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フランスの大女優・カトリーヌ・ドヌーブさんが、 ハリウッドで発したセクハラ批判運動、いわゆるMe too運動が広まる中、 「男性には女性を口説く権利がある」と発言したものの、 結局、セクハラの被害を受けた女性らに謝罪する書簡を出したそうです。 日本にいると、いまだ角界のスキャンダルばかり報道していて、 このセクハラ関係のニュースはあまり伝わってきませんが、 あのカトリーヌドヌーブがすぐにも謝罪した、というのは 彼女の発言に対する反発が凄まじかったのでしょうね。 おそらく、欧米ではセクハラ告発運動が、かなり過激になっていて、 魔女狩りみたいに、男性へのセクハラ告発が湧き出て、 「男が女性を口説く」という、太古から綿々とある男女の機微みたいなものすら、 怖くて手を出せないような現状もあるのではないか。 ドヌーブさんの発言は、極端に走ることに警鐘をならしたかっただけで、 決して、レイプや権力者の性的強要などを認めたものではないはず。でも、 案の定「性被害を受けた女性への配慮が足りない」と大反発を喰らってしまった。 今「セクハラ」とは、相手が嫌な思いをするだけで、セクハラになるのだと言います。 しかし、それって、座標軸がいくらでも動いてとても危険だったりする。 多少の犠牲があったとしても、セクハラを根絶するための課程だ、 「性被害に遭った女性の苦しみを考えろ」と 運動家の方々は言うのでしょうが、 なんだか、別のレベルの話をいっしょくたにしている、という気がします。 私は、若い頃から女性として差別されている世の中を、変えていきたいと、 青臭く信念のように考えていた立場ですが、 しかし今の時代の「その服、かわいいね」と言ったぐらいで、 セクハラだ~と断罪されてしまう世の中というのは、 ちょっと違うのではないか、とは思っています。 ドヌーブさんも、おそらく、そういうことを言いたかったのでは 「差別」という言葉も範囲がどんどん広がって、 なにやらうっかり触れられない言葉になっていますが、 セクハラしかり、パワハラしかり、 「やっちゃいけないこと」というシンプルな価値観によって、 有無を言わせず、やや暴力的なものになっている側面もあるのではないか 性犯罪はもちろん、許してはいけないし、 大物プロデューサーのセクハラを告発した女性たちの 勇気は素晴らしいです。 でも、一方でドヌーブさんの発言にも、聞く耳持っていい。 と思ったわけですが・・こういうことを言うと、また、叱られるのだろうなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
いつも感心する記事をありがとうございます。
他にもH&Mの公告差別で南アフリカの店の襲撃などのニュースを見ても差別された(といっている)側の過激な反応に恐ろしいものを感じます。あれは一部の過激派だと思いたいですが。 また、日本の国会における安保法案や特定秘密保護法など、与党のやることなすことに異常なまでに反応(反対)する野党にも同じ類の匂いを感じます。 (2018.01.17 12:39:56)
ともパパさんへ:
言論の自由を謳いながら、「きれいごと」以外の意見を総叩きする傾向が世界中に広がっているような気がします。ネットで匿名の大勢からも叩かれるので大抵の人は口をつぐんでしまいます。 どうしたらいいのか? 怖いものを感じています。 (2018.01.19 11:19:55) |