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神谷ちづ子・ついつい・一言

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2015年07月の記事

全22件 (22件中 1-22件目)

1

オリンピック。今度は新規エンブレムにケチがついて・・。

「一難去って(去ってもいないのに）また一難」と産経抄にあって、思わず笑ってしまったのでありますが、新国立競技場の騒動がまだ解決もしていないのに、今度は先日発表なった五輪の大会エンブレムのデザインが、ベルギーのリエージュ劇場ロゴマークに似ている、著作権侵害だと、ＩＯＣに使用差し止めの申立書を出されてしまうらしい。他方で、スペインのデザイン事務所が作ったものとも配色が似ているとこっちはインターネット上の「噂」レベルのようですが、別の“疑惑”までが浮上しているのだそうで・・。ホント、一難去ってもいないのに、また一難。丸と四角をシンプルに組み合わせるとなると、そう組み合わせ方が多いわけでもなく、似てくる可能性は、結構あるだろうな・・という気はしますよね。四角の枠の真ん中に、一本長方形の図形を置いたら、バランス的に。あとは丸を配置するしかなく、今回のエンブレムの組み合わせは、私だって思いつきそうな気がする・・。まあでも、ベルギーのデザイナーとしては、愉快ではないでしょうけど。他方、黒と赤と金と銀の組み合わせというのは、古今、日本の様々な分野で使われているもので、これも、そりゃあ、似たものはあるだろうなぁ・・と思うよね～。それでも、またまたオリンピックにケチが付いてしまったことは、否定しようがありません。なんとも残念、というか。あの森さんが疫病神？それにしても、誘致で使っていた、桜の花びらエンブレム。このデザインが発表された時、私はあまりの美しさに感動したものですけれど、多くの声があるように、どうしてこれをそのまま使わないんでしょ。誘致だけで終わらすなんて、もったいないことこの上ない。これほど素敵なものは、過去にもなかったように思いますけどね・・。なあんか、今回のオリンピック、やることが裏目裏目にでている・・。やっぱり、疫病神ありき・・ですかね。

2015.07.31

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Wundows10が、いよいよ世に出たけれど・・。

今日29日から「Windows 10」がスターだそうです。少し前からマイPCには、「Windows10を入手する」というアイコンが張り付いて、10に替えないと大変だよ・・みたいな雰囲気でクリックを促していたんですね。今なら無償だよ、早くしないと出遅れるよ・・って急かす感じで。無償と言う言葉に弱い私は、ついつい、クリックして予約したくなったんですが、待てよ・・と制する私もいて、日々、迷っていたのですよ。マイPCは、昨年帰国した際、大分ボロくなってキーの一部も壊れていたVaioをこの機会に買い直そう・・と購入した、つまりまだ1年も経っていないおニューなんですよね。ソニーがVaioを手放した、ってんで、今度は富士通のGRANNOTEにしたのですが、富士通のパソコンにも慣れていないし、Windows 8.1も使い勝手が違うし、これまで使っていたソフトが、適合しなかったり・・と、もう、慣れるまで何か月も、四苦八苦、大変な思いをしたわけですよ。ようやく最近、不自由しなくなったと思ったら、今度はWindows10だなんて・・。勘弁してよ、と思うじゃないですか。でも一方で、時代に乗り遅れてはいけない・・という焦りもあるし、新しい方が、そりゃあ、便利なのだろう、という一般的頭もある。そんな私に「ほうら、早く予約しないと」といわんがばかりに、予約申し込みのアイコンが、迫ってくるわけですよ。困りきって、はて、どうしたものか・・と友人に聞いたら、ある人は「タダより高いものはない、止めとき」と言い、ある人は「そりゃあ、入れるべきだよ」と言い、ある人は「僕だったら絶対入れない、リスク高すぎ」と言うんですね。他方、ネットバンクも警告のお知らせをしてくるし、アンチウィルスのソフト会社も「うっかり入れないように」と言ってくるし。重くなっても困りますしね。で結局「無償期間は1年あるのだから、しばし待って様子をみた方がいい」案に乗っかることにいたしましたよ。よくある日和見パターン。で、今日のネット内の様子を見ると、私と同じように、「しばらく様子を見ましょう」派が多いようですね。こういうところが日本人なのでしょうか。CNNの記事によると、ウィンドウズ10は7～8に比べ、格段に使いやすくなっているのだそうですよ。まず最大のポイントはなじみやすさ。そして画面が美しい。アイコンや色合い、背景、ロック画面、さらにはタスクバーの右端にあるシステムトレイの表示まで、モダンで新鮮なデザインだとか。そして操作が簡単。スマートフォンの通知センターに当たる機能として「アクションセンター」が追加され、新着メールの差出人やアプリの更新情報をチェックしたり、画面の明るさなどの設定を調整したりすることができる。ブラウザーには、高性能の「マイクロソフト・エッジ」が導入され、生体認証システムの「ウィンドウズ・ハロー」では、ユーザーの顔を見せるとパスワードなしでログインすることができる。音声アシスタント「コルタナ」が搭載されて、音声での指示に応じたり、予定の時刻を知らせたり、必要な情報を捜したりする機能がある。・・のだそうですよ。なんだか、ますます分からんなってきます。操作が簡単になるような気もしないし。Windows10はシリーズ最終版で、今後は新たなバージョンを出さず、更新という形で新機能などを追加していく方針だそうですが、日々、進歩する新しい機能とやらにさっぱり追いついていけない私は、ほんと、今後、どうしましょ・・って感じ。それにしても世の中の人々は、しっかりこの進歩に付いて行っているのだろうかそう密かに周囲を窺う、私のような人は多いのじゃないかなぁ。

2015.07.29

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まずは自衛隊を合憲化すべき、でしょう。

評論家の池田信夫氏が『自衛隊を「合憲化」すべきだ』という文章をご自身のブログに書いています。池田氏が日常、あれこれ発信されることに関して、私は賛否いろいろあるのですが、でも、この自衛隊を合憲するという件については、大いに賛同したいところです。氏いわく『朝日新聞のアンケートに実名で「自衛隊は憲法違反だ」と断定した憲法学者42人のうち、それを改正する必要があると答えた人はゼロ』なのだそうです。今、議論最中の集団的自衛意見に関して、多くの憲法学者さんが「違憲だ、廃案にすべし」と強く主張されているようですが、不思議と「自衛隊を解散しろ」とはいわないんですね。憲法第9条2項に『前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。』とありますが、いろいろな人の知恵で、なんとか日本は自衛隊を保持し、今に至っています。さすがにもう憲法学者さんも「自衛隊は違憲だから解散するべし」とは言わないし、共産党の志位さんまでが「共産党が政権を取っても、とりあえず自衛隊は解散せずに保持する」とか言っています・・。今や、「自衛隊を解散すべし」と本気で考えている日本人はいないのではないか自衛隊の努力もあり、自衛隊の存在意義は、国民の中に浸透しています。彼らがいてくれるおかげで、私達はどれだけ安心して暮らしていけるか。でも、憲法解釈をすれば自衛隊の存在というのは「違憲」の枠に入るかもしれないんですよね。だったら、日本のために貢献してくれている自衛隊を、今こそしっかりと、日本の中での確固たる存在として、認知していいのではないですかね。気の毒ですよ、国のためにあれだけ働いてくれているのに、解釈によっては「違憲」の存在になってしまうって・・。海外でだって、日本に自衛隊があることをほぼ、ほとんどの国でおかしいとは思っていません。それどころか日本の自衛隊は、世界では正統なる日本のミリタリーとして通っている。なのに日本の法律上はビミョーな立場なので、海外で働く自衛隊の方々は、本当にやりにくそうなんですね。池田氏は言います。「世界第5位の規模をもつ軍隊が違憲状態のまま、文民統制も軍法会議も有事法制もない状態は、かえって危険だ。」と。だからこそ「戦後70年を節目に、第9条の第2項だけでも改正（あるいは削除）し、自衛隊を正規軍として認める議論を始めてはどうだろうか。」と。私は、まっとうな意見だと思いますけれどね。日本の平和のために、あれこれ言われながらも、これまでずっとひたすら耐えて貢献してきた自衛隊を、そろそろ、ちゃんとした存在として認めてあげるべきではそのためにここ憲法改正は、あっていいことだと、いやいや、むしろやるべきだと思いますけどね。憲法は一字一句、変えてはならぬもの・・と思う風潮がありますが、憲法に「改正の項目」がある以上、改正することになんの問題もなく、現実と合わなくなっている現状をズルズル引きずる必要性は全くない。今の日本の憲法のありかたを、どうしてもっと柔軟に客観的に国民はみようとしないのだろう・・私は不思議でたまりませんです。

