本日６日のＮＨＫ『ニュースウォッチ９』を見ていて、
ちょっと、これはいかんだろ・・と思ったのですが。
例の田中真紀子大臣が、来年春に予定していた３大学の開校を、
突然に不認可とした・・問題のニュース。
まず田中大臣の「これは大臣の権限です」というのを流し、
岡田氏の「認可前に、準備が進んでいる、というのがおかしいのであって」
というコメントを流し「街の人も・・」と、
「大学は多過ぎる」とか「田中さんの快挙だ」
みたいな声の映像を流すんですね。
さすがにこれではバランスが取れないから、その後、
大村知事に、大学関係者が「なんとかしてください」と、
頼んでいる映像と石破幹事長の、
「国会で追及していきたい」というコメントを流し、
「街にはこういう意見も・・」と解説して、
「田中さんも情がなさすぎる」みたいな意見を流している。
一見、公平な報道風だけれど、大分、偏っていますよね。
これだけ見た、あまり考えない人は、
「ああ、田中真紀子さんが、既成権力に風穴を開けて、
大学が多過ぎる問題提起をしてくれているんだな、
ちょっと学生は気の毒だけれど・・」
ぐらいに思うのではないですかね～。
この件の問題は、開校目指し、
国の決めた手続きに沿ってやってきて、
手続き上なんの問題もないのに、いきなり大臣が
「大学が多過ぎるから」「審議会のメンバーが気に入らない」
という、別次元の、しかも自分流価値観で不認可とするのは、
『法治国家としておかしい』ということであって、
その辺に全く触れないのは、報道として、
間違っていると思うんですけどね～。
最近の「時論公論」も、なんだか、
一方的だな、と思うこと多々なのですが、
高額受信料払わせて、こういうの
かなりけしからんですよ。
