『パラドックス13』
『パラドックス13』 東野圭吾・著 <70>パラドックス13ドキドキ、ハラハラ・・・・・一体どうなるの?この結末は!?13時13分からの13秒間、地球は“P‐13現象”に襲われるという。何が起こるか、論理数学的に予測不可能。その瞬間 ─目前に想像を絶する過酷な世界が出現した。なぜ我々だけがここにいるのか。生き延びるにはどうしたらいいのか。いまこの世界の数学的矛盾を読み解かなければならない。 あぁ、めっちゃ怖い!!ほんとに怖い!! 「贅沢ってのは、生きるのに余裕がある人間のすることだからな」デパートのブランドもの、100万の宝石・・・それをつけても、邪魔なだけ。まさに贅沢って余裕がないとできないものだなぁ。 「どういうことで喪失感を覚えるかは人それぞれだ。 そこへ土足で踏み込むことは、誰にもできない。 許されることじゃない」それぞれの人が歩いてきた歴史。年上は敬うべき、というのは、その歴史を認めること。だれもみな、多くの先人たしの作ったものの上で生きているのだから・・・。 「真の老人福祉とは、手すりをつけたりバリアフリーにすることではない。 足腰の弱った老人に必要なのは、手を貸してくれる人なんだよ」あぁ、そうかもしれない。人の手がなければ、どんな困難も乗り越えられないもの・・・。 「皆に悔いのない人生を送らせるには、 各自の価値観やプライドを無視するわけにはいかない。 たとえ不合理に思えることであっても、 それがその人の人生にとって大切なことであれば、 他人は口出しすべきではないのかもしれない」うん、たしかにそうだね。結末は、再び訪れる“P‐13現象”。10人の運命は!?