2015.07.28

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イジメ事件。親の教育も必要では？

岩手で起こった、いじめによる中2男児の自殺事件。学校は調査報告書をようやくまとめ、「いじめが自殺の一因だったと考えられる」とイジメを認定したようです。新聞には学校がいじめの有無を検証した項目・・というのが表になって出ていましたが、教科書を投げつけられたり、授業中消しゴムをぶつけられたり、机に頭を押さえつけられたり、ズボンを下げられそうになったり・・かわいそうに亮君、辛かったろう・・と思いましたね。学校側は「ちょっかい、からかい、けんかと捉えていた」といくつかの行為についていじめとの認識をしていなかったとしていますが、いじめって、大抵の場合、一つ一つのことだけを見ると些細なことに見えるんですね。それだけだったら、大したことではない。でもそれが、日々、積み重なり、続いていくことで、被害者にとって、耐え難い苦痛になるわけですよ。だから感性鋭く観察しないと、見過ごすことも多いのかもしれません。特に「イジメ」を認めたくない立場にいると、見過ごしたい意識が働くのではないかそういう意味で、教育の専門家であるべき担任や学校側の責任というのは当然あるのでしょうが、でも、一番悪いのは、いじめっ子とその親ではないか。特に、イジメられる子の悲しみを想像できない子を育ててしまっている親。親が家庭でしっかり教育しない限り、イジメなんか、なくなりませんよ。そういうことも社会は強く言っていく必要があるのではないですかね。それとクラスメイトが机に頭を押し付けられたり、消しゴムをぶつけられたりしているのを見て、「あんた達、止めなさいよ」と制する生徒はいなかったのか私の子どもの頃は、必ずいましたよ。大抵は女子でしたけど。かつ、そうやって制する声を後押しする教室の空気もありました。クラスメイトのそういうサポートがあれば、13歳の子が、電車に飛び込むような事態には、ならなかったのではないですかね。子供のいじめの問題が出てくるたびに、マスメディアも評論家も学校の先生や教育委員会を強く非難しますが、そこだけ責めていても、世のイジメがなくなるわけがない。「人をいじめるような、下衆な根性は持つな」「イジメられている子がいたら、守ってあげなさい」と家庭で教育しよう・・ぐらいの声が全国的にあがってもいいのに。毎度、こういう事件が起こる度に、違和感を覚えるんですね。

2015.07.27

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「ウェークアップ！」猪瀬氏をゲストに呼ぶのは悪くはないが・・。

　本日25日の日テレ「ウェークアップ！ぷらす」に前都知事の猪瀬直樹氏が出演、司会の辛坊氏と新国立競技場の建設計画見直しについて、語っていました。オリンピック招致にかかわった猪瀬氏の話を聞くのは、悪いアイディアではないですが、視聴していて「ちょっとなぁ・・」と思ってしまいましたよ。まず冒頭、辛坊氏が「どうも安藤氏を良く思わない建築家集団がいて、当初から、これではダメだとクレームつけているようなんですね」と言うんですね。おいおい、これって、失礼じゃない安藤忠雄氏と仲良しで、かばいたい気持ちがあるのでしょうが、公の電波使って、こういうこと言ってしまっていいのか？？安藤さんサイドから見ればそういうことなんでしょうが、私はこの件、ミョーに気になって、様々な方の意見をチェックしてきましたが、ザハ案採用に警鐘を鳴らした建築家の方々は、本気で心配したのだと思いますよ。このままだと、とんでもないことになる・・って。さらに「見積もりを見るに、いろいろ言われているキールアーチに実際はさほどお金が掛かるわけでもないんですよ、450億ぐらいなもので」というわけですよ。何の役にも立たないただの飾りのアーチに、競技場まるまる1個できるくらいのお金が使われるんですよ。仮に450億円としたって（実際はもっと掛かるといわれていますが）ばかばかしい散財でしょうが。辛坊氏、なにがなんでも安藤氏の味方なんですね。少し前の「シルバーデモクラシー」意見もそうですが、司会者なのだから、もう少し客観的でいて欲しい・・。で、猪瀬氏は「今からコンペをやったら間に合わない」ので、前回コンペで同率１位だったオーストラリアの建築設計事務所のデザインを採用すればいい・・と提案するんですね。「すぐにも積算にかかって、予算内に収まるようであるならそれがいい」と。しっかし、ザハデザインだって、予算1300億円という条件の下で応募して、結局、きちんと見積もり取ったら、とてもとてもその枠には収まらないことが分かったように、次点のデザインが、ちゃんと予算内で出来るのかどうか、保証は全くない。そもそもコストの裏づけも取っていない、責任も持たないコンペでしたからね。次点のデザインだって、どうなることやら・・でありましょう。見積もり出すには、何か月も時間が掛かるわけで、結果、「いや、このデザインでも無理です」ってことになったら、それこそ、完全にアウトじゃないですか。そういうざっくりしたコンペで決めようとした所が、間違いの第一歩だったわけで。だからこそ、もう失敗はできない今、時間と経費はもったいないけれど、設計も施工も包めたコンペを改めてすることにしたのではないですかね。次点のデザイン採用、という案が、検討会議で出なかったわけがない。・・とツッコミたい思いで番組、見ていたんですが、辛坊さんも猪瀬氏に同調するだけだし、プロとして客観的意見の言えるゲストもいず、番組は「さすが、猪瀬さんはいいことをいう」空気で終了となったのでした。例によって、スポーツ紙はすぐにも、ネットニュースに番組の様子を流し、「猪瀬さん、いいこという」「そうだよ、次点のデザインを使えばいい」等のコメントがすぐにも多々アップされていましたが、テレビの影響って大きいのだから、報道の自由もさることながら、せめてその道の専門家もゲストに呼び、客観的意見も聞けるような番組作りをしてもらいたいものですよ。井戸端会議じゃないんだしネ。

