神谷ちづ子・ついつい・一言

この、遠くどこからもアクセスの悪いアスンシオンに、

驚くことに、まだ３か月もいないのに、

すでに３回も友人が遊びに来ています。

つい先週末も、一人ははるか南アフリカから、

一組はリオデジャネイロから、ゴルフバッグ担いでの来訪でありました。

大いに歓迎ですが、問題は、「どこを案内しましょうか」なんですね。

もともと大きな町ではない上に、「観光名所」がない。

わずかある「らしき所」はすべてセントロに集中していて、

３０分もあれば、グルリ回れてしまう・・。

さらに、どこも、週末は、閉まっている・・。

博物館も、美術館も、英雄廟も、独立の家も、

ショッピングモールでさえも閉まっている。

お客さまってのは、また、大抵週末に来るんですよね。

よって・・せっかくはるばるアスンシオンを訪れてくれても、

どこにも寄ることなく、さほどのものでもない外観だけチラ見て、

終わってしまうことになる・・。

そもそも、国自体が「観光国」を目指そうなんて

思いもしないのでありましょう。

しかし、ですよ、観光客がいないわけではないんです。

パラグアイって、どんな国と興味持つ人だっているわけです。

豊饒で平坦な土地、明るい太陽・・などなどを利用して、

アグリツーリズモみたいなことも出来ると思うのに、

その気はさっぱりなさそうですし、

せめて首都アスンシオンの「やっとこ見学できそう」で、

「多少はいいイメージをアピール出来そう」な所だけでも、

週末、開けておけばいいのに・・と思うんですけどね。

観光化に熱心な大臣でも現われればいいのでしょうか。

なんだか・・もったいない、というか、残念でありますよ。

★写真は、国会議事堂前。近所の子供たちの遊び場にもなっている

・・ってのが、なんとものどやかじゃ、ありません？