新大統領就任式の続きです。
15日のその日。早朝から、式典、ミサ、食事会、パレード、コンサート、
レセプション・・とぎっしりのスケジュールだったのですが、
今、我が周辺で話題になっているのが、
「ほとんどの行事が時間通りに始まったんだって」ということ。
「どうせ、遅れるに決まっている」と頭から信じて、
遅刻した、南米諸国の大統領が数人いたらしい。
国の行事が、時間通りに始まらなくてどうする・・だし、
これだけタイトなスケジュールは、時間通りに進めない限り、
グジャグジャになってしまうだろうけれど、
ことパラグアイでのことだと「へぇ、時間通りに進められたんだぁ」
「今度のカルテス大統領は、ビジネスマン出身だから、
こういうことは、よく分かっていてピシッとやるのかもね」
「今後、パラグアイの変わるのかも」
なあんて、驚異の目で、見られてしまうんですね。
それだけこの国では「時間どおりには絶対始まらないこと」が
フツーになってしまっている。
先日の原爆慰霊式典で、安倍総理の挨拶は、NHKニュースが始まる、
ちょっと前にピタッと終わったけれど、そういうのって、
パラグアイでは、ミラクルのように見えるのでしょう。
ところで、この南米気質というかパラグアイ気質というのか、
時間に関して、なんにも考えていないような国柄で、
たったひとつ、必ず時間通りに始まるものがあるのだそうです。
それは、教会のミサなんですって。
へぇ~・・やればできるんじゃん。
だったらビジネス界出身の新大統領の元、
ピシッと気風も変えると、この国は変わるのにね。