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桶田塾. 塾長日記

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OKちゃん1101

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Feb 2, 2023
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 国語専門部において、小学1年生や2年生で国語ができない、不安があるということで、弊塾に入塾のご相談をされる方がいらっしゃいます。まずは、弊塾の国語専門部のカリキュラムは、小1や小2の段階の子供たちに合うプログラムを持ち合わせておりません。早くても小3、できれば小4の段階から始めるのがベストの学習内容です。小1、小2の段階で国語が苦手だからという理由で、こちらでお役に立てることは皆無です。そのような段階で苦手なのは、塾でなんとかするというよりも家庭での生活や取り組みの中でなんとかできるものだからです。ただ、こちらからも経験上、小1、小2の段階でアドバイスできることもありますので、以下にそれをまとめます。どうぞご参考になさってください。

 

まずは、小12でお問い合わせいただいて詳しく話を伺いますと、ご相談内容が大きく2つに分かれます。
まず1つは、小1の段階から大手進学塾(サピックス、早稲田アカデミーなど)に通われている方でその塾での問題やテストができなくて困っているというご家庭。もう一方は、お子さんの国語力自体に不安があり、語彙力もなく、話をしていても何が言いたいのかよくわからないことが多く、不安があるというご家庭。

まず、前者(小1・小2から大手中学受験塾に通塾)の場合ですが、小3まではいわゆる進学塾で提供されるような高度に客観的な視点を必要とする読解問題などできなくて構わないです。まったくこの年齢と提供されるものが合っていないことがほとんどです。できたとしてもそれは一部の精神的な成長のとても早い子に限られます。特に心情把握はできなくて当たり前です。なぜなら、そのような感情を客観視できるだけのもう一人の自分がいないからです。これは小4ぐらいから精神的な成長とともに徐々に備わってくる能力です。その時にそのようなことを行うならまだわかるのですが、小3までの段階でそのようなことができないのはごく自然なことで、また、それができないから国語ができないということにはなりません。どうか焦らず、このような大手進学塾で取り組む国語に問題があると思ってください。そして、今のうちにしてほしいことは、ふんだんに読み聞かせをしてあげること。親子のコミュニケーションを通して、言葉を豊かにしてあげること。そして、何よりも大事なことは、興味をもったことを楽しみ、追究する時間をもつことです。この学年から宿題に追われ、遊ぶ時間がないというのは「地獄」です。そして、何よりも勉強がきらいになります。どうか、お子様の将来を考えるのであれば、早い段階からできることがいいのではなく、適切な時期に適切な学習を行うことが大切なのだということを忘れないでください。

 

次に、お子様の国語力自体に不安があるご家庭です。まずは、習い事で1週間のほとんどが埋め尽くされているご家庭は、2つか3つ減らして1週間の中で23日は何の習い事もない日を作ってください。なによりも余裕をもつことが大切なこの時期に余裕のない生活をするのは避けてください。この学年でお子様の国語力に不安を持つこととしてよくご相談にあげられるのが、

1、        子供の話すことばや会話の内容が不自然だったり、不明瞭だったりする。

2、        本に興味を示さない。

3、        文章が書けない。(作文が書けない。読書感想文が苦手)

それ以外もありますが、ほぼこの3点に集約されます。さらに、どの点も、どの学年で共通して不安になる点ではあります。小学生低学年においていうと、1つ目の進学塾に通われるご家庭と同じく、できないことがごく自然なことだったりします。まず、1について。特に、小1・2の段階では、書き言葉よりもまずは話し言葉中心の世界です。様々な人間との会話から子供の語彙や思考力が育ちます。母国語の習得において、まだ初期段階にあるこの時期は、ひらがなや漢字をまだ習い始めた段階でもあり、書き言葉はまだ初期の習得段階であり、話し言葉でのコミュニケーションからの言語習得が優先される段階です。この段階で、しっかり親子のコミュニケーションをとり、身の回りの物や事象について、しっかり話す時間をとりましょう。子供の興味の持てる話題でいいのです。その話題を掘り下げて、そして興味がいろんなことに派生していくようなお話をしてあげましょう。そして、同時に書き言葉も習得する段階に入っていますから、絵本を中心に読み聞かせをしてあげましょう。

次に2について。本に興味を示さないのは、各家庭の文化に左右されます。親御さんが本を読まなければ、子供も本を読むようにはなりにくい。つまり、家庭の中で本を読む文化があるかないかが、重要な点です。家庭の中に本を読む文化が根付いていれば、自然と子供が本に向かう姿勢が生まれますし、本に興味を持とうとするはずです。次に、自分からなかなか読むのに面倒くさがる場合は、まだまだ読み聞かせをふんだんにしてあげましょう。まだ読み聞かせの段階なのに、無理やり字の多い本を読ませようとする大人側の問題もあります。本を面白いと思えるきっかけを、子育てを通して作ってあげましょう。

最後の3についてですが、小1や小2では文字の習得段階にあるため、文章を書けないことをそれほど気にする必要はありません。また、弊塾で取り組んでいる学習プログラムは、小1や小2段階で文字の習得をある程度終えた段階からのプログラムです。もし学校の学習でつまずきが多く見られるのであれば、家庭でそのサポートをすることから始めましょう。この段階から安易に民間の教育機関に教育を外注することは避けましょう。家庭で十分サポートが可能であり、むしろしつけやマナーを教えることと同じように家庭で行うべきことです。教科書の音読練習、そして新出漢字の習得、書くことに慣れるためには、教科書の文章を、まるまる書き写しさせることも有効です。(視写という教育方法の一つです)もし学校の授業で視写に取り組んでいる先生がいたら、信頼してその先生に学習を任せましょう。そして、不安なことがあればその先生に学習相談をなさってください。

 

以上です。ここまでお読みいただき、それでも弊塾での学習をご希望ということであれば、面談と体験授業をご希望ください。体験授業を行えばお子様の段階がすぐにわかりますので、こちらでお預かりして大丈夫か判断させていただきます。






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Last updated  Feb 3, 2023 12:09:57 AM



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