パリのレストラン・GAYA
たまには、星付きレストランだって行きましょうよ・・ということで、行ってきました。もっとも、星1個です。3つ星なんぞ今や無縁の世界で・・。 選んだのは「GAYA」。44,rue du Bac,Paris 75007モダンはお店です。照明も抑えて、フォークやスプーンなんて、ひんまがっていて。先だって行ったPRAMILもそうでしたが、星付きになるのって・・モダンでお洒落な雰囲気、というのが必須なのかもしれません。 私はアーチチョークのサラダと黒米を敷いた上に、ヒイカとホタテガイの乗ったメニューをとり、最後にチーズをいただきましたが、ええ、美味しかったです。料理も凝っている、という印象で。ただ、その分、肩も凝る、と言いましょうか、年とるともう、気楽な居酒屋みたいな方が、居心地がよくなるようです。隣りの席に日本人の若いカップルが案内されました。見るからにお互い日本人なんだから、気を利かせて、離して席を用意すればいいのに・・と思ったものですが。なにしろ、話が筒抜けですもんね。彼ら、我々が倹約してアペリティフを取らずにいたのに、座るなり、ロゼのシャンパンを注文するし。値段に関係なく、なにが組み合わせでよさそうか・・とメニューを選んでいる様子だったし。この程度のレストランなんか日常さ・・という感じ。なんか、バブリーなんですよね、若いのに。といって、恋人同士という感じでもない。仲良しのかつての同僚、という雰囲気で、女性の方が久しぶりにパリに来て、再会という感じでありました。 男性の方はすっごくパリに慣れている様子で、仏語もペラペラだったし、ワインのことも詳しかったし、日本人会事情にも、どうやら詳しそうでした。 彼、すっごくお金持ちなのかもしれないし、広告関係辺りで、経費が自由に使える、という人なのかもしれない。 なあんてことを想像しながら、隣のゴージャスに次々とる様子を盗み見ていたのでした。なにしろ年寄り夫婦に会話ないですしねぇ。 やっぱり、お店側は気を利かせて、日本人同士は距離を置いて席を決めるべきでしょう。ま、私は面白かったですけれど。 ★写真はアントレでとったアーチティーク料理。写真ではゼンゼン美味しそうに見えませんが、下に敷いた、アーチチョークのピュレと、5ミリ角程に切った、青リンゴとアーチチョークと、真ん中のムール貝のワイン蒸しがとてもいいハーモニーになって、品格ある一品でありました。