神谷ちづ子・ついつい・一言

昨日は日本国中、慌しい一日でありました。

アメリカのサウスカロライナ州では、オバマ候補がヒラリー候補に圧勝、

大阪国際女子マラソンでは、福士さんが失速、

大相撲千秋楽では、白鵬が、朝青龍に勝ち、

そして、大阪府知事選挙では、橋下候補が圧勝。

これらの中で最大の「やっぱり！」は、なんといっても府知事選でありましたよね。

どの候補を選ぶかではなく、有名人である橋下弁護士を選ぶか選ばないか・・
の選挙だった、ということを、日経新聞では言っていましたが、
きっとそうだったのでしょう。
そして、芸能人好きの府民は、「やっぱり」橋下弁護士を選んだ。
女性の票が多かったそうですね。

女って、やっぱり・・という印象を持ったのは、私だけじゃないでしょう。

それにしても・・と思います。
橋下知事がどうこう、ということではないんですが、
テレビで有名になる　→　簡単に政治家になれる
→　日本の政治が、いわゆる芸能人ばかりで牛耳られることになる・・って、
いかがなんでしょう？

橋下弁護士の選挙事務所は、所属する芸能プロが仕切っていたのだそうですね。
それで、いいのか・・と私は気になりましたけど。

コツコツと、市民運動などをやってきた人がちっとも浮かび上がれない社会。
テレビに出ないと当選できない政治家の世界。
やっぱり、健全じゃないですよね。

話は変わりますが、大相撲の表彰式で、東国原宮崎県知事が、
大きな宮崎牛のトロフィーを、贈呈していました。
それは、大きく報道され、またまた、知事と宮崎県の大いなるＰＲになったのでした。


大阪府知事戦でも、彼は最後に出てきて、
これまた、何度も報道され、またまた、彼のイメージの大きなＰＲとなりました。

そういうところ、天才的ですね。
押えどころをちゃんと心得ている。

それにしても・・なんだかなぁ、これでいいのかなぁ・・とは思います。