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神谷ちづ子・ついつい・一言

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2009年01月の記事

全25件 (25件中 1-25件目)

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渦中（うずちゅう）の人。

中川財務・金融担当大臣が国会で行った財政演説のなかで、多数の読み間違いをしたことがニュースになってましたっけ。財務省が発言を訂正したそうですが、訂正個所は、26か所。「歳入」を「歳出」と読んだり、数字を読み違えたり、「渦中」を「うずちゅう」と読んだりしたとか・・。またまた、マスコミと野党に、恰好のツッコミ材料を、提供しちゃったものでありますなぁ。数字の読み違いというのは、まあ、日常でもよくあることで、また、「歳入」を「歳出」と読んでしまうことも、年と共に、まあ、ありそうなことです。いちいち、間違った回数まで数えて、いやったらしく、揚げ足取りしなくても・・と思うところはあるのですが、それにしても。「渦中」を「うずちゅう」と・・間違えるか？そもそも、原稿を読むだけなのに、一国の大臣が、しかも財務・金融担当大臣が、この大恐慌下の国会で、26か所も間違えていいものか？・・というのは、ありますよねぇ。中川大臣って、かなり深酒をされているそうな。う～ん、私もお酒はほどほどにしておこう・・とちょっとばかし思いましたっけ。

2009.01.31

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不景気意識が不景気を呼ぶ？

日本リサーチセンターというところが、17カ国、14600人を対象に、今の金融危機に対する意識調査を行ったようですね。それによると、「金融危機の影響は相対的に小さいはずなのに、日本人が先行きに最も悲観的」・・という結果になったとか。同時に、日本人の政府の対応への不満が色濃く出ており、「国民性に加え、政治不信が背景にあるようだ」と分析しているのだそうで。なにしろ、「今後3カ月で経済が良くなる」と回答したのは、日本ではわずか2％で、金融危機で深刻な打撃を受けた英国と並び最低。インドが39％と最も楽観的で、危機の震源である米国も14％。逆に「悪くなる」と答えた日本人は英国（78％）に次ぐ70％だったとのこと。「今後1年で世帯収入が増える」と考えている日本人も11％で、下から3番目。通貨ウォンが急落した韓国（6％）、ほとんど破産状態のアイスランド（9％）を辛うじて上回ったとか。なるほどねぇ・・でありますよね。さもありなん。いかにも日本人だよなぁ・・とは思いますけれど、でも、そういう意識を作り出している根源は、日本のメディアでありましょう。メディアと、有識者とか言われる人たちと、あと、日銀総裁。日銀総裁は「今後ますます悪くなる」と宣言するし、（それは確かに、事実だとしても）メディアは、いかにもウキウキと、倒産やリストラのニュースを流すし。みんなで不景気だ、不景気だ、大変だ、大変だ・・と騒いで、よって、人はますます消費を抑え、よけい不景気を呼んでいるのだと思うんですけれどね。もちろん事実は伝えてもらわなくてはいけないけれど、どこかでもう少し前向きに考え方を変えないと、ずるずる悪い方へと流れていくだけのような・・。心配しちゃうんですけどね。

2009.01.29

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ここまで来たら～定額給付金

あの、一人12000円いただける、という定額給付金。まだ、もたもたしているようですね。民主党も社民党も共産党も、グズグズ妨害している。思うんですけど。これだけのお金を使うなら、もっといい方策があるのではないか・・とは私もずっと思ってはいるのですが、ここまで来てしまって、いまさらあとに引けない状況になって、だったら、もう、さっさと施行して、なるたけ景気回復につながるよう、みんなで盛り上げるべきなんじゃないか、と。とにかく、木じゃなくて森をみてもらいたいですよね。党利とか、プライドとか、議員としてのパフォーマンスはこの際、後回しにして、まずは、心を一つにして、この不況を乗り越えることが、先決なのに。死にそうな病人が目の前にいるときは、それがいい薬かどうか、疑問はあるとしても、手遅れになる前に、なにかやってみる・・とそういうことではないでしょうかねぇ。・・と、遠くアルジェで、ギリギリしているんですけれど・・。議員さんたちって、結局、生活に困らない人たちなんでしょうね、彼らに、不況脱出の切実感が感じられない。国会で、総理に漢字の問題、出している場合じゃないのにねぇ。

2009.01.28

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トイレットペ－パー倹約術

日本トイレ研究所なる、機関があるのだそうですね。『地球上すべての人が安心して、健康的な生活を送るために必要なトイレ環境のあり方について提案し、実現に向けて活動する組織として設立されている。』・・んですって。で、今、トイレットペーパーの節約を呼び掛けているのだそうです。地球環境保全のために。消費を促して、景気回復・・には逆行しますが、エコという面からはいいことでありましょう。で、面白いなぁ。と思ったのは、そこで調査された、トイレットペーパーの使用料。一人年間、平均で55ロール使っているんですってね。なるほど、週に１ロール・・と考えると、そんなところかな・・とも思います。で、県別のロール使用量という調査もあるんですね。インターネット上で2126人から調査した結果だとか。それによると、一番多く使っているのが、沖縄県人で、　6，19ロール/月2位が青森県で、5，34ロール/月3位が佐賀県　　4，52ロール/月そのあと、茨城、埼玉、と続くのだそうで。で、なかなか使わないのが、43位　　広島、福島　　2，42　ロール/月45位　　山口　　　　　2，27　ロール/月46位　　滋賀　　　　　1，98　ロール/月47位　　大分　　　　　1，50　ロール/月いったい、どういう風に調査したのか？外出先での分も、数えているのでしょうか？でないと、家にいることが多い人と、営業職の人では、だいぶ違うでありましょうし。それにしても、暑い地方が多い・・というわけでもない。都会の方が多い・・というわけでもない。県民性なんでしょうか？　なんとなく、しっかりした根拠がある調査には思えないんですが、それにしても、沖縄県人の6，19と、大分県人の1，50との差・・って、これ、なんなんでありましょうかね？あまりにもの、この違い！みんなが倹約すれば、大分県人並みに、2個足らず・・となるのでしょうか？？分からん・・。因みに私も私なりに、トイレットペーパーの倹約、やってます。題して、365歩のマーチ倹約術。ガラガラとペーパーを引っ張って、ああ、この辺かな・・と思う、その１０センチ手前を戻ってピリリと切る・・というのです。すなわち、3歩進んで2歩下がる・・方式ですかね。2歩じゃなくて、10センチ下がる・・なんですが。それでも、世界中の人がこれをやると、きっと、大きな倹約になるはず・・と思いますけどね。誰か、賛同してくれないかしらん。

