日本リサーチセンターというところが、17カ国、
14600人を対象に、
今の金融危機に対する意識調査を行ったようですね。
それによると、
「金融危機の影響は相対的に小さいはずなのに、
日本人が先行きに最も悲観的」・・という結果になったとか。
同時に、日本人の政府の対応への不満が色濃く出ており、
「国民性に加え、政治不信が背景にあるようだ」
と分析しているのだそうで。
なにしろ、「今後3カ月で経済が良くなる」と回答したのは、
日本ではわずか2%で、
金融危機で深刻な打撃を受けた英国と並び最低。
インドが39%と最も楽観的で、危機の震源である米国も14%。
逆に「悪くなる」と答えた日本人は
英国(78%)に次ぐ70%だったとのこと。
「今後1年で世帯収入が増える」と考えている日本人も11%で、
下から3番目。通貨ウォンが急落した韓国(6%)、
ほとんど破産状態のアイスランド(9%)を辛うじて上回ったとか。
なるほどねぇ・・でありますよね。
さもありなん。
いかにも日本人だよなぁ・・とは思いますけれど、
でも、そういう意識を作り出している根源は、
日本のメディアでありましょう。
メディアと、有識者とか言われる人たちと、あと、日銀総裁。
日銀総裁は「今後ますます悪くなる」と宣言するし、
(それは確かに、事実だとしても)
メディアは、いかにもウキウキと、
倒産やリストラのニュースを流すし。
みんなで不景気だ、不景気だ、大変だ、大変だ・・
と騒いで、よって、人はますます消費を抑え、
よけい不景気を呼んでいるのだと思うんですけれどね。
もちろん事実は伝えてもらわなくてはいけないけれど、
どこかでもう少し前向きに考え方を変えないと、
ずるずる悪い方へと流れていくだけのような・・。
心配しちゃうんですけどね。