2015.07.25

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もしも文春と吉本が大ベストセラーを仕組んだら・・。

芸人の又吉さんの処女小説が芥川賞を受賞し、単行本はさらに増刷し160万部だそうです。純文学なんて、ほとんど読まれないこの時代に凄いしかも彼の場合、いわゆる文学少年・少女がコリコリと一人ひたすら書き続けてきて、その一作がようやく世に認められた・・というパターンでは全くなく、読書好きではあっても、小説など書いたこともない芸人さんが、彼の読書好きを評価したのか、才能を見抜いたのか、編集者から「小説を書いてみないか」と散々くどかれ、ようやく、その気になって書いたその最初の作品が、見事芥川賞それも、執筆にあたり、出版社が部屋は提供するわ、アドバイスはするわ・・の手とり足とりの特別待遇だったんですよね。どんなに売り込んでも、読んですらもらえない作品が多い、今の世に。そうして出来上がった作品は、編集長から「素晴らしい」と激賞され、出版前から話題になり、すぐにも何十万部もの売り上げとなり・・。そして『芥川賞候補』としてまたまた注目を浴び、本はますます売れ、めでたく受賞し、またまた売れ・・。又吉さんも大儲けでしょうが、出版社も吉本もホクホクでありましょう。私、最近の芥川賞受賞作って、読んでも、どこがいいのか分からないことが多く、今回も、読む気もなく、よってあれこれ言える立場ではないんですが、きっと、又吉さん、稀有な才能の持ち主なんでしょう。初めて、しかもたった3か月で書き上げた小説が、芥川賞ですもんね。しかし・・とも思うわけです。非常にいやらしい見方をすれば、例えば、出版社と吉本がビジネス目当てに組んで、そこそこ売れている芸人さんに小説を書かせて、「素晴らしい作品」と大々的にメディア通して褒め上げて、あちこちの番組で、芸能人さん達に、読んだの、まだだの、どうだったの、と話題に乗せるように仕掛けたら・・ベストセラーはそう難しいことではないだろうなぁ・・と。もしも、ですよ。仮に芥川賞選考委員が、純文学を廃れさせないためにも、ここらで世間に大きなインパクトを・・と狙い、有名人が書いた、しかも世間の注目を浴びている作品に受賞させよう・・と思ったとしても不思議でない。私は又吉さんの作品が芥川賞候補としてノミネートされた時、「そりゃ、そうだろうな、文春はそうするだろうな」と思いましたしね。受賞するかどうかは？？でしたが。もちろんこれは、あくまでも「例えば」の話です。私の妄想の世界です。又吉さんの受賞は、公平厳正なる審査で決まったものなのでしょう。でも、なんだか最近、売らんがためのこれ見よがしの仕掛けが、世の中多いじゃないですか。それに有名人の受賞率って、結構、高いじゃないですか。こんな皮肉れた見方も、あり得るかも・・と。もっとも万が一、文学賞までそういう決め方をするようになったら、日本の出版界、文学界はお終いでしょうけどね。ところで、彼の小説の出来に「ちょっと」と疑問を呈した、古館さんと和田アキ子さんが、ネットでコテンパンに非難されています。「妬みだ、嫉妬だ」あるいは「分かりもしないのに」と。この件に限らず、ですが、最近の日本は、世の中の流れに少しでも逆らった意見をいうと、あるいは「逆らったと取られる私見を言うと」ボロクソ、叩かれてしまう傾向があるようです。あまりいい傾向ではないですね～。少なくとも文学作品に対する好き嫌い、評価は、人それぞれであって、いいわけですしね。

2015.07.24

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日本の大型店のターゲットは、もはやすっかり中国人？

先日、久しぶりに池袋のビックカメラ、寄ったんです。パソコン用のインクとか紙など買いには寄るんですが、いわゆる家電売り場・・というのは久しぶり。そこで気づいたのですが、シャンプーだの化粧品だのの日常品売り場が広がっている。で、ビルトイン家電がほとんどない。そして客のほとんどが、中国か韓国の人。中国語ばっかり、聞こえてくるんですよ。いわゆる爆買い客目当ての売り場に、変貌しちゃっているんですね。そりゃあ、備え付けのオーブンだガスコンロだのを、さすがにお国に持って帰る中国人はいないでしょうから、並べないのでしょう。ということで、ビルトインの食洗器とオーブンを下見に行った私は、空振りで、帰って来たのでありました。別の日。ようやくバーゲン時期に入ったもので、私は張り切って「新宿伊勢丹」に行ったんです。年々、伊勢丹の敷居が高くなっている・・と言いましょうか、昔は私が着られるような服が割とあって、愛用していたのですが、改装の度に、なんだか派手で高級志向になって行って、最近は、ほとんど「買うものがない状態」であったのです。でも、バーゲンですしね。ついつい、行ってしまった。久しぶりの伊勢丹は、ますます高級路線になっていて、売り場のレイアウトもパリのプランタン風というか、シンガポールの高級デパート風というか。パリのプランタンは、今やすっかり中国人観光客目当てみたいになっていて、内装も黒やピンクや金銀色を多用して派手派手しく、並んでいる品々も、やたら派手で奇抜なものばかりになっているんですね。その雰囲気に、我が伊勢丹はどんどん向かっている。婦人服売り場もそうですが、紳士服売り場なんて、もう、テイシュや息子のものなんか、絶対買えません・・という品揃い。六本木ヒルズあたりに住んで、芸能人と夜な夜な遊んでいる層向けというような。シャツのボタン3つぐらい外して、金のネックレス覗かせ、裸足にスリッポン穿いて、ベンツ乗り回すオジサマ向けというか。かつてはゴルフ用のウェアも、ここで買ったりしたのですが、今は、6000円もするキラキラマーカーとか、何万円もするシャツだとか、そんなのばっかですよ。とてもとても近寄れない。で、とうとう、リビング売り場まで、完全バブリーになってしまった。誰が使うのと思うような家具やら、バカ高い食器やら。それも、なんだか、やたら派手派手しいんですよね、品ぞろえが。慎ましく暮らす日本のフツーの主婦が買うような品が、どんどん、消えて行っているのです。ところが、そんな伊勢丹のバーゲンは、大混雑なんですね。で、中国系の若い女性客がやたら多い。その彼女たちが、バンバン、買っていくのですよ。若い子が、躊躇もなく、高いお洋服買いこんでいる・・。聞くところによりますと、池袋周辺の高層マンションの購入者は、中国系の方が、ものすごく増えているそうですよ。ジワジワと私なんぞの生活圏が無くなっている。気が付くと、私達の居場所がない・・ということになるのかなんだか、嫌な予感がするんですけどね。

2015.07.22

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安倍総理、フジテレビで孤軍奮闘するも・・。

昨夕、TVを点けたら、安倍総理が一生懸命、話していました。そうだ、フジテレビに出演して、「説明が足りない」と非難されている、安保関連法案について、解説する、って話だったなぁ・・ということで、途中から視聴したのでありますが・・。なんだか、安倍さんが気の毒になってしまった・・。模型使って一生懸命説明する安倍さんに、司会者は薄ら笑い浮かべながら、途中で話を切るし・・そもそもの空気が「総理をやり込めよう」って感じなんですよね。番組としては、そうしないと視聴率を取れないと思っているのでしょうが。特に「ちょっとこれは、いかがなものか」と感じたのは、「国民が一番気になるのは、何故、今なのかということ」「なぜ、抑止力を強化するのか、そういう危険が現実にあるのか」と何度もしつこく、質問していたことでしょうか。中国が軍事力を拡大し、南沙諸島や東シナ海で、不穏な動きを見せていることは、ほとんどの国民が周知のことだろうに、なんとしても首相に、「中国の脅威があるから」と言わせたいらしい。しかし、一国の首相が「中国がいつ侵略してくるか分からない」等とはっきり国名を口にするわけにはいかないでしょ。それこそ国際問題化してしまう。そりゃあ、外交上、まずいでしょ。よって安倍さんは、「戸締りをしっかりしておかないと」等、ウヤムヤな言葉で逃げていましたが・・。安倍さんだって、中国の脅威に関して、詳細なデータも情報があり、言いたいことは多々あるのだと思いますよ。でも、とりあえず、口にするわけにはいかない。ところがテレビ局は、そこを十分承知で、つまり、日本の国益を損することを知りながら、なにがなんでも「中国」という言葉を安倍さんの口から言わせたがっていた・・。メディアが政府のいいなりになる必要はないですけれど、これって、どうよ・・と私はイヤ～な印象でしたけどね。この放送を見てのネットの評判は残念ながら芳しくなく、「例えがよくない」「安保と家の火事や泥棒とは次元が違う」等々、庶民は勝手なことを言っています。分かりにくい、というから、卑近な例で説明すれば、「次元が違う」って・・そりゃあ、国防と町内会の話じゃ、次元は当然、異なるでしょ。確かに「とてもいい例え」ではなかったですが。『「テロに狙われやすくなるのでは」という質問にも、安倍さんは「それはない」としか答えられなかった』・・というコメントもあったのですが、質問の次元が低いから、それ以上、答えようもない。私は、安倍さんシンパというわけでもないですが、多忙の総理大臣が、この程度の番組に出る必要はないように思いましたね。安倍総理が気の毒でしたよ。「顔が売れている話の上手い部下」が出てきて説明すれば十分。それにしても大衆ってのは、安易なプロパガンダに簡単に乗せられる一方で、どんなに丁寧に説明しても、理解しようとしなかったりするんですね。「抑止力」が必要だということをどうやって理解してもらうのかなにか、これ！というようないいワード、ないものでしょうかねぇ。

