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神谷ちづ子・ついつい・一言

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2018.01.21
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フランス料理の巨匠・ポール・ボキューズ氏が亡くなった、とのニュース。
91
歳だったそうです。


 
リヨンにある彼のレストランに行ったことがあります。
今や、脂肪肝を気にしている30代後半の息子が幼稚園生だった頃だから、
 もう、30数年前のことですが、住んでいたベルギーのブラッセルから車を運転し、
 はるばる、名物料理のブレス鶏のヴェッシー包みを食べに行ったんですね。
 ヴェッシーというのは、豚の膀胱で、
風船のように膨らました中に鶏が入っていて、
 それを、プチンと裂いていただくんです。

見た目のインパクトも強烈ですし、どうやって作るんだろう?
誰もが思うところで、それは張り切って乗り込んだわけです。
 
オーナーのポールボキューズ氏はすでに超有名人でしたが、我々の席にも
 挨拶に来られ、その時いただいた美しいメニューは(どこにしまったか分からんですが)、
 今でも我が家に大切にあるはずです。
 
あの頃は日本中がバブルで沸き立っていて、
我々も収入的にはそういうレベルではなかったのに、
 ミシュランの赤い本持って、フランスやベルギーの三ツ星レストランを食べ歩いたものでした。
 周りも、みんなそうしていたし、将来に不安もなく、ヨーロッパにいる以上、
 贅沢はするもので、ここでいいものを体験しなくちゃ・・という雰囲気でしたね。
給料はこれからどんどん上がり、生活はもっとよくなる
・・となんの根拠もなく、確信していた。
銀行員や商社の人達は、凄まじい高給を取っていたし、株で何千万儲けた、と
 得意になっている友人もゴロゴロいましたっけ。
 
その後、19871019日のブラックマンデーを境に、バブルが弾け、
 株や投資をやっていた人は揃って大損をし、
 (遅ればせながらそのブラックマンデーの1週間前に株を始めた私は、
 以降、今日に至るまで、株で儲けた記憶がない・・)
 我が家は、今日に至るまで、三ツ星レストランどころか、
ちょっと高級レベルのレストランさえ、
 全くご縁のない生活を送っています。
 夫が大使だった時ですら、外食といえば、安手の中華かピザ屋だったし。しょんぼり
 
銀行口座に入っている貯えで言えば、当時より(あの頃は、右から左へと使っていましたから)
 今の方が余裕があるのに、今後のことを考えると、とても使えない。下向き矢印

 我が家に限らず、そういう世の中になってしまったのでしょうね。
 もちろん、一部のお金持ちは、ちゃんといらっしゃいますが・・。
 
経済が活性化しないわけです。
今朝の「新報道2001」で、人々がお金を使わないのは、将来の不安があるからで、
 いっそ大幅増税して、そのかわり社会保障を確実にし、年とっても
 安心して暮らせる、と思えるようにすれば、経済の活性化に繋がるのではないか・・
 という意見も出ていましたが、はて、どうなんでしょうね。

日本人に、北欧のような割り切り方が出来るとは思えんし・・。
四つ葉 
ポールボキューズ氏の訃報の機に、バブルの時代を思い出しました。
 そんな思い出がある、というだけでも、我々世代はまだ、恵まれているのかもしれませんが、
一つ、大きな後悔があって、そのリヨンのレストランに、張り切って行ったものの、
 前菜や魚料理ですっかりお腹がいっぱいになって、
 肝心のブレス鶏のヴェッシー包みを、ほとんど食べられなかったんですね。
 
凄まじくもったいないことをしてしまった・・。泣き笑い
 もう二度と、口にすることはないのでしょうに。
もっとも、胃袋も枯れてきて、そう食べたいとも思わなくなっておりますが・・。
 





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Last updated  2018.01.21 11:30:33
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