アスンシオンに戻って来てしまいましたよ。
ドア・ツー・ドアで40数時間。長い。遠い
今回は特に、アチコチでトラブル遭遇で・・疲れました。
しっかし、あれですね。私ANA贔屓なんですが、
機器や機内食等は向上しているのに、人的サービスが、
だんだん、ゾンザイになっているような気がする。
言葉や物腰は丁寧なんですけどねぇ・・。
実は今回、散々悩んで、最後の最後に
ゴルフクラブ1本、購入しちゃったんすよ。
バーゲンだったんで・・。
ただ、どうやってそれを、運ぶか、それが不安事項であったのです。
この間からANA便に乗る際、携行荷物は一人2個となっていて、
それはありがたいんですが、当然スーツケース2つに、ぎっしり
生活必需品を詰め込んだ後で、どうやって、その長い棒を運ぶか。
まあ、でも、軽いものだし、その辺は融通してくれるだろう・・と
甘~い期待を抱いて、チェックインカウンターに進んだんですけどね。
で、控え目に、伺ってみたんですよ。
「あの~、このクラブ、どうしたらいいですかね、機内には持ち込めないのでしょ」
すると「荷物は3個になるので、1個分の超過料金が加算されます」
とあっさり、いうのですよ。
しっかし・・わずか数百グラムのものですよ。
ポケットにいれてもいいぐらいの重さものですよ。
数十キロのスーツケースと同じ超過料金を徴収するつもりなのか
「本来なら、手荷物だっていいようなものでしょう、
そもそも、私の預けた2つのスーツケースと合わせたって、
既定の重量を超えていない、それって、あこぎなやり方じゃないですかね」
食い下がってみたのですが、受付のスタッフは、けんもほろろ。
「規則ですので・・」の一点張りなんです。
「ベギーバギーは、じゃあ、どうしているんですか」と聞くと、
「バギーは、特別扱いで、無料です」というんですね。
「ゴルフクラブをスーツケースに、ガムテープでくっつければ、
いいんじゃないですかね、1個になるし」とさらに言ってみたんですが、
「ふん」てな感じ。「このうるさいオバサン、どうにかしてよ」って
空気が周囲にフンプンとしている・・。
しっかしね、わずか数百グラムの物に、高額超過料金、
支払わされる身にもなって欲しいというもんですわ。
さんざん粘ってみたんですが、若い女性チーフも出てきて、
規則ですので・・の一点張りなので、
じゃあ、分かりました、いくらになるんですか・・と諦めて聞くと、
ちょっと調べてみないと分からない・・というんですね~。
ANAでフランクフルトまで。そのあと、提携会社のTAMで、
サンパウロまで、さらにそこから、同じTMAアスンシオンまで
・・の旅程なんですが、そもそも担当の女の子は、
アスンシオンがどこにあるかも、分かっていない感じなんですね。
かくして、先方のHPで料金を調べていますから・・と何十分も待たされ、
挙句、「じゃあ、ここに署名してください」って言うんですね、
ゴルフクラブに何かあっても、免責対象ですので、補償はしません・・
という文書にサインしろ、というんですよ。
わずか数百グラムのものを、機内に持ち込みもいかん、
しっかり高額追加料金は請求する、
でも、提携会社どうしで、いくらになるか、分からん、
さらに、「何があっても責任は負いません」・・って。
あり得るんですかね、そういうこと。
「おかしいでしょ、こういうの」と粘ってやろうとも思ったんですが、
どんどん時間は経過して、このままだと、
免税品の化粧品買う時間すら無くなってしまうので、
しかたなく、サインして、追加料金15000円を支払って、
ようやく私は、解放されたわけですが・・
ああ、なんのための安売りクラブだったのか・・でありますよ。
これ、楽器はどうしているんでしょ
弓道とか、アイスホッケーとか、そういう道具はどうしているんでしょ。
受付の若いオネーチャンに言わせると、
「だからこその2個で、スーツケースを1個になさればいい」
「ゴルフバッグを持っていかれる方は、スーツケース1個にされています」
だそうですが、それって、海外駐在員の生活と苦労を、
想像すらできない連中の、発想でありますよね~。
日本のために、地球のあっちこっちで、
苦労してがんばっている日本人がいる。
そういう人たちに、もう少し配慮してくれるのが、
日の丸立てた、航空会社のあるべき姿じゃないか・・
ってしみじみ思いましたけどね。
せちがらい世の中になったものですよ。