信州駒ヶ根 光前寺
■御本尊 不動明王(秘仏)
■宗派 天台宗(比叡山延暦寺末)
■開基 本聖上人
■開基年代 清和天皇貞観2年(860)
開祖本聖上人は、比叡山にて研学修行の後、太田切黒川の瀑の中より不動明王の尊像を授かりこの地に寺を開かれました。
以来一千百余年の長い歳月の間には幾多の火災などにより古記録を焼失しました。
古くは武田・羽柴家などの武将の保護を受け、特に徳川家からは地方寺院としては破格の60石の寺領と10万石の大名格を与えられるなど隆盛をきわめました。
明治以降は多くの末寺なども廃寺となりましたが、今なお樹齢数百年の杉の巨木に囲まれた境内には十余棟の堂塔を備え、長野県下屈指の大寺であり、南信州随一の祈願霊場として広い信仰をあつめております。また、境内全域が名勝庭園として国の文化財に指定されています。そのほか霊犬早太郎の伝説はあまりにも有名です。また、伊那七福神の弁財天をまつる寺でもあります。
◆光苔 (ひかりごけ)
参道の石垣には、光苔と呼ばれる苔が生えています。石垣の隙間を覗いてみてください。光に反射した苔が光ってますよ!
◆早太郎?? (はやたろう)
昔、遠州(静岡県)にいた怪物を倒したという伝説の犬の名前です。本堂の横には早太郎のお墓もあります。現在でも駒ケ根市と静岡県の磐田市とは友好都市を提携を結んでいます。
駒ケ根では早太郎はシンボルとして温泉の名前になったり、「SPEED太郎」というキャラクターになって親しまれています。
← 「SPEED太郎」駒ケ根のお祭りKOMA夏でも大活躍!
毎年多くの観光客が訪れるのが春の桜のシーズン! 参道付近にはたくさんの枝垂桜があります。テレビなどでご覧になった方も多いのではないでしょうか?見ごろは4月の中旬ころです。そのころは夜間ライトアップもされます。(~21:30)昼間見るのとはずいぶん違いますよ!
同じころ「高遠城址公園」の桜も見ごろです。こちらも有名ですね。是非一緒にご覧ください。
◆名勝庭園など多くの文化財
光前寺には国の名勝天然記念物にもなっている「庭園」があります。見事に手入れされた庭園を見ながらお茶でもいかがですか?
【 拝観料 大人 500円 小人 300円 】
その他にも国の重要文化財の「弁天堂」 県宝の「三重塔」など歴史的にも文化的にも貴重な建造物があります。
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