どらむすこの姿勢と呼吸法

2011/03/23(水)05:43

ハイパーレスキュー隊

私見(29)

今回の原発事故は本当にギリギリのところで最悪の事態を免れました。 人類を救ったと言っても過言ではない ハイパーレスキュー隊の活躍に感動した方も多いと思います。 会見では一言一言に重みが有り 真に責任感のあるプロ中のプロです。 国や電力会社の会見とは全く質が違う事に 皆さんお気づきのことと思います。 如何に現場を把握し 自分の責任で職務を全うしているかどうかの差が ハッキリと表れています。 命懸けで私たちを救ってくれた彼らに 我々が出来る恩返しは何でしょう? 私はやはり原発廃止しかないと思います。 農作物にも被害が広がり、 完全に元通りになるまでの損失は 金銭面のみならず、精神面にも及びます。 経済効率を追い求めた結果 とんでもない不経済になっています。 せっかく育てた作物を根こそぎ廃棄する様子は 心ある人々へのさらなる仕打ちであり、 やり場のない怒りを覚えました。 この悲惨な状況に対し 「未曾有の自然災害」という言い逃れを許してはならないと思います。 明らかに人災です! そもそも原子力発電というと 人類の英知の結晶のような位置づけですが、 その実情は200年以上前に発明された 蒸気機関から全く進歩していません。 石炭が核燃料に置き換わっただけです。 しかも今回の一件で皆さんもご存じの通り 常に冷却が必要であり、 その為に電気と大量の水を必要としています。 ですから本来蒸気タービンを回すために作ったせっかくのエネルギーは、 そのかなりの部分を冷却用の海水を温める事に使われてしまうのです。 結果、発電時におけるエネルギー効率は 火力発電に劣るものです。 二酸化炭素を排出しないという売り文句も怪しく、 核燃料を作る工程で大量のエネルギーを消費しています。 そして何と言っても使用済み核燃料の処分問題です。 散々議論した揚句、結局は地中に埋めるしかありませんでした。 識者がとことん議論を重ねた結果にしてはあまりにお粗末! 悲しいほどの無責任ぶりです。 我々が手に負えなかった負の遺産を 未来の人類に丸投げしようというセンスです。 この数百年、世の中を牛耳ってきた旧人類のシステムは 人の心を置き去りにして発展してきてしまいました。 ハイパーレスキュー隊の心意気に賛同できるという新人類の皆さま! どうか産業革命を覆す 心の革命を起こそうではありませんか!

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