2009.01.26

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貧乏人ほど宝くじを買う？

アメリカのコネチカット州での話。心臓発作で亡くなった79歳の男性が、生前買っていた宝くじ。それが、9億３０００万円もの当たりくじだったために、残された妻（７３歳？）が、受け取ることになったんだそうです。妻と子供たちは「父もきっと、喜んでいるだろうと思います」と語っていたとか・・。まあ、残された家族はそう言うでしょうね。そう言うしかないし。でも、亡くなった当人は、本当に喜んでいるのでありましょうか。私だったら・・「ウッ、なんなんだ、これは」って我が身の間の悪さを嘆くと思うけれど・・。ところで、そのアメリカで、「自分が貧しいと感じている人ほど宝くじを買う傾向が強い」との調査結果が出されたそうです。人は、自分自身の所得が一定水準を下回っていると感じると、リスクを取りがちになり、貧困のわなにも陥り易い・・のだと。すなわち、「主観的に貧しいと感じていると、人は道理に反するぐらい多くの宝くじを買うことになる」。貧しさを感じる人ほど「お金を捨てる」傾向が強いのだ・・と。なるほど、不況になると宝くじが売れる・・というのは、道理に合っているということでありましょう。私も最近、ついつい、宝くじ買っちゃってるんですが、これ、我が貧しさの実感であり、ますますの貧困への罠・・なんでありましょうかねぇ。でも、そうやって、亡くなった夫の残した宝くじで、一挙に大金持ちになる話を聞くにつれ・・やっぱり、買っちゃいますよねぇ～、宝くじ。

2009.01.25

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西洋女性から見た中国男性のイメージ

上海科学院の研究チームがまとめた「西洋女性から見た中国男性のイメージ」に関する報告書が出されたそうですね。これは、調査チームが2年の月日を費やしてまとめたもので、調査に協力したのは、中国での滞在経験がある先進国出身の白人女性130人。それによると、中国男性の印象は、「大学に合格したばかりの田舎出の青年」なのだそうで。なるほど、なかなかに面白い。具体的には「向上心があり勤勉」だが「自信に欠け人の目を見て話せない」。「肉体的な魅力」に乏しく「ベッドテクニックが下手」で、「痰（たん）を吐く」「不潔」などという意見もあったようです。要するに、あまり魅力的な男性とは思われていないらしい・・という結論のようです。先進国の白人女性に限って、敢えて調査するところ、アジアの男たちの「白人女性コンプレックス」って、共通なんだなぁ・・と改めて思いますけど。同じ調査を日本人男性にすると、どうなるのでしょうね。「実力もないのにエリート気取りの、気の利かない内弁慶」・・なあんていうと、反発いただきそう。「痰は吐かない」し「不潔」ではないけれど、さて。「肉体的な魅力」と「ベッドテクニック」はどうみられるのでありましょう？ノーコメントとしておこう。

2009.01.24

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悲しき男の話・小室哲哉

小室哲哉被告の公判が始まったようです。ネットなどで、検察側の冒頭陳述を読むにつけなんというか、・・その、あまりにもの地に足付かなさに、めまいがしそう。ＫＥＩＫＯさんと再婚した当時、すでに借金まみれだったにもかかわらず、「破たんする直前までＫＥＩＫＯを思い切り楽しませてやりたい、思い切りぜいたくさせてやりたいと思った」と、スタッフの苦言も無視して、ブランド物の服やバッグ、時計、ベンツ…などなど、新婚の１年だけで数億使ったのだとか。妻の機嫌を取るために１００万～２００万といったお小遣いを渡し、数百万円の家賃も含め、月々２～３０００万円、使っていたとか。一刻も早くＫＥＩＫＯと一緒になりたいばかりに、娘を産んだばかりの元妻と、とてつもない慰謝料での離婚を決めたり・・。お金がバンバンいくらでも入ってきていた時期に、ボーナスとして１０００万円ずつ、ふるまったとか、飛行機のファーストクラスを２０００万円も出して借り切ったとか、その辺は、まだ理解もできますが、借金でどうにもならなくなってからも、ひたすら妻・ＫＥＩＫＯさんのご機嫌をお金でとる。これって、どういうことなんだろう、と思いました。あまりに男の悲しさに満ち満ちて、単に見栄っ張りだっただけ、とも思えない。彼は、そういう破たんへの道の見返りに、妻のなにを求めていたのでしょう？優しさ？　ほっと寛げる家庭？自分の才能の確認？分かりあえるパートナー？至上のセックス？そして、自分のために、そこまで尽くして、一挙に詐欺にまで行ってしまった夫に対して、ＫＥＩＫＯさんはこれから、どうするつもりなのかやがて悲しき・・それしか浮かんでこないのは、何故なんでしょ。

