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カテゴリ:政治の世界に物申す
菅新内閣が発動しましたね。 政治評論家の大方の評価は「手堅い」と及第点のようで、 私の予測通りではありました。 小泉大臣を外さなかった点は、 「実力者で固めるんじゃないの」と個人的には不満ですが。 しかし、顔ぶれを眺めて改めて思うのは、 岸信夫防衛大臣 → 安倍さんの弟 加藤勝信官房長官 → 加藤六月氏の娘婿 小此木八郎国家公安担当 → 祖父・父共国会議員で、菅氏はかつて父の秘書 平沢勝栄復興大臣 → 元・安倍さんの家庭教師 梶山弘志経産大臣 → 梶山静六氏の息子 と身内っぽい方々で固め、さらに 平井卓也デジタル担当 → 祖父・父が国会議員 麻生太郎 → 吉田茂が祖父 河野太郎 → 祖父が河野一郎・父は洋平 小泉進次郎 → 小泉家の次男 は、いわずとしれたサラブレッド組。 政治家の家系が当選しやすいのは分かるとしても、 大臣にまで出世するのも、やはり家系が物言うのかな、 という印象はフンプンですよね。 世襲議員が多い、よって大臣に選ばれる確率も高い、 ということは当然あるのでしょうが、政界に 「血筋に一目置く」という価値観がずっとあるのではないか。 もっと大きく言うと、明治維新で勝ち組になった血筋が、 いまだ日本を支配している、というような。
小渕優子さんや野田聖子さんが若くして大臣になったのも、 血筋が大きく影響しているのだろうし、政界挙げて 進次郎氏を「未来の総理」とチヤホヤ特別扱いする空気もそれなんでしょう。 で、メディアや国民も、「世襲はけしからん」と言いながら、 結局、サラブレッドが好きなんですよね。 きっと叩き上げで、苦労してここまで来ました、というストーリーよりも、 血筋の良さの方に、世間は憧れるのだと思う。 それは政界に限らず、官僚の世界も医者の世界も芸能界にもそれがある。 表向きは実力主義だと言いながら、 血筋の良さが、大きく幅を利かせているのが現実です。 結局、一般庶民はスタートの位置も違うけど、 栄達までの壁の厚さも違うのよね~・・というのが僻んだ感想。 ところで総裁選の最中、菅さんの行くところ、 いつも片山さつき女史が周囲でチョロチョロしていて、 映像的にやたら目立っていたのですが、結局、大臣のご指名はなかったですね。 菅さんの評価、低いんだろうか ・・とちょっと興味深くみていたのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.09.17 11:27:17
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