神谷ちづ子・ついつい・一言

2017/07/15(土)17:26

ヒアリに刺されたことがあるかも・・。

どうやら強い毒を持つヒアリが、日本に侵入しているらしい ・・とこのところ、話題になっています。 当初は、中国からのコンテナで見つかった、スワ、水際対策だ・・ と言っていたのが、その後、あちこちでさなぎや女王アリも見つかって、 どうやら日本にはとっくの昔に入ってきていて、 すでに、巣を作って定着している可能性もある・・って感じですかね。   水際作戦どころではなかった・・。   本気で侵入を防ぐことを考えるなら、もっと以前に対策を講じているべきでした。 もっとも、じゃあ、どういう対策があったか、と聞かれても、 ウームと考え込むしかないですが。   ヒアリは、他のアリとは違って毒性を持ち、アレルギー症状を起こし、 場合によっては死に至ることもある・・ということで、 大変だぁ・・と報道されているわけですが、 いろいろ調べてみると、死に至る率というのは、14万分の1ぐらいの低い値らしい。   少し前、デング熱が東京で発症した時も、蚊がいたと考えられる代々木公園を、 上から下まで厳重に封じた白い服を着こんだ係官が、 物々しく消毒して回る映像が流れたものでした。   デング熱って、確かに高熱が出て、亡くなる方もいるわけですから要注意ではありますが、 世界じゃ、結構、罹る人がいっぱいいて、ここまで大げさに騒ぐことかな ・・と長年、発展途上国で暮らして来た身としては、思ったものでした。   排除できるに越したことはないですが、みだりに恐怖を煽っているような。 温暖化で日本は熱帯に近くなり、交通の便がよくなって、さまざまな物が行き来し、 多様化、多様化と、歓迎する世の中になった以上、デング熱だろうがヒアリだろうが、 日本に定着してしまうリスクは覚悟するしかない。   で、今回のヒアリ騒動。実は私、刺された経験あるみたいなんですね。 南米のパラグアイに居た時ですが、ゴルフ場に、例のヒアリ独特のアリの巣がいくつもあり、 キャディ達が「あ、そこ近寄っちゃいけない、いけない」とよく、言ってましたっけ。 それでも、巣をうっかり踏んずけちゃったこともあり、 踏まないまでも、ゴルフ場を歩いていればアリはもちろん、様々な毒虫に刺されることは日常で、 手足が大きく腫れたり、ビー玉大の水ぶくれが出来たり、 腫れが一か月以上も引かなかったり・・いろいろありましたっけ。   ヒアリについても、確証はないですが、報道されている「刺されるとこうなる」痕を見る限り、 ああ、あんな腫れ方したわね・・という記憶があります。 赤いアリがうようよしているのを、よく見てきたし。   で、経験者ということで語れば、確かに刺されるときついですが、 マムシに噛まれるとか、狂犬病の犬にかまれるとか、そこまでの恐怖ではない。 私も、いまだに、元気に生きていますし。 刺されたところも、時間は掛かりましたが、薬塗って、痛いのとかゆいのをずっと我慢して、 最終的には、きれいに治りましたし・・って、慰めにならないが。   ま、ともかく、水際で制止できない以上、まずは正しい知識を得、 今後の対策を、冷静に考えるしかない。 そして無駄に怯えないことです。 少なくとも、世界の多くの人々が、ヒアリの身近で生活しているわけですから。 もっとも、生態系が崩される不安は十分にありますが。   それにしても、日本って、強烈な猛獣とか強烈な毒虫とか、強烈なウィルスなんてのが少なくて、 ほんと、恵まれていたんだなぁ・・と思います。 その恵まれていた部分、全てがひ弱なところがあって、 強靭な外来種が入って来ると瞬く間に、押しのけられてしまう傾向がある・・。 人間にもそれが言えるのかも・・って、少し思いますけどね。                

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