2009.01.22

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ファーストレディのファッションセンス

世界中が見守った、オバマ大統領就任式。１５０億円ぐらい、掛かっているのだそうですね。ま、それはいい。よその国のことだし。これでアメリカがよくなり、世界の景気回復となるなら、安いものでありましょう（株価下がったらしいですけど）。同時にファーストレディとなった、ミシェル夫人。貧しい家に生まれながら、高学歴でキャリアを積んで、とうとう、大統領夫人にまで上り詰めた夫人のことも、これから世界中が注目していくのでしょう。出だしは・・好意的そう。就任式で着た彼女のドレスは、「希望の色」だとかいって絶賛されているらしい。しかし・・そうだろうか絶賛するほどのものだったかあの、鶯色のドレスは、彼女に似合っていたとは思わないのだけれど。そのあとのダンスパーティで着た、真っ白のドレスも、大柄のミシェル夫人には、あのボンボンが甘すぎて、なんとも不似合いなような気がしたんですけどね。もっと、シックなドレスにすればよかったのに。身長180センチのモデル並みの体格・・と報道されていますが、その割には姿勢がよくなくて、いつも、デンと足開いて立っているようで、なんとも、だらしない印象を持ってしまうんですけれど。つまり私は「ああ、素敵だなぁ・・」とは思えないわけで。でも、いろいろ検索してみると、みんな、口を揃えて、褒め称えている。人は、強いものには、媚びるからなぁ。勝てば官軍、というやつではないかしらん。・・なあんて、思ったりもするのです。今後の展開を見てみましょう。

2009.01.21

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玉の輿の日

今日、1月20日は、初の、黒人アメリカ大統領が就任する日でありますが、別途、『玉の輿の日』なんだそうでありますよ。明治38年の今日、アメリカのモルガングループの一人、George Morganが、祇園の芸妓・加藤ゆきを見初めて結婚したことにちなむものなのだそうで・・。モルガンおゆき・・って、そういえば聞いたことありましたっけ。ジョージがおゆきの落籍料として払った額は、四万円、今の相場だと4000万円ぐらいだそうで、その前に、彼女には恋人がいたそうなんですが、それだけのお金を自分のためにポイと出してくれる男・・というのは、さすがに魅力的だったのではないでしょうかね。で、結婚してすぐに渡米、さらにパリに移住して、社交界の花形ともなったそうです。夫・ジョージと死別後は、さらに別の男爵とも恋をして、で、1938年、約30年ぶりに日本に帰国したそうです。その後は京都で静かに余生を送り、1963年82歳で逝去。なんとも女冥利、愉快な人生でありましたろう。それにしても、その結婚した日に因んで、「玉の輿の日」とは、これ、いかに。誰がこの日を制定して、誰がなんのために、使うんでしょうかね。「玉の輿の日」・・不思議です。

2009.01.20

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不況の中でも売れるモノ。

不況だ、大不況だ、と言われている最中、売上良好の商品があるのだそうです。中高年向け化粧品。特に、昨年春から、各社が扱いだした、60代向け化粧品・・というのが、とてもいいらしい。さらに、40代以上をターゲットにした高級化粧品も上々で、12万円もするクリームが、売れているんですって一方で、マイブログでも、10月12日にご紹介しましたが、昨年10月、出版された、岸恵子さん訳の「パリのおばあさん」（千倉書房）が、絵本で、かつおばあさんものなのに、売上好況で、すでに3万部も売れているのだとか。この出版不況下に！世の中、オバサン向け、中高年向け、シニア向けは売れませんと誰かが決めて、みんなが信じて、ですから、本も雑誌もテレビの番組も、音楽も映画も、なにもかもが若者向け、ようやくいって30代向け、やっと最近になってアラフォーだとか言いだして、40代向けに目が行きだしたことが、話題になるくらいで。私は、ずっと前から「そんなはずはない」と思っていたんですよね。今の50代60代70代は、昔の年寄り像とはゼンゼン違って、これと思えばものも買うし、お金も払うし、世の中に一言も二言も三言もあるんですよね。つまり、世の流行に、一気にワッ～と流れなくて、一人ひとりが、それぞれに個性があり、好みがあり、癖があり、信念がある。なにしろ、長いこと生きてますもんね。で、無駄は嫌いだから、余計なものにお金を使わないけれど、必要とあれば、ボンと払う。そういう層なんですよね。だから、うまく、心をつかんだ商品は、きっと凄く売れるんだと思うんです。これから、どんどん、人口が増える層なんだし。その辺のことを業界の人が、なぜ、感知しないのか。彼らがまだ、若いからなんでしょうねぇ。そしてどこかで、「老い」ということを見下している。しかし、少しずつ見えだしているように、これからのトレンドはシニアものです。ただし、連中（私も入っちゃいますが）は気難しいので、甘くみては、いけません。くれぐれも、じっくり本当にいいものを。マーケティングは、慎重に・・でありますよね。

2009.01.19

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まずはテロの撲滅だ。

先日、空港での液体持ち込み、手荷物検査のことで、あまりに厳重すぎ、しゃくし定規、けしからん！・・ということを書きましたら、空港関係者から、「確かに厳重すぎて、あれはなんとかするべきとは思うけれど、空港側だって、そのための設備費、人件費、時間コストは凄まじい額で、心を痛めているんだよ」というメールをいただきました。ああ、そりゃあ、そうだろうなぁ・・とは思いましたね。そういう検査にお金をかける　→空港側の経営は厳しくなる　→利用客は喜ばない　→　ますます客離れはする。誰一人、得はしない。あ、検査機器の業者はホクホクかもしれないけれど。そもそも、テロなんか起こす輩がいるからいけない。ここアルジェでは、かつてテロが頻発し、観光客は減るわ、外国企業は撤退するわ・・で国は一挙に停滞したわけです。おととし、アルジェの町で起きたテロ、というのは、800キロの爆弾を積んだ車が、運転者が途中で気が変わらないように、中から開かないようにして、政府機関の建物に、突入しようとしたのだそうです。でも、警護が厳しくて入れなかった。結局、突入するかわりに、前を通ったスクールバスにぶつけて、大勢の子どもたちが亡くなったのだそうです。ガザの攻撃も、ここでは毎日、一面トップで報道されていますが、そういう破壊行為は、無為以外のなにものでもない。誰一人、得はしないのに、どうしてなくならないのか。愚かとしか、言いようがない。私がここで、言うまでもないですが・・。空港の検査の腹立たしさについても、検査官に腹を立てる前に（腹たちますけれど）空港のシステムに怒る前に（気に入らないですけれど）まずは、その根源のテロへの抗議を、私たちは忘れちゃあいけないのでした。

