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へっぽこ院長の独り言

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テーマ:lリハビリ(82)
カテゴリ:今日のリハビリ




 『ディズニーランドのお子様ランチ』


東京ディズニーランドの中にあるレストランでのお話です。

若い夫婦が二人でそのレストランに入りました。
店員はその夫婦を二人がけのテーブルに案内し、
メニューを渡しました。

するとその夫婦はメニューを見ずに

 「お子様ランチを2つ下さい。」

とオーダーしたのです。
店員は驚きました。

なぜなら、ディズニーランドの規則で、
お子様ランチを提供できるのは
9歳未満と決まっているからです。

店員は、

 「お客様、誠に申し訳ございませんが、
  お子様ランチは9歳未満のお子様までと
  決まっておりますので、
  ご注文はいただけないのですが...」

と丁重に断りました。
すると、その夫婦はとても悲しそうな顔をしたので、
店員は事情を聞いてみました。

 「実は…」

と奥さんの方が話し始めました。

 「今日は、亡くなった私の娘の誕生日なんです。
  私の体が弱かったせいで、娘は最初の誕生日を迎えることも
  出来ませんでした。子供がおなかの中にいる時に主人と

  “3人でこのレストランでお子様ランチを食べようね”

  って言っていたんですが、それも果たせませんでした。
  子どもを亡くしてから、しばらくは何もする気力もなく、
  最近やっと落ち着いて、亡き娘にディズニーランドを見せて
  三人で食事をしようと思ったものですから…」

店員は話を聞き終えた後、

 「かしこまりました」

と答えました。そして、その夫婦を二人掛けのテーブルから、
四人掛けの広いテーブルに案内しました。

さらに、

 「お子様はこちらに」

と、夫婦の間に子供用のイスを用意しました。
やがてそのテーブルには、お子様ランチが3つ運ばれてきました。
その店員は笑顔でこう言いました。

 「ご家族で、ごゆっくりお過ごし下さい」


この夫婦から後日届いた感謝状にはこう書かれていました。

 「お子様ランチを食べながら、涙が止まりませんでした。
  まるで娘が生きているように、家族の団らんを味わいました。
  こんな体験をさせて頂くとは、夢にも思っていませんでした。
  もう、涙を拭いて、生きていきます。

  また来年も再来年も、娘を連れてディズニーランドに行きます。
  そしてきっと、この子の妹か弟かを連れて行きます。」




10月15日

最近は、先を急ぐあまり目先の派手なリハビリばかりである。まだまだ体幹などの筋力が足らない。地味な運動は正直飽きる、変化を求め結果ばかりを求めるのに、遠回りばかりしているようだ。

車いすに座り、ステップをはずし足をのばして後ろには進んでいけるが、前には進めない。どうしてか?
よくパターンという。伸展パターン・屈曲パターン。たとえば、

下肢伸展運動パターン(股関節と膝関節伸展、足関節底屈)

伸展パターン

下肢屈曲運動パターン(股関節と膝関節屈曲、足関節背屈)

屈曲パターン

がある。車いすから足を伸ばそうとする時伸展パターンが働き床を蹴りはなせるが、私の場合は屈曲パターンは入りにくい。

しかし、歩行時足を着いたとき股・膝を伸ばすと尖足(つま先立ち)になる伸展パターンが一時的に起こる、しかし尖足位が荷重でパターンが崩れると腿が引きあがるように屈曲パーターンが入るか、力が入らず膝抜けする。しかしパターンを壊さなければ歩けない。そのために膝の装具で膝の安定を保ち、足の関節は背屈の逆パターンにし歩行練習が私には必要である。膝立ちで股関節と体幹の安定を目指し、立位で痙性を抑制させパターンを壊し、随意運動に変えていくのが当面の目標となる。

パターンを壊す

その他に、両下肢屈曲位でのブリッジは、殿・背筋群の強化となるが、私は、すこぶるこの運動が出来ない。バランス・ボールや寝返り運動などで強化しなければならない。

最近の変化で、足関節の背屈運動が効くようになり、歩行時につま先が引っかかることが無くなる。


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最終更新日  2007/10/16 02:03:47 AM
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