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蒸し暑さがこたえて食欲がわかないこの季節。とくに朝食を抜いてしまいがちだが、少しでも出勤前には口にした方がいい。1日のスタートに脳を活性化させるだけでなく、老化を防ぐことにもつながるという。 【朝フルーツのススメ】 脳のエネルギー消費は体全体の約5分の1を使う。朝起きたときには脳はガス欠状態。脳がエネルギー源として利用できるのはブドウ糖だけだ。 忙しい朝はおにぎりやパンなどの炭水化物(体内でブドウ糖に変換)を簡単にとるだけでも十分だが、それさえ食べられない人には南国フルーツをすすめる。 女子栄養大学・栄養クリニックの蒲池桂子准教授は「バナナ、パパイヤ、マンゴーなど。ジュースにしてもいい」とし、「即効性のエネルギー源となるブドウ糖や果糖が豊富なだけでなく、体内でビタミンAに変わるβカロテンの量が多いのがミソなのです」と説明する。 βカロテンには細胞の老化を抑える抗酸化作用があり、それを朝とることに意味があるという。 【朝食が若さの秘訣】 昔から健康のためには「食事は1日3食、規則正しく」と呪文のように唱えられてきた。医食同源ともいうが、そもそも毎回の食事が人の老化を止めているというのだ。 「人の体は秒単位で老化していて、それを食い止めているのが、さまざまな食べ物に含まれている抗酸化物質。夜食べて翌朝抜くと12時間分余計に老化する。だから朝食をとっている人の方が若々しい。ジュース1杯でも全然違います」(蒲池准教授) 【疲れ知らずの夕食】 疲労の回復も同様に食事の大事な役目。睡眠中に栄養素が効くように夕食のとり方も大切だ。 蒲池准教授は「ビタミンB1やB2が不足すると乳酸がたまり、肩がこったり疲れやすくなる。緑黄色野菜には細胞を再生させる葉酸なども含めてビタミン群が豊富。夕食に手軽にとれる緑黄色野菜としてベビーリーフやクレソンなどで補給すべき」とアドバイスする。 また、豚肉やキノコ類もビタミンB1が多く含まれる。一緒に炒めておかずに加えると、よく眠れ、体の代謝促進で疲れが取れるという。 「一生泳ぎ続け、疲れ知らずのカツオやマグロなどの“回遊魚”は体内に疲れを処理するアミノ酸をもっている。これも乳酸を代謝してくれるので、夕食の一品に最適です」と蒲池准教授。 葉酸(レバー、うなぎ、緑黄色野菜に多い)とビタミンB12(貝類に多い)の組み合わせには、悪いアミノ酸を別のアミノ酸に変えて心臓病のリスクを減らす働きがある。 食べ物のチョイス次第では老化も病気もある程度まで予防できる。朝食の力を見直そう。 http://www.iza.ne.jp/より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.07.14 01:44:41
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