2009.01.18

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空港で化粧水を召し上げられたら。

警察庁のバリバリキャリア官僚（36）が、成田空港の手荷物検査場で男性用化粧水の100ml以上の持ち込みを制止されて怒り、担当の女性検査員に暴言を吐いたうえ、プラスチック製の検査用トレーを投げつけていた・・ということで、千葉県警に暴行容疑で捜査され、警視庁にも知られ、無届の海外旅行だったことから、懲戒処分されることになった由。その彼、「私は警察庁の警察官だ。本部長に連絡してもいいんだぞ」などとエラソーに言ったそうで、まあ、立場を忘れて、愚かなことをしちゃったなぁ・・ということですね。その方、独身だったかしりませんが、知人の女性と一緒だった・・などと意味ありげに書かれたりもして、今後も週刊誌などで、アレコレ叩かれるのでありましょう。警察官が権力をかさに着て・・という論調でやられるのでありましょうが、確かに、ちょっと大人げなかったと思うものの、あの、空港での、液体制限、手荷物制限・・なんとかならんのかね・・とは常々思いますよね。腹を立てる人の気持ちは、ようく、分かる。もちろん、身の安全を守るためですからある程度は理解できますが、空港内の売店で、さっき買ったばかりだぜ・・という化粧品だって、召し上げられるという。ある人は、お土産に、とワインを買ったら、その数分後、飛行機に乗る際に、取り上げられてしまったそうな。これ・・空港全体の詐欺じゃないでしょうねぇ。取り上げた商品・・また売り場に並んでいたりして。だいたい、どう見たってなんの問題もない洗顔料だったり、クリームだったりするのに、かつ、どう考えたって、ハイジャックや自爆テロなど、やるわけがないだろう・・という我々だったりするのに、実にしゃくし定規に、暴力的に取り上げられてしまうんですものね。我が息子は、あわてて詰め込んだ洗顔クリームを取り上げられ、困っていましたっけ。一緒にあった歯磨きは、大丈夫だったらしくて。その差は、100mlを超えそうだったかどうか、だけだったらしい。人にはどうでもいいクリームかもしれないけれれど、あるいは洗顔料かもしれないけれど、当人にとっては、すぐ翌朝にも使う、日常の大事なマイ・グッズの一つであったりするわけです。空港側はそういうところを、もう少し考慮して、なにか、もっとましな方法を、考え出すべきだと思いますね。あまりに、利用客をないがしろにしている・・。そういうことを、でも、メディアは触れずに、警察官が暴言を吐いて、トレーを投げつけた・・とそこだけを大きく、取り扱うのでありましょう。問題の重点はそこではないのにね。だから、世の中よくならない。そう思いますけどね。

2009.01.16

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接待ゴルフも激減とか・・。

買ったばかりのおニューの５番ウッドで、初ゴルフ、頑張るぞ～・・と楽しみにしていたらしいオジサン友達から、「キャンセルになった・・」と悲しみの報告がありました。その今年初のゴルフというのは、言わずと知れた接待ゴルフで、その話が、流れてしまった・・ということらしい。彼曰く、「社用ゴルフは激減し始めている・・。」例えば、先週の日曜、接待用で有名な某ゴルフクラブに行った人の話では、西と東の二つのコース、36ホールで、西コースは本人たちだけ、なんと1組しか入っていなくって、東コースも数組だったのだそうです。3連休の中日、真冬、値段が高くて評判が悪いコース・・等々考えても、これは異常だろう、と。ここ、完璧な接待コースで、なんと、ビジターだけだと4人で飲み食いして17-18万円かかるんですって！けしからんですよね。接待だ、仕事だと称して、高級ゴルフを何度も楽しんで、かつ、ゴルフの腕を上げようなんて、私なんぞから見れば、「と～んでもない」話です。それにしても、今の不況の影響は、確実にゴルフ場にも及んでいるらしい。千葉県なんか、県内で100ぐらいゴルフ場があるにもかかわらず、さらに続々と、新しいクラブができている様子でありましたが、今、ゴルフ場の経営は、どのようになっているのでありましょう。この大不況が収まって、景気回復となることを祈ってますが、他方、接待ゴルフができなくなると、ゴルフ場も、窮余の策として、割安料金を設定し、我ら自腹・節約ゴルフファー向けに有利な状況が生まれるのではないか・・という期待はあります。そうなると、我々主婦族も、これまでダンナたちだけ楽しんでいたゴルフを、どんどん我がものとして、楽しめる世の中になる不況にもメリットがあるかも・・と思ったりもするのでありますが。

