでした。
人に話しても、理解されるはずもなく、同じ症状を持った者にしか分からないと思います。

かみさんからは、休んだ方が良いと言われましたが仕事は、休みませんでした。休んでも身体は楽にならない仕事をしていると心は和む。
何か矛盾しているのですがそのほうが我慢できる。

私が辛い顔をしていると、家族や周りも辛くなる。人によっては疎ましく思う人がいるのも事実。人の苦しみや痛みは計り知れない。私とて立場が違えば分からないだろう。もしかすると仕事をしている時、いい方は悪いが、私は『見栄っ張りの仮面』をかぶっているのかもしれない。
たとえ私の症状を知っている人たちでさえ、『ただ歩けないだけでしょ』と言う人。『たいへんよね』と言っておきながら無理を言う人。病気をする前の私も同じだろう。車椅子に乗って何食わぬ顔をしていたら同じ思いなのかもしれない・・・・

同じ頸髄損傷のazamic3さんとい方がいる。A to Z of SCIというブログをお持ちで、私なんかより文才があり非常に鋭い視点で日記を書かれている。共感でき私が伝えられないこともたくさん書かれているので是非ご訪問してみて下さい。

何とか少し元気になりました。愚痴や泣き言ばかりでは仕方ないので、
仕事姿でも見て下さい。

マッサージもこなします。ただ腕に１～２Kgのおもりを付けたように重いです。

　　
手技もこなします。
だけど、上肢も麻痺があるのできついです。

photo by＜自然いっぱいの素材集＞　　　　　　　　　　　