ベネッセから顧客情報が流出した問題が、そういえばあった。
確か、会社が一人500円の金券をお詫びに配ったはずだ。
しかし、これでは終わらなかったようで、
被害者1789人がベネッセ側に約１億円の支払いを求める
訴えを起こしたそうである。
「非常に重要な情報が漏れているのに、500円の金券で
済まそうという態度に怒りを感じる」からだと。
よって、１人あたり5万5000円を支払え、という訴訟だそうで。
私がベネッセの教材を使っていた親だったら、
「500円じゃ、少ないわよね、5万円そりゃ、欲しいわよね」
と思うだろうと思う。500円と5万5000円の根拠、というのが
ちっとも分からないけれど、「あら、500円ぽっち
」と
不満に思っていただろうと思う。
でも、もう少し、客観的な立場に立てば、
住所と名前ってのは、個人情報じゃなくて、
公的情報じゃないの？とずっと思っているクチである。
一人間として、名前と住所は、
その人を証明する、必要不可欠の基本的情報だろう。
それは隠すものではなく、道路標識や表札と同類のものではないの
大体、「個人情報だ」と神経質になりながら、一方で
ブログやfacebookにばんばん、日頃の行動を書き込んでいるではないか。
年賀状に、子供の写真を大きく乗せているではないか。
景品や投稿に、住所書いて、送っているではないか。
ネットで、サイトをチェックしているではないか。
そっちの方が、ずっと多くの個人情報を、
どこかに流していると思いますけどね。
個人情報、ということが大手を振ってまかり通るようになって、
世の中、本当に世知辛く、不便になったように思う。
名簿は発行できなくなったし、人の住所を聞くにも、
いちいち、当人の許可を得なくてはならない。
誰かとコンタクトとろうと思っても、今や至難の業だ。
人様から預かった住所と名前を、外に流しちゃあ、
それはベネッセのチョンボであるが、所詮、流れたところで、
塾とか学習教材とか七五三のDMが、
余計来るようになるぐらいだろうに。
多少、鬱陶しいだろうが、逆に思わぬ出会いがあるかもしれないし。
犯罪に使おうなんて人は、最初からちゃんと
知る術を持っているはずだろう。
なんか、世の中、違う方に動いているように思うんですよね。
別にベネッセをかばう気はないですけどね。
」と
