Facebookのような、SNSにかける時間が長い人ほど
「自分は人より不幸だ」と思う傾向があるらしい・・。
アメリカ・ユタバレー州立大学で、大学生425人を対象に
幸福感と友人関係について調査したのだそうです。
今や、大学生の95%がフェイスブックに登録しているそうなんですね。
で、調査結果からわかったのが、
「フェイスブックに費やす時間が長ければ長いほど、
自分は他人よりもよい生活ができていないと思う傾向が顕著」
だということだそうで。
フェイスブック上に現実世界では知り合いではない友人が
大勢いる学生ほどこの意識は強烈で、
FBを長年利用しているユーザーほど不公平感が強かったそうです。
他方、現実世界で多くの時間を友人との交流に割いている人は
生活の不公平さを感じにくいとか・・。
こういうSNSによりもたらされる生活に対する不満は
心理学で「対応バイアス」と呼ばれる結果なのだそうです。
「対応バイアス」とは、「根本的な帰属の誤り」ともいい、
すなわち、人は限られた知識の中で他人の行動を誤って説明することがある。
フェイスブックでにっこり笑っている他人の写真を見ると、
「他人はいつも楽しく暮らしている」と思ってしまうのだとか。
現実世界を知らない人ほどその傾向が強い・・そうでありまして。
私は、あまりFBを利用している方じゃないですし、
人生長いこと生きて来て、現実社会は知っている方だと思いますが、
毎日届けられる、いろんな人のコメントや写真を見ていると、
「世の中の人達って、みんな、楽しそうねぇ・・」と思ってしまいますもんね。
そこに、別の人がコメントを寄せていたりすると、
「お友達や賛同者が多くって、いいわねぇ・・」とも思うし。
なんとなくだから、この調査結果、理解できますね。
ああいう場所には、辛いこと、悲しいこと、
醜いことなんか、人は書きませんしね。
有名人のツィッター追いかけている人なんか、
もっと、その不公平感を、味わうのじゃないですかね。
昔、学生の頃、ついつい枝毛切りに走ってしまって、
我ながら、困ったことだと思っていた時期があります。
試験が迫っているのに、ついつい、
枝毛を探して切る作業を、夢中になってやってしまう。
昨今のSNSとか、ツィッターとか、
それに似ている・・と思っているんですけどね。
ま、要は、ファイスブックなどなどは、上手に賢く、
ほどほどに、利用しましょう・・ってことですよね。