2009.01.15

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報道の自由と人としてなすべきこと。

　　　　　　　長男が、厳しい父親に反発して自宅に放火し母親と妹たち３人が亡くなる・・という事件がありました。その事件の供述調書を手に入れたフリーのジャーナリストが、「僕はパパを殺すことに決めた」（講談社）を出版し、それを読んだ父親が告訴、調書を漏えいさせた鑑定医が逮捕されたわけです。そして今回、証人として呼ばれた本の著者、草薙厚子氏は、「調書は、長男を精神鑑定した精神科医、崎浜盛三被告から手に入れた」と証言したとのこと。「それが崎浜医師の利益になるから」との理由だそうです。鑑定した医師が、供述調書を漏らすことは違法ですから、彼がやった、と漏らしてもらって利益を得た当人が証言することは、罪を確定することにはなっても、被告のためになるんでしょうか？いや、それよりも以前に、その本を世に出すことが、必要だったのか？少年の父や家族は、本が出版されることで、さらに傷つけられたわけです。触れられる必要もないプライバシーまで暴露されて。それも、全くの赤の他人のジャーナリストと称する人に、です。どういう経過で調書をみせるいきさつになったのか分かりませんが、被告の精神科医も、逮捕され、罪を負い、おそらく医者としての人生はもう、続けられないのでありましょう。で、その著者は、この本により名前を売り、印税を得た。出版社も、利益を得た。出版関係者も、著者も、罪にはならないのですよね。なんだか・・こういうことがあっていいのか、と思いますけどね。でも、きっとメディアはそうは言わない。まず真っ先に、言論の自由、報道の自由、知る権利を持ち出すのでありましょう。私、著書に書いたことで、友人を傷つけたことがあります。私としては、友人が傷つくとは、ユメユメ思っていなくって、アハハと笑って済ませることと思っていたのですが、そうではなかった。友人を傷付けてしまったということで、私も傷つきました。以来、すごく、気を付けています。気を付けていても、人を傷つけてしまうことってあるんですけれど。巨悪を告発する・・ということでもない限り、一介の個人を傷つけてまでして、世に発表しなくちゃならないこと、なんてないのだと思ってます。まして、そういうことで、お金を儲けちゃ、いけない。草薙厚子氏は「社会性があると思った」と言っているそうです。社会性・・危うい言葉です。

2009.01.14

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星が買えればいいのにね。

フジテレビの「とくダネ！」で、司会の小倉智昭キャスターが、朝青龍について、「星が買えればいいのにね」という発言をしたとかで、相撲協会からクレームを頂戴し、番組を降板か・・などと騒ぎになっているようですね。ワイドショー・ウォッチャーの私としては、現物の番組をナマで見られなかった・・というのが残念至極なんですが。で、ネットを検索しましたら、この件についてのコメントが凄い。謝罪になってないとか、さっさと番組、降りろとか、カツラを脱いで謝れ・・とか。それほど謝罪することだったんでありましょうか。２勝した朝青龍に対して「それ、星買ったんじゃないの？」などとテレビで発言したら、それは、問題でありましょうが、これまで、多々問題のある相撲協会ですから、「星が買えればいのにね」という発言は、多分にブラックユーモアではあるものの、聞いた人がクスリと皮肉っぽく笑って、それで終わり・・という、そういう類の一言でありましょう。わざわざ、抗議するほどのことでもないし、誰かの名誉を傷つけたものでもないし、ましてや、番組降板だの、なんだの、日本中から謝罪を迫られる種類の発言ではない。以前、みのもんたが、子供を殺された父親に対し、番組の中で、まるで犯人であるかのように、言い放ったり、田母神・空幕僚長を、国賊であるかのように弾劾していましたが、そっちの方が、よほど、「人権侵害」でありましょう。あの時はさほどの大騒ぎには、なっていませんでしたけど。小倉さんって、確かにエラソーで、鼻についたりもするし、今回の騒動の後、番組で語ったという弁明も、潔くなかった・・という印象はありますが、世間に媚びて、世の中の流れに沿うだけのコメントしかしない、他のコメンテイターなどと比べれば、いつも、「少数意見ではあるだろうけれど、自分の頭で考えた自分の意見」をいうところなんか、私は評価していますけどね。それにしても、相撲協会って、体の大きな男の世界でありまがら、自らの不祥事には蓋をし、でも、外部への抗議は、いじましくみみっちくして、容量のちっぽけな集団だなぁ・・と思いますし、今の日本人って、なにかちょっとでもあると、謝罪しろだの、辞職しろだの、実に嬉しそうにみんなで叩いて、なんとも、さもしいなぁ・・と思いますし。所詮、人間なんて、その程度の生き物なんでしょうかねぇ。思いたくはないですけどね。

2009.01.13

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成人の日の向こうっ方で

１月１２日は、日本では成人の日。ここアルジェでも、実は、お祝いの日であるのです。ベルベル人のお正月なんだそうで。９９％がイスラムといわれるこの国で、今年の新年は１２月２９日でありました。毎年、月の満ち欠けで決まるらしい。で、その日は、祝日。他方、北アフリカは最も早く人間が出現した地域でありまして、その最初からモロッコ・アルジェリア・チュニジア周辺で生活してきた民族・・というのが、このベルベル人なんです。ただし、いつの時代にも、他所からやってきたいろんな民族に占領され統治され・・という歴史をたどってきた。で、今はイスラムの国として、イスラム教を守っている。でもベルベル人は、表向きはイスラム教徒であっても、内実はそうでもなさそうなんですね。家ではお酒も飲むし、クリスマスをこっそり楽しんだりもしているらしい。例のイスラム教徒のスカーフをかぶる女性というのは、この国では半々ぐらいで、美しい長い髪をサラッとなびかせ、ミニスカートで颯爽と歩く女性も、結構見かけるんです。そういう女性たちの多くが、きっとベルベル系なんでありましょう。この国の人に言わせると、「アルジェリアはデモクラシーの国で、宗教の自由は保障されていて、誰でも選ぶ権利がある」とか、胸を張って答えるのですが、当然、現実はそうでもなく、イスラム教徒でないと、生きにくい環境ではあるのでしょう。だから表向きはイスラム教徒、でも、内心は・・という人、なんだか多そうです。ま、そういうことで、今日はベルベルの家庭では、静かにそっと、新年を祝うのだそうです。国としての祝日ではないのですけどね。そういう複雑な背景のない日本人って、幸せなんでありましょうね。幸せすぎて、およそ緊張感のない国民に、なってしまっている・・という印象もありますけどね。

