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神谷ちづ子・ついつい・一言

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2017.08.16
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カテゴリ:カテゴリ未分類
20年近く、目白駅周辺に住んでいるんですが、
駅そばにある本屋に
閉店のお知らせが貼り出されていました。
「昭和23年からやってきましたが、残念ながらこの度・・」と。しょんぼり
 
小さな店で、雑誌とわずかな書籍とマンガ本ぐらいしか置いていなくって、
以前から「ちょっとなぁ」とは思っていたのですが、それでも店には常に客がいたし、
ともかくも、駅そばの絶好な場所であり、周辺には本屋がない、という環境なのに、です。
 
目白と言えば、ご存じない方のために説明しますと、駅に隣接して学習院大学があり、
その真向かいには河村女子大学があり、駅から20分先には日本女子大学があり、
幼稚園から大学生から教員に至るまで、多くの学校関係者が行き来する所なんですね。
 
その駅近くにあったBookoffは、数年前に閉店してマツモトキヨシになりました。
あと、小さな古本屋がありますが、他に本屋は、ここ一軒しかなかったんです。
 
不思議ですよね、これだけ多くの学生や教職者が行き来しながら、
その駅そばに、雑誌と主婦向け単行本とマンガしか置いていない本屋しかなく、
その本屋すら、とうとう、閉店に追いやられてしまう・・というこの世情。


 
学生ですら、本を読まなくなっている・・という証でしかない。

四つ葉
 
今日の産経新聞の『正論』に、評論家の山崎正和氏が、
「知的中層社会は崩壊するのか」という投稿をされていました。
 
曰く、あの壊滅的な戦争の後でも、すぐに本が溢れ始めた。
雑誌の復活も早く、人々は飢えたように活字に群がった。
それは日本の戦前文化が一定の知的レベルにあったからで、
人々は思い出すところから始めればよく、廃墟の中で帰るべき
良き日のイメージを鮮明に持っていたからだ・・と。
 
ところが、戦後70年もたった今、新聞・雑誌・書籍という活字による媒体
に恐ろしい位の衰退の兆候がある。
それは、人々が電子媒体の洪水にあって、読書よりもゲームに耽り、
文字は電子画面の極度に短い文章しか読まなくなったせいだ。
 
今後は、文字を読む人と読まない人が分裂して、知的階層格差が
生じるとしたら、それは、あの敗戦の悲劇を生き延びた文化にとって、
あまりに、もったいないことではないか・・と。

四つ葉
 
自分も含めて、長い文章を読む耐性が衰えている・・
ということは
最近しみじみ思うところです。

実際、パソコンやスマホの文章って、長いものは読みにくいし、
ネットのコメントなどを見ていても「長すぎる」と、記事の内容いかんにかかわらず、
長い、というだけで一刀両断意拒否するものが多く目につく。しょんぼり
 
本だって、大きな活字で、1ページにわずかな文章しかないものばかりが、
出版されるようになっているし・・。下向き矢印

コミック文化を軽く見るつもりはないですが、
人々は、絵面に頼る傾向著しい。
 
時間をかけ、練って練って練り上げた文章が、疎まれ、世の中に出にくくなって、
思い付きのようなSNSの短い文章ばかりが、世の中を闊歩する社会って、
やっぱり、由々しきことだろうと、思うわけです。
少なくとも、知的ではない。
 
そう言うことを言うのは、年寄り世代だけだ、と反論されそうですが、
それでも、由々しき問題なんだと思うんですね。
なんとか、出来ないものなんでしょうかねぇ。
 
 





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Last updated  2017.08.16 11:28:09
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