神谷ちづ子・ついつい・一言

2010/01/05(火)23:56

放送権上の制限って。

アルジェリア便り(123)

 海外で、日本の番組が見られる、というのは、 本当にありがたいことなんです。 日々、文化も環境も違う世界で、よく分かんない他国語に囲まれ、 ようやくなんとか、仕事したり生活している駐在員や家族にとって、 家で、のんびり日本の番組を日本語で見られる・・というのは、 しみじみほっと寛げるひとときでありまして。 そういうことで、昔と違って、今や世界の大抵の所で、 日本の番組が見られるようになったのは、実にありがたい。 隔世の感あり・・なんですよ。 昔を思えば、文句は言えないんですが、 それでも、いちいち、腹立つことがある。 ニュースのスポーツコーナーになると、 場合によっては、その大半が 「放送権上の制限によって、映像はみられません」 というキャプションが付いて、静止画になるんですね。 最近はどのスポーツもグローバルになって、 世界中に飛び出し、試合やゲームをこなしているわけですが、 そういう映像一切が、見られないわけですわ。 日本の大きな大会のシーンもやっぱり見られない。 要するに、放送する権利の代金が高くて、 二次利用みたいな、海外向け日本語放送の場合、 「お金を払っていないので、そこは放送できません」 ってことなんでありましょう。 それって、どこかの機関ががっちり権利を主張して、 思いっきり暴利をむさぼろう、とたくらんでいるからでしょうし、 映像を借り受ける側も、「どうせ、海外駐在の日本人相手、 この程度でお茶を濁しておけばいいさ」と、 およそ「報道」になっていないツギハギ映像を送ることに、 なんら、恥じる思いがないからなんでしょうが・・。 しっかし・・と思うわけです。 私ら、結構な契約金を払って、日本語放送を見ているんです。 決して、安い料金ではない。 そうやってお金を取っておきながら、 スポーツの映像は、毎度、汚い静止画のまま。 それが、たまになら、いいです。 たま~になら、我慢はします。 でも、たまではないんですね。 毎度、ニュースの度に、「放送権上の制限」となる。 下手すると、スポーツコーナーの大半は、「制限が・・」のままになる。 こういうのって、そろそろ許されないんじゃないですかね。 今や、海外で暮らす日本人は110万人もいる時代ですよ。 我々も、黙って我慢していちゃいけないし、 TV局側も、善処すべく、行動すべきですよ。 ・・と、日々、腹立てながら、TVニュースを見ているのです。 オ~イ、責任者出てこいって、 海外駐在員みんなで、言えませんかね。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る