2009.01.12

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アルジェのゴルフ事情・その２

先回、12月22日のブログで、アルジェリアのゴルフ事情について書きましたが、今日は、その続き。何度も言ってしまうんですが、アルジェ唯一、すなわち、アルジェリアで唯一のこのゴルフ場は、ほぼ単なる荒地・・といってもいいくらいの荒れようなのです。フェアウェイは原っぱで、真中におちたボールもなかなか見つからない。ラフに入ったら、ほぼ間違えなく二度と見つからない。バンカーに砂はなく、雨が降るとただの水たまりで、グリーンに芝はなく、石がボコボコ突き出たりしている。雨が降ると地面は泥でグシャグシャで、粘土質なものだから、いつまでたってもグシャグシャのまま。でも、乾期になると今度は地割れがするそうで、ボールも、カーンと1メートルぐらい跳ね上がるんですって。でも、これでも「以前と比べれば、だいぶ良くなった」のだそうで。そして、ここにはアルジェリアゴルフ協会というのがちゃんとあり、このコースで、正式のコンペティションも開催されるのだそうです。ルールは、フェアウェイにあるボールは、その後方ならどこに置き直してもいい。ただし、ラフに入ったら動かしてはいけない。となっているんですって。だからゴルファーは、毎度、打ちやすいところに置き直すんです。ラフに入ったら、すべて諦めて１ペナルティー、ということなんでありましょう。で、新年早々、そのコンペがありまして、前にも書きました、在留邦人のオジサマが私のために特別に手配してくれた、キャディーのイブライム君。彼も出場して、その結果は、「まあまあ」で、「2日間でバーティー7つ、でもダブルボギーを2回」だったそうです。彼は、日頃は家業の植木屋さんをやっていて、要請があると、キャディーとして働いて、チャンスがあると、試合に出るのだそうで。アルジェリアの大統領でもゴルフを始めるといいのにね。そうすれば、その周辺もあわててゴルフを始めるでしょうし、その面白さに目覚めて、ゴルフ人口がどんと増えれば、アルジェのゴルフ場も整備され、イブライム君も我々もハッピーとなりますのに。かすかな期待でありますよ。★写真は、マイ・キャディのイブライム君。なかなかの、イロ男でありましょう？　

2009.01.10

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五十肩の治し方

わざわざ発表することではないんですが、５０肩で、すでに数か月苦しんでます。週刊誌を見てましたら渡辺淳一氏が、７０過ぎて５０肩になって、でも７０過ぎたら、なんというのだろう・・ということを書いてらしたですけれど・・ま、私の場合は正しく、５０肩なんです。それも、すぐに治るどころかジワジワ悪くなっているような・・。どうしようかと思っていたところに、友人の同い年の医者が以下のアドヴァイスをくれました。私、肩が痛くなってから、ずっと続けていた腹筋背筋運動もさぼってしまいがちだったのですが・・どうも、それはいけないらしいです。むしろ積極的に、腹筋運度、腕立て伏せ、などなどやるべきらしい。ということで、昨日から早速始めています。せっかくのアドヴァイスですので、ここにアップしておきますね～。お困りの方に、ご参考まで。５０肩、皆さんあきらめてしまうのですが、肩や腹筋を強くしておかないと治りにくいです。おそらく整形外科でもアドヴァイスしてくれるかどうか疑問ですが、　私がいつも指導しているやり方をいくつかお伝えします。　１）肩が痛いときは無理してはいけませんが、　　２ｋｇ程度のものを手にもって、ただだらんと腕をたれ下げるだけの運動。　　軽くぶらぶらさせてもいいです。「アイロン体操」などとも言われますが、　肩の周辺の筋肉のストレッチです。２－３分ぶらぶらするだけ。　以下の方法は、肩の筋肉を鍛える方法　２）仁王立ちして立ちます。両手で何かを左右から押しつぶすように、胸の前で　左右の手で全力で３秒間ぎゅっと力を入れます。　できればその時に両下肢にも力を入れてぴんと伸ばします。　　３秒経ったら一休み。呼吸を整えて、今度は胸の前で両手で引っ張りっこ　これも３秒間全力で、同時に両下肢も力を入れる。３秒経ったら休憩。　これだけです。これを２－３回で充分。息が切れると思います。　これで、筋力は充分つきます。プロのスポーツ選手が動けなくなってときにする方法。　もし、押しつぶすときに肩が痛ければひくだけ。ひくときに痛ければ押すだけでいいです。　　両方痛ければできる範囲で力を出しましょう。３）壁に斜めに寄りかかり、腕立て伏せ。寄りかかる角度は自分の力に合わせて、決めてください。直立に近ければ楽。斜めになればなるほどきつくなります。　　壁につく手の位置は胸の前くらい。あまり上では肩に負担がかかります。　ゆっくり５０回から１００回くらいできるくらい。少し汗が出るくらいがメド。　もっと色々ありますが筋力が落ちないようにいたくない形で筋力トレーニングしましょう。・・なんだそうです。ちなみに、彼も数年前に５０肩で悩み、以来腕立て伏せを日々１００回というのを、ずっと続けているらしい。里見浩太朗さんのゴルフ修行でも思いましたが、世のオジサマたちって、頑張っているんですねぇ。

