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カテゴリ:メディアの話
今朝のニュース番組でも、ゼンゼン取り上げられていませんが、 築地市場の土壌調査で、30カ所で採取した土から土壌汚染対策法の基準値を超える 水銀や鉛、六価クロム、ヒ素、フッ素の5種類の有害物質が検出された・・という事実。 都の担当者は「築地の敷地はアスファルトなどで覆われており、安全性に問題はない」 と強調しているそうですが、地下何メートルも深い所の使いもしない地下水の数値ではなく、 表層から50cmの土壌の数値ですから、豊洲市場以上に問題大、ということになる。 「専門家会議」の平田座長も「水銀は常温でも揮発する物質で、 表層での検出は重く受け止めるべきだ。 (調査した8つの)全区域で基準超過が確認されており、 敷地内の他の区域でも似たような状況にあることが懸念される」 と声明を出したそうです。 少なくとも「世界に誇る築地ブランド」とは言えなくなってしまったわけです。 築地市場の土壌汚染については、散々いわれていましたから、今更驚きもしませんが、 「汚染された豊洲移転なんてありえない」と築地残留を主張する方達はどう説明するのでしょう。 小池知事は「引き続きボーリング調査などを進めたい」と語ったそうです。 今後、ボーリング調査をして地下水と土の汚染を調べ、11月ごろに結果を公表するのだとか。 すでに土壌洗浄が施され、地下水管理システムも動き出し、科学的・法的になんの問題もない、と 専門家から判断されている近代的技術を取り入れた市場が出来上がっていて、 あとは移転するだけになっている現状がありながら、 何十年も掛けて、散々議論と調査を尽くして「ここでは無理」と移転を決めた築地で、 この期に及んで、さらに時間と手間とお金を掛けて土壌を調査する意味がどこにあるのか まともな人なら、同じ疑問を持つだろうと思うんですけどね 何で、世の中、なんの反応も起こさないのでしょ どうして「小池知事、おかしいでしょ」の声が上がらないのか さっぱり分からん。 今こそ、「正義の味方」を自認されるメディアが、ガンガン報道するべき時でしょ。 それにしても・・と思うわけです。 こんなにも大きなお金が掛かり、多くの人々の生活にもかかわることが、 「都知事」という一人物の胸一つでどうにでも変わる・・って 恐ろしいことではないか それも、その都知事がどうやら、ご自身の政治的優位を最優先に ことを判断しようとしている・・ということに気づきながら。 そういうことも都民は考えないんでしょうか ほんと、よく分からん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.29 10:40:25
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