2015.07.21

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子供の名づけ、読み方の規制も必要では？

子供の名づけの世界が、とんでもないことになっている・・。あるWebサイトの調査によると、2015年上半期の赤ちゃん名づけトレンドで、1位は「心桜」だったそうですよ。なんて読むのよ・・でありますが、いろいろあるようで、こころ、こはる、ここあ、ここな、さくら・・等々だとか。一位ですよ、一位　それがフツーに読めない。「心」は「こころ」「しん」ではあっても「ここ」ではない。どうやって読んだら、これが「こはる」になるのかで、上位10位のリストがあるんですが、これがまた、ほとんど、どう読むのか分からないわけですよ。1位：心桜2位：陽翔3位：心愛凜4位：碧5位：杏柚6位：惺梛7位：蒼音8位：葵9位：大翔10位：湊斗4位の「碧」と8位の「葵」が、読めそうだけれど、あとは、さっぱり分からん。これが、「びっくりネーム」のリストではなくて、日本全国で大勢の親たちが好んで付けている名前のリストですよ。いいのだろうか、こんなことで。名前というのは、社会の中で生きて行く上での、本人認知の記号でもあるわけです。その記号が、親と当人しか分からない、いちいち「あの～、これなんとお呼びすれば」と確認しなくちゃならない国・・っていいのでしょうかねいや、明らかにまずいでしょ。何故、こういうことになっているかと言えば、戸籍法で、名前に使える漢字には制限があるものの、読み方は戸籍に記載されないため、規制がないからなんですね。で、漢字の読み方としてあり得なくても、勝手に付けられちゃう・・。私はね、前々から人名の読み方についても、「漢和辞典にある読み方に限る」とか、制限を付けるべきだと、思っているんです。それだって、十分に個性的な名前は付けられるし、でないと、日本人の名前は、いずれとんでもないことになるのではないか誰も読めない名前ばかりがズラズラ並ぶ・・という。以下の名前は実在する名前だそうですよ。爆走蛇亜 (ばくそうじゃあ・男) 、幻の銀侍 (まぼろしのぎんじ・男)心中 (ここな・女)、△□一（みよいち）、美空 (びゅあっぷる・女)泡姫（ありえる）、恋恋愛（れんれこ）、出（で）、美俺（びおれ）黄熊（ぷう）、金星（まぁず）、波波波（さんば）、沖九風（おるざ）緑輝（さふぁいあ）、月夢杏（るのあ）、男（あだむ）、姫凜（ぷりん）皇帝（しいざあ）、愛々（なでぃあ）、礼（ぺこ）、星 (あっぷる・女)土人 (つちひと・男)、愛と夢 (あとむ・男)、今鹿 (なうしか・女)神 (かみ・男)、神王 (ぜうす)、一愛和 (ちわわ・女)、苺苺苺 (まりなる・女)ハム太郎 (はむたろう・男)・・。頭が変になりそうなんで、この辺で止めますけれど、「星」がどうして「あっぷる」なのか「土人」って、ドジンですよ一愛和（ちわわ）・・って、犬でしょ。やはり、なんとかしないと・・と思うんですけどね。

2015.07.20

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新国立見直し、安倍さんの戦略勝ち？ですかね。

新国立競技場の建設計画「白紙」見直しの安倍総理会見の要旨が出ていました。それによると、総理サイドでは、１カ月ほど前から計画を見直すことはできないか検討を進めていたそうで、五輪開催までに間違いなく完成することができると確信したので決断したのだとか。別の記事によると、文科省に言っても埒が明かないので、国交省に調査させたらしい。最後に難物の森氏を説得して、安保関連法案衆院採決で、「強行採決だ」「戦争法案だ」と世論が厳しくなっている時点で、ホイ、と「白紙」撤回を宣言する・・。「五輪は国民の皆さんの祭典だ。主役は国民一人一人、そしてアスリートの皆さんだ。皆さんに祝福される大会でなければならない。」と。私は、安倍さんが今、英断を下せば、支持率も確実に上がるのに・・などとエラソーにブログで呟いておりましたが、私なんぞが思いつくことは、とっくのとうに、首相サイドも計算していたんですね。そりゃ、そうですわな。失礼いたしました・・ってところです。まあ、しかし、策士といいましょうか、大したものです。今回の英断に関して、国中が歓迎ですものね。（舛添都知事は、文句言ってましたが）安倍総理のイメージアップに、確実に繋がったことと思います。しかし、問題は、残りわずかな期間で、いかにスマートで合理的に、新国立競技場建設を進め、無事、完成させるか・・でありましょう。現状の組織やシステムで、上手く行くとは思えないもの。誰かリーダーシップある責任者かつ指揮官を付けることが肝要かと。誰か、いますかしらこれまでどうも、「有名」とか「過去の肩書き」で委員などなど選んでいるところありますからね。賢明な選択を期待したいところです。

2015.07.18

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国立競技場、突然「見直しへ」？なに、これ？

安倍首相が、新国立競技場の建設計画を見直す考えを表明するそうです。間違いを正すことについて、評価は大いにするものの、現行案の問題点を四方八方から指摘されながら、ついおとといまで「現行案で行きます」と、文科大臣、オリンピック大臣はじめ、あらゆる関係者が言い張っていたのに、なんなのこの、見事な手のひら返し・・じゃないですか。まあ、見直しはおそらくギリギリセーフの賢明な策ではありますが。今回の騒動で見えてくるのは、国の大きな事業でも、実にいい加減なプロセスで決まって行くものなのねぇ～、でありましょうか。デザインコンペの審査委員長である安藤忠雄氏は、「僕の担当はデザインを決めるまでで、経費については知らん」と無責任発言。しかし、日本を代表する建築家が、デザイン検討する際に、どれくらいの費用が掛かるか概算できなくて、どうするのじゃないですか。審査委員会のメンバーには、建築のプロはわずかだったらしいし。そもそも、コンペで決定する段階で、既定の予算内で出来るかどうか、精査していない、というのも、あまりに杜撰でありましょう。さらに呆れるのは、その後何年も「いや、これはお金が掛かるよ」とあちこちから指摘されながら、担当者は何も動こうとはしなかったことですよね。日本の建築界の権威・安藤忠雄氏が決断し、森・元総理が気に入っている以上、これで行くしかない・・とお役人たちは、決め込んだのでありましょう。そしてこの期に及んでも、大臣他トップの方々は、ご自身でろくに調べもせず、（おそらく）下から言われるまま、いや、国際公約だからとか、間に合わないから、とか言い訳見つけて断固、このままで行きます・・と言い張っていたわけです。下村大臣に至っては1000億円以上の予定外出費についてもしゃあしゃあと「国が払います」と言う始末。あなたのお金じゃない、私達の貴重な血税でしょ、と腹立ちましたけどね。で、オエライさん達は「自分の知らないところで決まっていた」と保身が大事の発言ばかり。なんのための「肩書き」なのか。今回の突然の「見直しへの方向転換」は、おそらく自民党が、国民のあまりの批判にたじろいだことと、安保関連法案を通すためにも、ここで点数を稼ごうと考えて・・というま、そういう事情での「見直し」でありましょう。つまり本気で「これじゃあ、いけない」と考えた挙句の見直しではなく、多分に政治的な目的のための、「見直し」なわけで。さらに、唖然とするのは、安倍総理は「見直し決定」の前に、森組織委員長を説得するらしい。たった一人の政治家が納得しないと、ものごとを修正できない・・というのも、国としてどうなの・・じゃないですか。世の中は、責任取る人もいないまま、わずかな人の力関係と思惑だけで、動いていくものらしい・・が今回の騒動の「教え」でしょうか。なんとも・・でありますよね。

