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どらむすこの姿勢と呼吸法

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2007.03.07
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カテゴリ:私見
 先日NHKの「いじめ」に関する討論番組を見ました。

 残念ながら誰の責任か、どう処罰するかという内容がほとんどで、

 なぜいじめがあるのかという一番考えなければいけない部分には議論が発展しませんでした。

 なぜいじめがあるのか。それは自然にいじめたくなってしまうからです。

 なぜそういう気持ちになってしまうのか。そこには現代社会の様々な問題が関係しています。

 先ずは親をはじめとする大人たちが自分の人生に不満、不安を持っています。

 見当違いの競争原理で日々神経をすり減らし、

 物質的に満たされれば幸せという旧石器時代より未熟な価値観に縛られ、

 金稼ぎに時間を費やし、幻の青い鳥を求めて右往左往している。

 こんな大人たちを見て子供が健全に育つわけがありません。

 自分が競争しなければならない最大の相手は自分です。

 人を出し抜いて蹴落として頭一つリードして一安心している場合ではありません。

 自分に厳しく関わる事によって自分の未熟さを知り、独りでは生きられない事を理解し、

 人のありがたさを感じられるようになります。

 大人たちがお互いに感謝しながら生きる社会を創ればいじめはなくなります。

 また食生活を始めとする生活習慣も問題です。

 24時間お金さえ出せば欲しい物を簡単に手に入れることが出来る。

 ちょっとお腹がすけば化学合成添加物にまみれた食品を何の感謝も不安も無く惰性で食べる。

 皮肉なもので人間は努力して、苦労して得たものの方がありがたく感じるし、

 当然幸福感も強いです。

 なんでも便利にお手軽になった現代はなかなか幸福感を得られない時代なのです。

 もっと便利になればもっと幸せになれると思っている方が多いと思いますが、

 そろそろ冷静に考えてみる時期だと思います。

 また自然のリズムから外れた生活習慣、
 
 知らず知らず身体に侵入した化学合成物質、重金属等により乱れた体調を

 化学合成薬物で治そうというのも良く考えてみれば話がおかしい事がわかります。

 自然のリズム、自然の食餌に戻すよう努力する事が先決です。

 化学薬物は思考及び生命活動の根源に悪影響を与えます。

 また未使用薬物の投棄、使用薬物の排泄による自然環境への影響も懸念されます。

 我々現代人は最先端科学技術を何でも叶えてくれる打出の小槌のように思いがちですが

 人間が理解している科学のレベルは宇宙自然法則の尻尾にちょっとかすった程度のものです。

 自然をコントロールしようなどと考えるのは百万年早いです。

 抗生物質により新たに生まれた耐性菌が手がつけられなくなりつつあります。

 万が一の時には手も足も出ない原子力発電も皆でもっと良く考えるべきです。

 人工授精に頼らなければいけないほどなぜ精子は弱くなってしまったのか。

 環境ホルモンの問題ももっと論議されるべきです。

 私は弱い精子を人工授精させるのには反対です。

 生命体として自然淘汰という関門は潜り抜けるべきだと思います。

 我々生命は生まれるにあたって厳しい関門をいくつもくぐりぬけ、

 努力して苦労して今この世に存在しているのです。

 そういう感謝の念が深層にあると思うのです。
 
 人工授精によって本来生まれるはずのない生命が誕生する事に強い違和感を覚えます。

 行き過ぎた人工授精や遺伝子組み替えは将来に大きな不安を残します。

 もっと技術が発達してもっと簡単に生命が作れるようになったら、
 
 いずれコンビニで24時間売られるようになるのでしょうか。

 極論だとは思いますがあながち絵空事でもないような気がします。
 
 命の重さは今よりは軽くなるのは必至でしょう。

 このまま進んで全人類が人工授精になったらそれはもはや人間ではないと思います。

 ですから今我々は生命体として本当に強くならなければいけないのです。

 自分を見つめ、自分が強くなれる生き方を選択するのです。

 赤ちゃんポストを作るより赤ちゃんを放棄しなければならない事情にメスを入れるべきです。

 枝葉に囚われる西洋医学的対症療法はやめて、

 物事の根本を、人が生きるということの意味を一人一人が考える時だと思います。





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Last updated  2007.03.07 18:05:37
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