|
カテゴリ:心がけ
産業が発展するにつれ
人が行ってきた作業が 機械にとって代わられるようになりました。 家庭にも様々な機械が入り込み 家事労働はかなり軽減されました。 しかし物事良い面が有れば 必ず悪い面もついてくるもので 産業界では労働者が職を失い、 家庭では心が失われています。 ロボットという言葉は「労働」からの造語だそうですが 労働を機械に肩代わりしてもらって 楽をする事が幸せという発想は20世紀の遺物です。 人が生きる上で 「手間」をかけるか、省くか どちらが良いのかをじっくり考えるべき時なのだと思います。 「手間暇をかける」という言葉には「愛情」の匂いがします。 一方、より楽をしたいという発想により ロボットはどんどん高性能になり 「作業」に関しては人間の出る幕は無くなっていくでしょう。 一体その時、人間は何をしたらいいのでしょう。 人間は手足を使う事によって脳が活性化します。 手足を使わないで過ごす事ばかり考えていては 人類の未来は危ういものと言わざるを得ないでしょう。 人類にとって脳の働きが悪いという事は致命的です。 確かに単純作業は辛いものでしょう。 しかし、その辛さが有ればこそ幸せを感じるのだし、 世界中に昔から伝わる歌の多くは労働歌です。 民俗芸能は労働が生み出したものなのです。 楽ばかりの生活には喜怒哀楽のメリハリがありません。 気がつけば人間が「ロボット」になっているのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|