2015.07.17

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安保関連法案がようやく衆院で可決されましたが・・。

安全保障関連法案が本日16日、衆院本会議で可決されました。昨日の特別委員会での採決に続き、野党の「反対」パフォーマンスと国会前デモで「戦争は絶対やってはいけないのです」と叫ぶ若い女性の声などが派手に放映され、メディアは、安倍政権がいよいよ「戦争法案」を強行採決し、「戦争する国へと突進」するような印象を強めていますが・・。どうして集団的自衛権を認めることが「戦争する国」になるのか自衛権はあくまでも自衛権であり、アメリカに付き合って、他国へ侵略することは、意味しないことですのに。安保関連法案を可決させようとする人達が目指すのは、「戦争が起こらない国際状態」を築いておきたいからです。反対派以上に「なんとしても日本の国を守りたい」と願うからです。南沙諸島では、某国が周辺諸国の怒りを無視し、着々と埋め地をし滑走路を作っています。東シナ海では、領海ギリギリのところで、どんどん油田開発が進められています。尖閣諸島周辺に近づく某国のジェット機を追い払うために、自衛隊機が出動したのは、昨年900回以上もあったそうです。NASAの調査によると某国の砂漠にあるミサイル演習場では、日本の基地や飛行場など正確に模した標的が作られていて、着々と攻撃戦略が練られているそうです。日本の飛行場のアスファルトの厚さまで、とっくにご存知だとか。北朝鮮のテポドン・ノドンも開発が進んでいるそうです。あとは、核爆弾の軽量化を成功させるばかりとか。そういう国際環境の中で、いかに私達は国を守って行くのか「何故今、安保関連法案なのか」と疑問の声がありますが、政府が法案成立を急ぐのは、日本を取り巻く環境が、呑気なことを言っていられない状況にすでになっているからだと思いますよ。これまで、アメリカと同盟を結んでいる国で、他国から攻撃された国はないそうです。（フォークランド諸島だけは例外としてあるそうですが）アメリカにたてつけば、アメリカのみならず世界の強国を敵に回すことになることは明らかですものね。日本の平和をより確かなものにするには、「うっかり攻撃はできないぞ」と他国に思わせるしか方法はない。そのためのアメリカとの同盟強化であり、集団的自衛権容認であるわけなんですけどね。そういうことを、どうすれば、一人でも多くの人に分かってもらえるか。難しいこととは思わないのですけれど・・現実は難しいんですね。

2015.07.16

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新国立競技場は、結局、森氏の意向のままに？

新国立競技場の建設費について、次世代の党・幹事長、松沢成文議員が、参院連合審査会で、森喜朗会長を名指し、「森さんをいさめたり、進言する人が誰もいないことが、今のスポーツ界における最大の危機だ」と訴えたそうです。新国立競技場に関しての有識者会議の議事録を読む限り、「森さんがいるから、だれひとり、（計画を）考え直すべきと言う人がいなかった」そうである。「今の（計画の）状況は危険だと、（森氏に）説明してほしい。安倍首相と舛添都知事と森氏の５人で、政治決断をしてほしい」「そうしないと、五輪もＷ杯もうまくいかず、後に残るのは膨大な負の遺産になりかねない」と。さすが、次世代の党の幹事長よく言ってくれました・・です。しかしながら、今朝の新聞を読む限り、今のままの計画で決行することに決定のようです。なんとも腹立たしくやりきれないことこの上ない。一競技場に3000億円も掛ける、その金銭感覚には呆れるけれど、百歩譲って、本当にそれだけのお金を掛ける価値あるものであるなら、私達も、少しは納得できるんです。でも、今回の計画は、なんの役にも立たないキールアーチのために、地面の30mも掘り、大量の鉄骨を使い、やたらお金を使うわけです。そして出来上がるものは、やたら維持費の掛かる、陸上競技大会も開けない、コンサートだって年に数回も開けない、もしかして地震対策も怪しい鉄の塊で。これを、どうして「なんとか見直す方法を」と考えないのだろうしかも、計画を聞く耳持たずで進める理由が、「19年のラグビーW杯に間に合わない」「このデザインでプレゼンしたから」だと。遠藤大臣は「国民に納得いくよう説明していく」そうですが、我々国民も、その程度で納得すると思われているんですかね。舐められたもので・・。池田信夫氏が、今回の新国立競技場問題に関して、安倍さんが第二の東条英機になるのでは・・という文章を書いています。誰もが止めた方がいい、と思いながら、決断できずにズルズル戦争に突入してしまった、それと同じことを繰り返そうとしている・・と。なあるほど、あの戦争はこうやって進んでしまったのね。人間社会って、わずか数人の個人の無責任さによって、大きく愚かな方向へ動かされてしまうことがあるのだなあ・・と改めて感じた次第で。

2015.07.15

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テレビを見たまま、記事にするって恥ずかしくない？

昨日から、スポーツ紙を中心に、石原慎太郎氏の発言が話題になっている。『石原慎太郎氏「安藤氏の責任ではない」新国立工費に新税導入案』『石原氏、新国立の財源捻出策「都民以外の通勤者から徴収したら」』等々と。これらすべて、昨日放送のフジテレビ「新報道2001」にゲストとして出た石原氏がその時、しゃべったことなんですね。一視聴者として見ていた限り、石原氏の発言は、司会者に振られるまま、あっちに飛びこっちに飛びと、思いつきのように口にしていて、税金の話も、橋下氏政界復帰支援の話も、雑談の範囲というのか、いわゆる記者会見のような場での発言ではないわけです。ところが、私と同じようにテレビのこっち側で見ていた記者が、それをそのまま記事にしているんですね。テレビでみたまんま・・を。しかも、かなり多くの新聞が、同じような記事を書いている。大勢の記者が、寝っ転がって（寝っ転がっていないかも、ですが）テレビ見ながら、見たままを視聴者と同じレベルで記事にしてる・・って余りに怠惰、空恐ろしいことではないですかね。プロの記者であるならば、せめて放送後の石原さん捕まえて、どういう意図で発言したか取材するなり、番組制作者に、どうやってご登場いただいたかの裏話聞くなり、なにか、一般視聴者とは違うオリジナリティー、入れなよ・・と思うんですが、そしてそれが記者としてのプライドだろうと思うんですが、そんな面倒なことをする気も、さらさらないらしい。最近、そういう記事が多過ぎませんかテレビをみたまんまを、そのまま記事にする・・というの。特に芸能ネタなんて、ひどいことになっています。松本人志がこう言った・・という記事を目にし「何を語ったのだろう」と読んでみると、なあに、昨日のバラエティー番組でしゃべっていた・・と言う話だったり。あるいは、ブログを覗いて、そのまま記事にするとか。しかも、「いったい、何を言いたいのだ」と思うような結論がない、当然、起承転結もない文章だったりするんですね。事件やスキャンダルなら「議論を呼びそうだ」などの、お決まり「おまとめ文言」を使えるのでしょうが、さすがにテレビ出演者のやりとりだけだと、それも出来ないんでしょう。素人の私ですら、アクセスが多くもないこの小さなブログにアップするのに、あれこれ調べたり考えたりして、オリジナルなものを・・と苦心しているのに、なんなの、この最近の記事のいい加減さは。このままだと日本の「記事」のレベルは低下の一途じゃないか私は心配しているのでありますが・・。

