いよいよ国会が始まって、安倍首相の所信表明演説が行われました。
「経済再生」を強調し、「病のために職を辞し、政治的挫折を経験した。
過去の反省を教訓として心に刻み・・」と自らの挫折も語り、
最後に芦田均元首相の「今ここにある危機を突破し、
未来を切り開いていく覚悟を分かち合おう」を引用して、
なかなかに、よかったのじゃないですかね
少なくとも、あの、鳩山さんがひっくり返った声で
「命を救いたい」と3回も繰り返した歴史的な迷演説が
まだ、頭の隅に残っているので、ああ、まともでよかった
って、印象でありましたね~。
でも、野党党首は、それぞれに、ケチつけているようで。
もっとも、立場上、褒めるわけにはいかないしねぇ。
民主党の海江田氏は「空にして疎。アベノミクスの
『三本の矢』がどう経済回復につながるのか、一切話がなかった」
と語ったそうですが、具体的なことを言えなかったのは、
民主党の演説だったと思うけど。
石原慎太郎氏は「憲法改正と防衛力強化を何で言わないのか」
と語っていますが、これは、まだ、言わなくていいのです。
まずは、経済再生して、落ち着いたところで、
動き出せばいいことで、防衛力強化なんて、黙って、
進めちゃえば、いいんですよ。
いたずらに今、中国を、刺激することはない。
ま、石原さんも、分かった上で発言しているのでしょうが。
面白かったのは、福島瑞穂さんの「原発の『げ』の字もない。
民の痛みに一切触れない空疎な精神論」・・というので、
まだ、こんなこと、言っているんだ・・って印象。
今ある原発は、安全管理を徹底させて稼働させることですよ。
地震に対するリスクは、稼働させていても、制止していても、
そう変わらないはずで、経済再生のためにも稼働させ、
バカ高い石油やガス購入のお金を倹約するべきだと思うけど。
このままじゃあ、巨額のお金を投資した施設が、
ただの巨大な産業ゴミになるだけなのにね。
もっとも、こういうことを言うと、必ず、
お叱りの声が上がるのでありますが・・。