2009.01.09

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オヤジギャグといえども・・。

正月早々、リオデジャネイロ在住のオジサン仲間からメールをいただきました。例によってオジサマ達は、ゴルフ三昧の正月だったようです。日本にいるゴルフ好きの人から見ると、海外駐在員は、ゴルフばっかりやって、けしからんということなんでしょうが、それはもちろん、事実だとしても、実体は「ゴルフしかやることがないから」なんですよね。お正月といっても、テレビは面白くないし、家族で温泉旅行もできないし、訪ね合う親戚もいない。炬燵で寝そべってミカンたべて・・ということもできないし、着物着て初詣なんて、粋なこともできないし、お節料理も、作りようもない。デパートの福袋だって、新春セールだって無縁の世界。要するにその時期、「ゴルフ以外にやることがない」という寂しい状況下にあることは、多くの駐在員にあり得ることなんです。ま、それでもゴルフができるだけ、嬉しいことなんですが。でまあ、そういうことで、真夏のリオデジャネイロでゴルフ三昧のお正月を過ごしたオジサマたち。早朝に集結して、フェアウェイのあちこちで、最近飼い出したアヒルの群れが戯れる中、今日こそ決戦だとワメキながらの楽しいゴルフだったそうです。ラウンドの後は、フランボイアンの樹の下でシャンジを交わし、ピカーニャ（ブラジルのステーキ。モチロン牛肉です）を食べ、至福の中で、誰かが言ったそうです。「こんなに美味しい肉はアルジェにはナイジェ」と。う～ん、ちょっと悔しい。こっちは、寒さに震えながら、グシャグシャの泥だらけの中、ボールを探す方が時間のかかる（フェアウェイにきれいに落ちても、見つけるのが大変なんです）ゴルフでしたもんね。それでもその晩は、残留組で集まって、我が家で、安くておいしいアルジェリアワインと、おいしいパスタと鳥料理で、新年を祝ったのでした。アルジェにも、探せば美味しいものはアルジェ～牛肉は硬いし、豚は食べられないけれど、子羊と鶏は美味しいのがアルジェ～なんか、多分に負け惜しみっぽい・・かも。

2009.01.07

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男と女のビミョーな関係

久し振り、田辺聖子さんの小説を2冊、続けて読みました。やっぱり、うまいねぇ、聖子さんは。自分も日頃感じているのだけれど、どうにも、うまく表現できない、ほんの些細なところから見える、男と女の本性・・というあたり。「時々男がいるというのはいいけど、ズーといるとなると、男と居る楽しみはずり落ちて、あとに生活だけが残る」　　　　　　　　　～『夢のように日は過ぎて』からなんてのも、そうそうと思ってしまう。そうなんですよね、後に残った生活だけの居心地良さ、というのは確かにあるのだけれど、なんとも、貴重なものを失ってきた・・そういう悔いは、常に底にありますもんね。50過ぎた女が若い男とデートしているシーンで。さ、これからどうしようか、というところで、男の方がすかさず、「ほんなら「マヨネーズ」のパエリャやな」ときっぱり言うわけです。「マヨネーズ」というのは、レストランの名前なんですけど。「ずっと何十年、独り立ちし、独り住みして、自分で自分を支えてきた女には、きっぱり男に決められ、方向を指示されると、目がくらみそうな陶酔感がある」　　　　　　　　～『薔薇の雨』から私は、ずっと妻とか母とか主婦をやってきた女でありますが、これ、わかりますよねぇ。痛感ですよね。むしろ、独り暮らしの女の方が、男に甘えられる機会は多くって、これ、主婦として、家庭のこと全部、担わされてきた女の方が、しみじみ実感なんじゃあないですかねぇ。周囲を見回しても、ほとんど仕切るのは女ですもんね。でも、女は、そういう陶酔感・・常に期待しているんですよねぇ。その50を過ぎた彼女は、自分の年齢を思い、若い彼と、そろそろ別れなくちゃ・・と思っているわけなんです。「まだ、老人斑も皺も出ていないと思う顔や手であるが、それでもどこが、ということなく「老いのベール」を静かにかぶったような雰囲気が、ただよい始めたのを知っている。それは、分別臭さ、というものである。」参ったなぁ・・でありますよね。こんな文章は、なかなか書けない。あの花柄の品々に囲まれて、おっとり少女のように、暮してらっしゃる田辺聖子さんのどこに、こういう鋭い観察眼、というのが、うごめいているのでありましょう。ということで、小説を書く凄さを、改めて思い知ったのでありました。

2009.01.06

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黄門さまのゴルフ道

文芸春秋・新年特別号に、俳優の里見浩太朗さんが、ゴルフについての小文を寄せています。彼、72歳になるのだそうですね。「水戸黄門」で助さん役を18年、それから黄門さん役になって8年。それだけで・・なんだか凄い。で、彼のゴルフがもっと凄いんです。20代後半から始めたそうですが、本格的にのめりこんだのが50代になってから。以来、61歳になるときにクラチャン（クラブチャンピオンシップ）で2位、ＨＣは、11から9へとアップ。65歳でＨＣ5、72歳の今もＨＣ8・・なんだそうで。で、今でも毎年、サンディエゴの別荘に行っては、1か月の滞在中、25日はゴルフ漬けであるのだとか。助さん、格さん役の若手と一緒にゴルフもやるけれど、「彼らは若くて、よく飛ばすけれど、スコアメイクにまだ、難がある」・・なあんて書いたりしている。72になっても、仕事に恵まれ、経済的にも恵まれ、別荘まで持ち。体力にも恵まれ、健康にも恵まれ、好きなゴルフを思いっきり楽しみ、で、かつ、スコアもいい・・なんて羨ましい限りでありますが、他人の人生を羨んでいても、なんの進歩もないわけです。よって、せめて、人間70過ぎても、元気でゴルフできるんだぁ・・というのと、50過ぎても、上達するんだぁ・・という2つの明るい情報を私は大いなる励ましとして得ようと思うわけなのです。

