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カテゴリ:メディアの話
3月8日は国際婦人デー。 日本では、ちっとも注目を集めませんが、イタリアではこの日、 ミモザで祝い、女性たちは女性であることをお互い祝し、 いわゆる女子会に繰り出します。女性だけの食事会ですね。 これ、何でもイベントにしてしまう日本が、どうして商機として利用しないのか、 ほんと、不思議です。3月8日は女子会で盛り上がろう・・なんてやれば、 景気も活気づくと思いますけどね。まあ、もっとも、 「年がら年中、女子会やってる」・・から根付かないのかも。 で、この日にちなんで、目下話題の安倍夫人は公人か私人かの不毛な議論に一言。 マスコミは、公人か私人かで意地の悪い解説をしていますが、 どちらかに分類は出来ないのですから、時間の無駄だと思うけど。 そもそも狭義の「公人」の定義には、公務員でも政治家でもないので当てはまらない。 広義の「社会的立場」で考えれば公人に分類されるのでしょうが、 「社会的立場」という曖昧なものは法的拘束力はない。 TV朝日の「モーニングショー」で、玉川徹氏が「夫人が公人でないとしたら、 総理が家庭で国歌機密を漏らすかもしれないわけで、それって、 公務員法違反ですよね」と訳の分からないことを言っていましたが、 そんなことを言い出したら、要人の妻たちは、さっさと「ただ働き」を放棄しますよ。 それって、国家の損失だと思うけど。 レベルがゼンゼン違いますが、私も夫が総領事だったり大使だったりしましたから、 安倍夫人と似たような立場にいたことがあります。 夫婦で公式行事に列席することも多いし、 『夫人』としてさまざまな活動の「名誉会長」等を引き受けることも多々ある。 お客様の接待も、ホステス役は必須です。 それらの貢献に対して、当然のように報酬はないし、 何年、頑張ってやっても、履歴書的キャリアにはならない。 「いい思いをしているだろう」と取るのは現場を知らない人で、 気も頭も使うし、自分の時間は拘束されるし、かなり大変なお役目なんです。 私に限らず妻たちは、テイシュと日本のためだからやってきましたが、 その分、日本で自分の仕事を続けていたら、収入もキャリアも、 随分違っていたろうと思いますよ。 せめて、「お疲れ様」と評価ぐらいして欲しいところで。 安倍昭恵さんの場合は、その何倍も気を使われ、体力を使われ、時間を使われ、 さまざまな場面で、夫のため国のために貢献されているわけです。 しかも、言うことやること、チクチク制限されながら。 政府の特別機に乗って、世界のトップと食事して、いい思いをして・・ とマスコミは貶していますが、そういう食事がどれほど神経を使い気の重いことか。 安倍夫人の本音は「こんなしんどいお役目、喜んでいつでも止めさせてもらいますよ」 ってところだと思いますけどね。 首相夫人のために5人のスタッフが付いたって、いいじゃないですか。 十分、国のために「ただ働き」してくださっているのですから。 安倍夫人は「公人か私人の分類外の『夫人枠』」と捉えるべきで。 でないと、女たちはあほらしくって、夫人業なんて投げ出しますからね。 そうなると損するのは、国益だし、日本の男達なんですけどぉ。
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大使令夫人としてご在任中は様々なご配慮を頂きま有難うございました。ご帰国前に食事会にお招き頂いた時は、通常では有り得ない出席者の顔合わせでしたが、令夫人のご配慮でなされたものと感謝申し上げます。
(2017.03.08 12:23:49)
はじめまして。私は管理人様と同じ道を歩む者です。
報われない日々のことで、モヤモヤしながら彷徨っていたときに、こちらのサイトを見つけました。 まるで私自身のモヤモヤを代弁してくださるような書き込みに、気持ちが救われました。 長く携わっても履歴書にも書けず、時に飾り人形として扱われ、古い価値観やしがらみに縛られながら生きる微妙な立場の女性達が、少しでも報われますように・・。 (2017.05.13 14:49:00)
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