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サングラスを落としたんです。 買ったばかりの、しかもバーゲン三割引きとはいえ、ブルガリの上等品。 どこで落としたか、と散々検討した結果、赤坂の迎賓館だ、という結論に至りました。 その日、中高年グループの都内散策に参加していたのですね。 迎賓館一般公開参加、というのも、コースの中の一コマでして。 で、早速電話してみたのですが、6日から10日まで閉館で、 11日にならないと分からん、とのこと。 じっと待って昨日11日、電話しましたよ。 なにしろ、買ったばかりのブルガリのサングラスですからね~。 なんとしても、探し出さないと・・。 電話に出た女性から、一般公開に参加した時間とサングラスの特徴を聞かれ、 少し待ったところで「それらしき物は届いています、でも、 お渡しするには、身分証持参で、来館していただかなくてはなりません」と言われました。 もちろん、行きますよ、すぐにも行きますよ・・です。 その時、「それでは念のため」と、名前と電話番号を聞かれました。 それと「何時ごろ来られますか」とも聞かれました。 で、昨日午後、行ってきました。予定通り3時に着くように。 「西門で、落とし物を受け取りに来た」と言ってください、と言われていたので、 門の外に立っていた警備のオジサマにその旨伝えましたら、 「ああ、サングラスの落とし物ですね、こちらに届いていますよ」 ・・と話が通じている。 門の横にある受付窓口に案内され、そこにいたオジサマから、 「はい、神谷さんですね、サングラス届いてますよ、これですか」と 透明な袋に入ったサングラスを示されました。 おうおう、紛れもなく、買ってわすか3週間のマイサングラスです。 よくぞ、無事に、戻って来てくれた・・です。 身分証明書を見せ、名前を確認され、受取証にサインをし、 無事、受け取ることが出来ました。 これが日本だ~・・と私はしみじみ思いましたね。 落とし物が、整然とした手続きの下に戻って来る国。 他所の国だったら、絶対二度と、出て来やしませんよ。 まず、拾った人が、届けることがない。 あれ、ブルガリのサングラス、ラッキーてなもんで。 万が一届けられたとしても、ちゃんと管理することがない。 「そんなもの、届いているかな~ 分からん」でおしまいですよ。 万万が一あったとしても、わざわざ入り口の受付まで、きれいな袋に入れて すぐに渡せるよう、届けてくれるようなことはない。 落とし物係まで行け、とか言われて、あっちこっちウロウロたらい回しされる。 もう、感動して、西門警備のみなさんにお礼言って戻ってきました。 日本って、やっぱり、いい国じゃあ、ありませんか。 で、迎賓館ですが、以前、見学した「和風館」はなかなかいいじゃない、と思いましたが、 この、大正天皇が皇太子の頃、東宮御所として建てられた洋風感は、 何だか、ヨーロッパの宮殿を真似しただけのキンキラキン装飾で、豪華だけれど、 「所詮、人まね」というのか、残念な印象でしたね。 あの時代は、こういう建物しか作れなかったのでしょうが、国賓を案内するのだったら、 これは間違っているような気がしました。日本の良さが欠片もない。 一つ、「花鳥の間」にあったゴブラン織りが古くなって、京都のつづら織りで 全く同じように修復した、というのが、さすがだとは思いましたが。 もう一つ、感心したのは、 解説役のボランティアの方や、スタッフが、実に熱心に働いていることですかね。 変な人が入り込まないように、総出で見張っていたのかもしれませんが・・。 申し込めば誰でも見学できますから、興味のある方はぜひ一度。 私の友人は「迎賓館だから」と、わざわざ着物で見学に参加したそうですが、 短パン姿のオニーちゃんみたいなのもたくさん来ていて、 気楽に参加しても、よさそうでしたよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.12 11:31:52
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