神谷ちづ子・ついつい・一言
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ものいわぬは はらふくるることなりて。 言いたいこと、いっちゃいましょ。
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テイシュが書いていた手紙を覗き込んだら「愚妻が・・」の文字。 そういえば、この間も「愚妻が・・云々」とメールしていたな、 と思い出し、「なんで私が愚妻なのよ、「妻が」「家内が」 でいいでしょうが」とチョイと文句つけたんですね。 「だって、愚妻だろうが」とニヤけていましたが、 へりくだりの表現と分かっていても、愉快じゃないですよね。 で、夫をへりくだるのは、そういえば、なんて言うんだ と考えたのでありました。愚夫か?? そんな言葉、聞いたこともないよなぁ・・と思ったのですが、 辞書で調べたら、ちゃんとある
「愚夫」 夫をへりくだっていう場合の他に、 愚かな男、ダメな夫・・の意味もあるんですって! 無知にも知らなかった私は、情けないですが、要するに日常、 あまり使われてこなかったのでありましょう。 そう、妻たちは、手紙に「主人が」「ダンナ」「夫が」と書くことはあっても、 敢えて落として書くことは、してこなかったのね。 日本の妻たちって、ほんと、優しいんだからぁ。
私は、「主人」っていうのに違和感があるので、 カタカナ使って「テイシュ」として、 独自のへりくだり呼称としているのですが、 これ、分かる人には分かっていただけるけれど、 「この人、なんでご主人のこと、テイシュ、なんていうのかしら」 と怪訝に思っている人もいるだろうと想像してます。
ゼンゼン普及していない・・。 この「テイシュ」が普及するといいなぁ・・と思っているんですけどね。
持ち上げるわけでも、おとしめるわけでもない呼称・・でしょうか。 もっと有名な人が使い出してくれると、普及もするかも、ですが、 私あたりじゃあ、きっとダメでしょう。 だったら、この際、ここらでみんなして「愚夫」を使ってみましょうか。 ひょっとすると、夫たちが「それは、嫌だよ、困るよ」ということで、 家庭内人間+力関係とか、家事分担とか、
世の中、様々なことが変わるかも。 どうでしょ。
ところで、「愚息」はあるのですが「愚娘」というのがみつからない。 あるのですかねないのですかね 娘だって、十分「愚」のつくヤツ、いますのにね。