2015.07.13

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石原氏は、橋下氏の話題の前に触れるべきことがあるのでは？

本日12日のフジテレビ「新報道2001」に、久しぶり、石原慎太郎氏が出席していました。最近出された本の、宣伝もあったのでしょうか髪を染められたようで、数か月前に拝見した時よりは若々しく見えましたが、質問に対する答えが、右往左往というか、焦点が定まらない印象で、やはり、お年を召したのかな・・とは思いましたね。番組は、気味悪いくらい石原さんヨイショの構成でしたが、それだけの影響力と実績をお持ちの方ですから、そこはいいんです。ただ、どうしても気になったのは、司会者も維新の党の橋下氏のことしか触れず、石原氏も、橋下氏がいかに優れた人材か・・ということしか口にしなかったことですね。「次世代の党」という言葉がとうとう一言も出てこなかった。石原さんは昨年の衆院選直前まで、次世代の党の特別顧問だったはず。なのに、衆院選突入の直前になって、引退を表明し、それもあって、次世代の党は壊滅的な大敗に至ったわけです。何故、昨年夏に次世代の党を立ち上げたかと言えば、維新が結いの党と一緒になりたいがために、石原氏周辺の議員さん達が、維新から離れるしかなくなったからです。表向きは、石原氏たちが「独立した」ことになっていますが、実際は、体よく切り離されたことは、誰もが感じているところでしょう。平沼赳夫氏や中山恭子さん達は「維新と別れて、心底すっきりした」と信条と志が一致しない党から離れた結論を、前向きに受け入れていましたが、圧倒的に不利な分離の仕方をしたのは、事実でありましょう。それもこれも、石原さんが決断されたんですよね。橋下氏の維新の会に合流するときも、石原氏の独断だったようですが、別れる時も石原氏が決断された。平沼氏が「僕は先輩の仰せには逆らわないのです」とおっしゃっていましたが、みなさん石原氏を信じて、次世代の党を立ち上げたのでありましょう。ところが石原氏は選挙直前にさっさと引退宣言してしまった。私は心底、失望しましたね。石原氏、次世代の党を潰すつもりなのか・・と。結果は、誰もが知る通り、見事な大敗です。なのに、石原氏はその後も、橋下氏を応援するコメントはしても、次世代の党への思いは、語ろうとはしませんでした。少なくとも私は、聞いていない・・。引退前、遠くから見ていて、歩くのもシンドそうでしたから、百歩譲って、引退はやむを得なかったとしても、太陽の党をわずか5日で捨てて、維新の会と合流し、結局は分かれて、次世代の党を立ち上げ、彼に付いてきた大勢の政治家・候補者の人生を左右した特別顧問としてのそれなりの責任って、あるのではないでしょうか。少なくとも1時間の番組中、次世代の「ジ」の字も出てこないって・・。橋下氏の話題しかないって・・。それはないのじゃないの・・と私はまた失望したのですが。私のこんな気持ちは、それこそ、ごまめの歯ぎしりで、石原氏にも社会にも、蚊が鳴くほどの影響もないのでしょうが、なんかなぁ・・と触れずにはいられなくなりまして。

2015.07.12

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いまさら安藤忠雄氏に説明を問う文科大臣って。

何故、こんなに気になるのか我ながら不思議ですが、新国立競技場の件。下村文科大臣は、「ザハ・ハディド氏も金額についてどの程度認識していたのか。（選考で）値段とデザインを別々に考えていたならばずさんだ」「(安藤忠雄氏は）選んだ理由を堂々と発言してほしい」と指摘したそうです。新聞もテレビも、言葉の断片だけ取って報道するので、記事のまま受け取ってはいけないのかも、ですが、でも、こういうことをおっしゃったとしたら「いまさら、なんという無責任な」でありますよね～。もちろん、安藤氏にはちゃんと出てきて、きちんと説明する責任がありますが、下村さんって、ついこの間まで「デザイン変更すると間に合わないのでこのまま了承」と呑気に発言していたではないですか。ザハデザインでは建設費も維持費も掛かって、かつ工事が難しく、防災上も問題あり・・ということは、ずっと前から多くの建築家や専門家が指摘してきたことで、管轄官庁の長である立場にいるなら、耳を傾け、その点の精査をするべきだったはず。いまさらなにを言っているのだ・・と思いますけどね。フツーの会社でトップがこんなだったら、会社は確実に潰れている。一国の大臣って・・こんなもの他方、安倍総理も「（見直しを）多くの国民も思っているのではないか。私もそういう思いを持ったこともある」と述べつつも、「新デザインを決め、基本設計を作ることは、20年に間に合わない可能性が高いと報告を受けている」と「間に合わない」を理由にしてこの件から逃げたい様子。しかも、本音は、森元総理に気を使って、「19年のラグビーＷ杯に間に合わない」なんでしょうに、20年のオリンピックに・・と言うところ、実に狡猾といいましょうか。とにかく、業者か利権を受ける政治家か責任を問われたくない官僚か、このまま進めたい勢力が、政権の周辺にいて、あれこれ囁いているのでしょうね。「でも、もう、時間的に間に合いませんから～」って。で、文科大臣も安倍総理も、面倒なもので、ご自身でしっかり調べもせず、「そうか、間に合わないのだったら、しょうがないなぁ」で済まそうとしている。1000億円ぐらいの単位のお金、もう、麻痺しちゃって、はした金にしか思えないんでしょうね。でも、これまた多くの専門家が「まだ、間に合う」と言っているんですよね、ずっと建設計画見直しを求めている建築家・槙文彦氏のグループは、本気で心配しているのだと思いますよ。聞くところによると、あのアーチを埋め込むために、地下30mも掘らねばならず、その残土を運びだすのに、一日トラック1000台使っても1年は掛かるらしいし、JSCは、批判を避けるために、最低限の経費しか発表していないけれど、維持費はこのままだと、年間60億70億円にもなりかねないらしいし。有効利用するにも、8万人も呼び込めるコンサートなんか、そう開催できるわけがないだろうし。しょうもない鉄の塊みたいなのが、あの代々木の地に、ろくに使えもせず、維持費ばかりを掛けて残って行くわけですよ。どうするのよ・・じゃないですか。今こそ賢明な英断を・・安倍さんが、ここで、「止めましょう」と宣言したら、支持率、一挙に回復すると思いますけどね。

