「病気が僕を選んだのですはない。きっと、僕が病気を選んだのだ!」
「みゅうの足(あんよ)パパにあげる」山口隼人さん
8月24日
お盆後にしては、雨も多く寒い日が続きます。吹き抜ける風も秋のにおいがします。どうしたことでしょうか。身体も気候の変化について行かないようです。温かった手足も冷たくなりました。さまざまな症状に大きな波があり、身体を持て余しています。それでも、一ヶ月・半年・一年と比べると、たしかに良い方向へと変化していることに気がつきます。良いときは良い、悪いときはそんな日もあると気楽に過ごします、焦っても仕方ないことは重々承知しています。
最近、トランス時下肢に力が入りにくくなりました気候の変化かもしれません。特にトイレとお風呂のトランスがスムーズに行きません。一つは、裸でトランスするため車椅子のアームギリギリに移動するため、太ももが滑らず引っかかってしまうため。無意識でするため身体の体重移動が上手く出来ないためかもしれません。移動したい方向に身体を向け、移動方向に身体を傾け体重も掛けてしまうため。お尻が浮いてもお尻を移動場所に振る事が出来なくなっています。気持ちばかりが移動方向に向いてしまうためかもしれません。移動方向とは逆を向き、身体も傾け体重も移動してお尻を上げて振ることで楽にトランスができますが、調子が悪くなるとそれが出来なくなります。あくまで私の場合です。それと身体の前屈の度合いも悪くなります。頸損は、肘の伸展力が弱いため、手の着き場が悪いとトランスが困難になります。いかに力の入りやすいポジションなり、手つき場を工夫することも重要になります。
おそらく歩けないでしょうと宣告されたものにとって、歩くためのリハビリは、継続と探求心が必要です。自分が何を追い求め、何が得たいのか明確にイメージすること。そのための研究心や好奇心、行動することに努力を惜しまない事だと私は考えています。歩けるようになることだけが人生ではありません。心豊かに暮らせる事はいくらでもありますし、歩けるという保証もありません。昔のように歩けるとも思っていません、しかし一歩でも多く歩きたい、だから私はリハビリをします。決してお薦めはしません、正直辛いです。すぐに結果が現れるものではありませんから。ここに記載されているリハビリ方法が、そのまま他の人にも有効であるか疑問です、けれど何かのヒントになり、自分なりのリハの役に立ったら幸いです。学識不足や、間違ったことも多々あると思います。後は、自分にあったリハビリを見付けてください。
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