2009.01.05

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永田議員の挫折

「偽メール問題」で議員辞職した永田寿康・元民主党衆院議員（３９）が３日、北九州市のマンションの10階から飛び降り、死亡されたそうです。少し前に、自殺未遂騒ぎもありましたし、遺書が残されているようでもあり、自殺なのでありましょう。東大工学部　→　大蔵省　→　議員秘書　→　民主党の若手ホープ、と絵に描いたような出世街道を歩いてきた方なんですね。怪しげなメ－ルを手にした時、その胡散臭さを感じ取る冷静さの前に、軽薄な功名心の方が、先に立ってしまったのでありましょう。それが結局、偽メールであったことがはっきりし、彼は、日本中から叩かれ、議員辞職に追い込まれたのでした。その後、今日まで、彼はどうやって生きていたのか？これまでの人生とのあまりにものギャップに、彼はどうしても、耐えられなかったのでありましょう。それだけの経歴を持つ能力があるのなら、やり直しはいくらでも、できたのでしょうに。彼もあと15年ぐらい生きてみれば、あるいは、もう少しいろんな挫折を経験していれば、人生の面白さなんて、もっと別のところにある・・ということが、分かるようになったのかも。私なんざ、挫折ばっかの人生でありますが、これって、神様の恩恵なのかも・・とチラと思ったりしましたよ。残念です。合掌。

2009.01.04

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お酒を飲まない国民って・・。

ここアルジェリアの９９％は、イスラム教徒だ・・といわれています。先日、バチカン大使館の方と話したら（バチカンも各国に大使館を持っているのです）わずかに、５０００人ぐらいはカソリックもいるそうなんですが。ま、そういうことで、「お酒は飲まない」というのが、とりあえずの、掟です。レストランでお酒を出すところは、結構あるし、ワインショップも、何軒かあります。アルジェリアワインを輸出もしている。「家では飲んでる・・」というアルジェリア人も結構います。でも、とりあえずは禁酒のお国。と、どうなるか・・といいますと、みなさん、ジュースとかコカコーラ飲むんですね。食事のときに、グイグイ飲む。髭生やした大の男が数人集まって、食事のときにジュースを飲んでいる風景・・というのも、飲べぇの私メには、奇妙なところです。「素面でもテンション高い人種だから、アルコール抜きぐらいで、ちょうどいいんだ」といっている人もいます。ま、それはいいんです。人は人。ただ・・と思うのです。甘いジュースやコカのすさまじい消費量。スーパーなんかに行くと、毒々しい色のジュースがこれでもか・・と並んでいます。フルーツの豊富な土地柄ですが、あの色はどう考えたって、砂糖を濃くした、着色料いっぱいの飲み物であるのです。町には、やたら太った女性もたくさん歩いています。じっと家にいて、甘いものばかり食べていて、ラマダンのときには、夜だけ思いっきり食べるという、不健康な1か月を送る。ワイン飲んでいた方が、ずっと健康的だろうに・・と思う私は、単に呑み助なだけなのか・・。まあ・・さしでがましい・・といいますか、私があれこれ、いうことではないのでありますが。★写真は、スーパーの棚風景。　なかなかに、壮観でありましょ？

2009.01.03

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紅白の視聴率がアップしたそうで・・。

相変わらず、静かで寂しいお正月を過ごしています。ま、日本にいても、正月なんて、こんなものだったし。2008年の第59回紅白歌合戦の視聴率、久し振り40％を超えたのだそうですね。そんなもん、どうでもいいような気がしてますが、それに、子供の頃ほど「どうしても見る」番組でもなくなっているわけですが、視聴率が伸びて、この番組がこれからも続く・・というのは、やはり、嬉しいことでありますよね。ご同慶の至り・・でしょうか。なんだかだ、言っても、大晦日に紅白がない・・というのでは、我々の大半は寂しく感じることでしょうから。生まれた時から、大晦日＝紅白・・でしたもん。私も、ヨーロッパ方面向けに、時間をずらして放送された紅白、チラとみました。こうやって、地球のどこにいても、見られる時代になって、ありがたいことです。若干の感想を上げれば・・。・和田アキ子って、年々歌が下手になってはいないか？そもそも、トリの器だろうか？・氷川きよしが大トリで、ベテラン歌手たちが、にこやかに彼を応援していたけれど・・内心は、どうだったんでしょ。・ＳＭＡＰ・・毎年、出番が多すぎじゃない？・天童よしみって、あんなに歌がうまいのに、どうして、衣装のセンス・・ヒドイんだろ？・編集が利かないから、歌のうまい・下手がはっきり分かってしまうけど、本当にうまい歌手って、そんなにいないよなぁ。・松坂慶子・・太ったわよねぇ。とそんなとこかな。きわめて意味のない、個人的な感想で、恐縮・・。

2009.01.02

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2009年が始まりました。

あけまして、おめでとうございます。ここアルジェで私も静かな新年を迎えました。イスラムの国の新年は今年は12月29日で、よって、今日はフツーの日なんですが、それでも、気持はここで新たになるものなのか、朝いちばんの日の出のコーランは、いつにもまして、高らかに、厳かに・・だったような気がします。だって・・それで目が覚めてしまった。毎日、日の出＋5回のコーランは、その日によって、時間が少しずつ違ってくるのだそうで、新聞には「本日のコーランの時間」というのが、必ず出ているんです。でも、アルジェリアでその時、祈りを捧げるのは、ごくわずかで、先日、ちょうどその時間にある建設現場を見学していたんですが、10数人いた作業員のなかで、お祈りをしていたのは、一人だけでしたっけ。ま、そういうことで、2009年です。今年もよろしくお願いします。今から、初・ゴルフ、行ってきますので～。

2009.01.01

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