2015.07.11

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先生だけ責めてもいじめ事件はなくならない。

また、イジメを悲観して13歳の男の子が自殺してしまった。電車に飛び込むなんて、怖かったろうに、なんとも痛ましく言葉がない。「まだ、詳細は分からない」とインタビューに答えた校長と、少年との交換ノートにそっけない返答を書いた担任は、今やマスコミと世論の総叩きに遭っている。いつもの尾木教育評論家は、あらゆる番組に顔出して、ここぞとばかり教師を批判しているし。気の毒に4月から担任の女性教師は、昨年までの担任の「上から目線ですね」というコメントまで、彼女が書いたように報道されてしまっている。確かに担任の先生と学校サイドが、もう少し、ほんのもう少し、少年のことを気遣って、丁寧に対応していれば、自殺を思いとどめることができたかもしれない。しかし、先生だけの問題ではないのではないですかね。だんだん分かってきたことによると、死亡した男子生徒は、特定のグループから頭をたたかれたり、髪の毛をつかまれて机に打ち付けられたりし、担任はこうした行為に対し、グループの生徒らを注意していたそうである。生徒たちもいじめの現場を見ながら、「怖くて何も言えなかった」らしい。いじめは1年のときにもあって、親と学校側での話し合いもあったらしい。生徒たちは担任のことを「優しくて、いい先生だった。生徒から慕われ、相談にもよく乗ってくれた」と取材に答えているそうで。先生も学校側も、もう少しなんとかできたのだろうし、反省すべきなんでしょうが、周囲の生徒たちだって、見て見ぬふりをしていたのではなかったか一言、勇気を出してイジメをする子ども達を注意できなかったのだろうか少年をかばってあげられなかったのだろうか親だって、もう少し、注意を払うことができたのではないか。父兄たちも、全く知らなかったわけではないのではないかイジメをしてきた子ども達は、もっと非難されるべきだし、そんな子供を育てたその親たちも、やるべきことはあったろうと思う。こういう事件が起こると、必ずや教師と学校と教育委員会が非難の的になるけれど、そして、教育者の使命と言うのは、当然あるのだと思うのですけれど、イジメというのは、周囲の人間一人一人が、ほんの少しずつ、前に出てなんとかしようと行動していたら、最悪の事態は避けられるのではないか・・と思うんですよね。先生を非難して終わるのは、簡単だけれど、そして、「正義の立場」になったような気がするだろうけれど、イジメって、それじゃあ、いつまでもなくならないと思うんですね。・・と今回の件で、なんとなくひっかかっているもので。

2015.07.09

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バカ高い建築費をムダに使って得る「国際的信用」って？

新国立競技場の建築計画。7日の有識者会議に出席した12人の委員さんは、総工費が2520億掛かることになった計画をあっさり承認、このデザインで行きましょう・・ということがわずか1時間の会議で「了承」されてしまった・・。当初の予算1300億円の倍も掛かることになったというのに、実際は、もっと掛かることは、みんなが知っているのに、その増大した分は、ほとんどあのバカげた、必要もないアーチのためということも、みんな、分かっているのに、森喜朗組織委会長は「これは国家プロジェクトだから」といくら掛かってもいいような発言をしているし、委員の一人は、「これしか選択肢がないというから、了承した」なんて無責任なことを言っているし、なにかと激しく批判する舛添都知事ですら「僕が口出すことではない」と容認しちゃって。さらに、安藤忠雄氏は、欠席ですって。この会議の唯一の建築家として、かつザハデザインに決めた責任者なのに。何なの、この連中、見識溢れた「有識者」じゃなかったのと思いません？そもそも、会議になってない・・。森元総理がオリンピック・パラリンピックの長のポストに就いた時、私は、いや～な予感がしたものでした。あの方が出てくると、ろくなことがない。その予感は、今回もどうも当たってしまったのかも。さらに残念なのは、菅官房長官までが、「変更は我が国の国際的信用を失墜しかねない」「このデザインをＩＯＣ総会で世界に発信して、東京が開催を勝ち取った経緯もある」と維持すべきだと強調していることでしょうか。予算の倍以上も掛かることが分かった競技場のデザインを修正したからって、気にする人も国も、世界にはないと思いますけど。むしろ恥ずべきは、こんな杜撰な計画で、バカ高い競技場建設を推し進めることではないですかね。さらに、もっと言わせてもらえば、「国際的信用失墜」というなら、目先の「世界遺産の認定」欲しさに、まんまと韓国のいいなりになって、「強制労働」を世界に認めるようなしょうもないスピーチをさせたことでしょうが。これも、官邸からは「審査が通らないことだけは避けるよう」との指令があったそうで。総理にそういわれてしまったら、下っ端の官僚たちは、韓国案に妥協するしかない。私は、安倍さんに頑張ってほしいと、安倍政権を応援していますが、なんだか最近、やることなすこと、おかしくなってませんこれが「驕りの現れ」でなければ、いいのですが。

2015.07.08

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ほうら、「forced labour」だと報道されている・・。

やっぱり、こうなるじゃないの。7月6日の英国・The guardian紙では「Japan sites get world heritage status after forced labouracknowledgement」の見出し。直訳すれば「日本はforced labourを承認して世界遺産を獲得した」・・となる。岸田外相や外務省関係者がどんなに「強制労働ではないと認めさせた」と言い訳しようと、世界ではforced labour即ち「強制労働」と認識されてしまっているではないですか。そもそも、日本の佐藤ユネスコ大使は「Japan is prepared to take measures that allow an understanding that there were a large number of Koreans and others who were brought against their will and forced to work under harsh conditions in the 1940s at some of the sites.」と発言しているんですね。"brought against their will""forced to work"と繋げたら、「意思に反して連れてこられ」「無理やり働かされた」即ち「強制労働させられた」ということになりますよ。フツー。どう読んでも、これ謝罪の発言でしょう。韓国が勝利宣言するわけで。こうやって「日本が朝鮮人に強制労働させた」という認識が、世界の認識になっていく・・慰安婦問題とまるで同じパターン。数日前、ネットのコメントで「日本人の慰安婦もいたんですね、知らなかった」というのを読んで、私はびっくり仰天してしまったのでありますが、日本人ですら、「朝鮮人女性だけが慰安婦として働かされた」と思いこんでいる人がいるんですね。実際は、日本人慰安婦の方が、大多数だったのに・・。しかし、世の中の認識なんてこんなものですよ。ほとんど上っ面の情報と印象で、思いこんでしまう。この「強制労働」問題だって、戦時中、朝鮮の労働者は苦労されたのかもしれないけれど、ほとんどの方が「募集」で働きに来ていて「無理やり連行された」わけではない。「日本の給料が高いと聞いて出稼ぎに」来た方が大半なんですね。徴用と言ったら、日本人だって、みんな「徴用」で働いたではありませんか。佐藤大使は「日本人や外国人労働者の中には、厳しい労働環境の下に置かれた人達もいた」的な発言をするべきでした。聞くところによると、河野談話のときも、韓国政府が「請求権は要求しないから強制の事実だけを認めれば」という妥協案を出し、外務省がつい、それに乗って「官憲等が直接これに加担したこともあった」等という曖昧な表現を加えてしまったそうではないですか。それが今の「sex slave」等と言われる屈辱的な事態を招いている。そういう歴史的事実を一番よく知っているべき外務省や政府筋が、どうして同じようなことを繰り返してしまうのかあきれ果てて、訳わかんない。しかし、今ならまだ、取り返しが利くかもしれません。日本の名誉のためにも、次世代の子どもたちのためにも、今ここで、国もマスコミも国民も総出で、正しい歴史を世界に発信する。・・そういうことができるといいのですけれど。

