神谷ちづ子・ついつい・一言

2017/07/03(月)10:11

そんなに非難しないであげたい。金子議員の公用車私用の件

都議選の結果は、都民ファーストの圧勝で・・。 何の実績もない政党に、どうしてこんなに期待をしてしまうんでしょ そして、分かってはいましたが、人ってのは、どうしてこんなにも空気に流れやすいのか。 気分を変えて、金子恵美 総務省政務官が、議員会館内の保育園に子どもを送るのに、 公用車を利用した、私的利用はけしからん、と週刊新潮で叩かれた件。   確かに、公用車の使用というのは厳格でなくてはならないですし、 一般庶民から見れば、赤坂の立派な議員宿舎に住んで(しかも安い家賃で)、 高給取りなのに、議員会館内に保育園があって、 運転手付きの公用車で、送り迎えをする・・と聞くと、 なんなんだ、自分らだけ優雅な生活して・・ と腹立たしく映ることだろうと思いますよ。   自分らは、ママチャリの前と後ろに子供を乗せ、雨の中でも必死に漕いで、 送り迎えをしているというのに・・って。   週刊誌も、そこの庶民の心理を突こうとしたのでしょう。   でもね、と思うわけです。 確かに羨ましい環境だけれど、それをけしからん、と止めさせたところで、 自分らの生活がよくなるわけではない。誰も得をしないし、むしろ、国会議員の職務が その分、少し疎かになって、国益的には損失になるのかもしれない。   これで、金子議員が「ああ、いやだいやだ、子供を持つと、こういうこと言われるからいやだ」 と、これ以上、子どもなんか持たないぞ、と思ってしまったら、 少子化はますます進んでしまうわけだし。   今の日本の少子化問題は、本当に深刻で、 国挙げて、子育てを応援して、温かく見守ってあげないと、 日本は、どんどん弱体化してしまう。   目先の政局で、こういうこと叩くなよ、お目こぼししてあげなよ、 誰も損しないのだから・・と私は思ってしまうわけです。 この件に限らず、最近の日本って、寛容さが、どんどんなくなっていっている・・。 ほんの小さな失敗も、天下の大罪みたいに非難しますしね。 メディアとネットで、総叩きって感じで。 社会の温かみが失われつつあるんですかね。   こうした批判を受けて、金子議員は、公用車利用をやめ、 議員宿舎から職場までの1キロをベビーカーに乗せて歩くことにしたそうです。 ま、それも親子の対話の時間になるし、健康的でもあるし、結果的にいいのではないか、 という気もしますけど・・。   ところで、 民進党党首の蓮舫女史が、この件もツィートしています。 『都議選の期間中、権力の私物化が次々に問題化。議会の力が問われてます。 自衛隊、公用車、なんでも私物化する自民党政治を止める。そして都議会の力を復活させる。 知事ベッタリもダメ。知事とケンカばかりもダメ。知事に情報公開を求め、 都民に開かれた都議会にするため、民進党の候補者への一票を。』   保育園落ちた、日本死ね、のツィートをさんざん持ち上げ、 子育てママの救世主みたいに振舞った民進党の党首が、 しかもご自身、母親として苦労したであろう人が、 この件、批判するなよ・・って少し思いましたけどね。 あの方は、とにかく非難で生きている・・。 当人は、それで気分がいいのだろうか    

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