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豊洲新市場の最後もモニタリング検査結果で、 おそらく関係業者の方々は、これでようやく移転の道筋がつくわい、と 期待されたのでしょうが、 これまでより高いベンゼンと、さらにシアンやヒ素も出てきたものだから、 関係者は慌てふためき、マスコミは狂喜乱舞状態しています。 日曜の「TVタックル」で小池さん子分のおときた都議が、 「小池都知事は、豊洲問題を政局に利用することはしません」と断言していましたが、 なあに、当の小池知事は「当然、(都議選の)争点になる」と、 バリバリ豊洲問題を選挙に利用するおつもりのようです。 私なんぞがあれこれ言う立場ではないですが、 なんとも・・ため息が出る。 専門委員会の委員長は「安全性には問題ない」と言っていますし、 今朝のTVでも、土壌汚染対策にかかわった先生が 「僕ら技術者からみれば、どうして大騒ぎになるのか分からないことなんです」 と発言していましたが、科学的に考えれば、これらの数値は 豊洲市場の安全性に、なんら問題のないものなのでありましょう。 どう考えたって、築地の現状よりは、よほど衛生的だということは、 私ら部外者だって、分かりますしね。 79倍ものベンゼンが出た・・ととんでもないことのようにマスコミは騒いでいますが、 前の数値がゼロに近いものであれば、ほんの少し上昇しただけで何十倍になるのは 当たり前で、こういうところ、数字の印象操作というか、 数値が意味するところが、正しく伝わらないところも多分にある。 世間もマスコミも都知事も「でも、安心は担保されない」とそれを第一義に言います。 「食べ物を扱うところだから」「安心が大事」というのは、もちろんですが、 そうコメントしている分には、世間の風当たりはいいですからね。 好んで公の場で「いや、問題ないんじゃないですか」と発言する人はいなくなるわけです。 で、今、東京都で最も力を持っている方が「選挙の争点とする」気であれば、 これはもう、限りなく「豊洲移転中止」に近づいていくわけです。 「安全」かどうかは、科学的な数値で示せますが、 「安心」と言うのは、多分に空気みたいなものですし・・。 その空気を煽れるのは、マスコミと都知事なわけですし。 しかし、本当に、それでいいんでしょうか。 あれだけ時間をかけ、お金を掛け、最新式の市場を建設し、 ほぼ出来上がっている目前で「止めましょう」なんて結論だしたりしたら・・。 私は、都民挙げて、壮大な「非科学的結論」に動きそうで、 なんだか、ザワザワと心配なんですけどね・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.17 10:16:28
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