2015.07.07

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世界遺産登録。未来に禍根を残したのではないか？

「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録が決まったそうです。地元の人達は「これで観光客が来る」と手放しで喜んでいるようですし、安倍総理も期待のコメントを発表したようですが、ちょっと、どうなのじゃないですか。韓国側がこだわった「強制労働」に関し「forced to work」という表現を使用し、岸田外相は、「この表現は『強制労働』を意味するものでない」「今回の日本政府の発言を日韓間の財産請求権において（韓国政府が）利用する意図はないと理解している」と、胸を張っているようですが、戦後賠償を決めた日韓友好条約や、慰安婦問題の時だって、同じ流れだったでしょう。「これで解決」と呑気に思ったのは日本だけで、以来今日に至るまで「認めた」として賠償や謝罪を請求されている。今回だって同じ流れで、韓国はきっといずれ、「forced to work」なのだから強制労働だ損害賠償請求だ謝罪をせよ・・と言ってくるに決まっている。外務省筋は、「日本側の発言を裁判で使わないという確約を韓国政府に何度も確認した」と言っているそうですが、ホント、甘いよね～。歴史的現実から学ぼうよ・・じゃないですか。なにかトラブルになっても、その頃は自分は担当じゃないし・・とか、思っているのでしょうかね。おまけに2017年までに「挑戦人強制労働歴史センター」というお詫び施設を立ち上げることまで約束したようですし。目の前の「世界遺産登録」を焦ったばかりに、再び、未来に大きな禍根を残すことになったのではないですかね。今回の世界遺産候補地は、安倍総理や麻生副総理のおひざ元が多く、政府関係者も官僚たちも「なにがなんでも、登録させなきゃ」と臨んだことは優に想像されるわけですが、目先の利益のために、大事なものを失う・・という最も愚かなパターンをまた繰り返している・・ような気がしてならない。学習しない日本人。なんだか朝から腹立って・・。

2015.07.06

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器探しで悩んでました・・の巻

ずっとサラダボウルを探していたのです。これまで愛用していた器が、あちこち欠けてきて、欠けた器を使っていると、運気が落ちるとか、家が繁栄しないとか聞いていたので、新しく買わないとなぁ・・と。これまで使っていたのは、イタリアのアマルフィ―でみつけた、イタリア人若手陶芸家のもので、ブルーの色が素晴らしく美しいので、少々高かったのですが、旅先ながら思い切って買ってしまったんですね。手触りもいいし、軽いし、サラダを盛るにもいいけれど、肉じゃが盛っても、手巻き寿司の寿司飯いれても映える。本当に役にたってくれて、以来20数年、毎日のように使ってきたのでした。でも、さすがに、アチコチ欠けてきて、ボンドで貼りつけたりもしていたんですが、そろそろ、限界かな～・・と。でも、これに代わる器が見つからない。これくらいのサイズ（直径28cm）の器は家にもあるんですが、重かったり、ゴッツかったり、イマイチそぐわない。あちこち食器売り場や骨董市覗くんですが、サラダボウルって、意外と売っていないんですね。プラスチックものは使いたくないし、木製も好みじゃないし、やはり陶器で探したいけれど、でも、これぐらいのサイズの陶器って、なかなかないですし、あっても重くて使いづらそうだし。たまに古伊万里なんぞで、いいものがあったりしましたが、お値段が高くてとてもじゃないけれど、手が出ない・・。愛用のイタリアもんは、さらに欠けてくるし、どうしたものか・・やや焦り出した先日、池袋の西武でとある陶芸家の展示販売がありまして・・。ふと覗いてみると、ちょうどいい大きさの器がある。高台がやや高くて、そこが希望とは違うんですが、（座って食事していると、中身の料理が見えにくいでしょ）軽くて、なかなかに面白い色合いで。たまたま、作家の桜井満氏が店番していまして、「これは欅の灰を釉薬として作ったもので、灰釉というのは、使う木によって、色合いが違ってくるのです」と説明してくれ、「この器は僕の自信の作」だと胸を張るんですね。商売上手お安くはなかったんですが、これもご縁と買っちゃいましたよ。櫻井さんは佐野市在住の陶芸家。もともと油絵をやっていたのを、オーストラリアで作陶に目覚め、以来、天然素材を生かした器造りを続けているのだそうです。(現物は写真よりもう少し緑がかっています）さっそく、サラダを盛ってみましたが、いつもの平凡なサラダが、俄然、上等料理に見えてきた。肉じゃが盛っても、これなら美味しそうに見えるでしょう。大事に使いませんと。（やっぱり、高台がやや高いと思いますけどね）目下の悩み事は「欠けてきた前任器を捨てられない」ということ。 20数年、本当によく活躍してくれましたからね。ブルーの色合いは、時を経ても美しいし。欠けた部分さえ見ないようにすれば、まだ使えるし・・。といって、欠けた器をいつまでも使うのもどうかと思うし、無駄な食器をしまっておくのもね・・。としょうもないことで、悩んでいる今日のこの頃であるのです。

2015.07.04

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高齢者への冷ややかな目線が強まっている？

日本の目下の最大の話題は、新幹線で焼身自殺を図った男の事件でしょうか。その林崎春生なる71歳の男の背景がだんだん、分かってきています。杉並区の安手のアパートに一人暮らし。歌手を目指して岩手から上京、ギターを持って「流し」をやっていたが、その後幼稚園の送迎バス運転手など職を転々とし、昨年まで清掃会社に勤務、最近はその仕事も辞め、年金暮らしに入っているが「年金が少ない。年金基金の前で首をつってやる」とよく話していたらしい。TVに映る、ゴミが溢れているようなアパートの様子を見ても、孤独で貧しい生活が推し量られ、人生に失望する可能性は理解できるとしても、だからといって、新幹線に乗り込み、人前でガソリンかぶって焼身自殺するまでの心の動き、実際の背景というのは、やっぱり謎ですよね。乗客にお金を渡したり、「逃げなさい」と諭したりしているのをみると、自暴自棄になって・・という感じでもないし、何かに抗議したかった、という感じでもないし、宗教やなんらかの組織にかかわっている風でもないし・・。一体何が、人前で焼身自殺、というような空恐ろしい行動に駆り立てたのか少しずつ明らかになってくるのかも、ですが、興味深いです。ところで、産経抄に「老人の暴走」についての文章が載っていました。高齢者人口が増えている以上、「なにかしでかす」老人率も高くなるのは当然なのに、なんとなく世間の「高齢者」への冷ややかな目線・・というのが気になっています。自分が「高齢者」に限りなく近づいている・・ってこともあるのだけれど。偶然でしょうが、今朝のワイドショーで、高齢者のストーカーが増えていることを取り上げていて「高齢者でも3割の人がfacebookを利用している」と伝えていました。「へぇ、年寄りもfacebookなんか、やるんだぁ～」と言わんがばかりに。つい最近も、大阪都構想の住民投票で、「シルバーデモクラシー」だと結果が反対になったのは、自分のことしか考えない年寄りのせいだ・・みたいな意見が、あちこちで散見されましたっけ。若者が投票に行かないことだって、大きな要因なのにね。数日前に運転免許証の更新に行ったのですが、講習時間の大半が、高齢者の運転ミスについての解説でした。受講生のほとんどは、若者だったのに。高速道路を逆走してしまう運転者の3割は若者で7割が高齢者なんだそうです。でその高齢者の中の1割が認知症の人だとか。ニュースでは、高齢者ばかりが逆走しているように伝わりますが、なんだ、若者だって十分逆走しているじゃん・・って思いましたけどね。気のせいかもしれませんが、高齢者への世間の風当たりは、年々強くなっているのではないか電車に乗っていても、お年寄りに席を譲る若者が、ほとんどいなくなっているような気がしますし。どんどん増えて行く高齢者が、日本のお荷物になっている、という世間の空気なのでしょうが、そんな風潮を跳ね返すためにも、シニアのみなさん、しっかりしようよね～・・でありますよね。せめてバカな行為は、思いとどまりましょうよ・・と。「70にしてなにをしてもいいけれど、せめて矩を超えず」ですかね。

2015.07.02

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