店長三宅のチベット青蔵鉄道とラサへの究極の辺境の旅(11)
こんにちは、アウトドアーズ・コンパス店長の三宅英太郎です。9/17~24にお客様と一緒に行ってまいりましたKOMPAS海外ツアー「チベット青蔵鉄道とラサの旅8日間」の報告記を数回に渡り連載形式でお届けいたします!それでは、日本帰国後の感想です!松山空港では妻が出迎えてくれた。彼女の笑顔をみると、僕はいつもほっとした暖かい気持ちになる。思わず顔がほころんでしまう。僕はなんて正直な人間だ。「・・・おかえりなさい。」「・・・ただいま、帰ったよ。」一緒に旅行をしたお客様やそのご家族の方に挨拶を済ませ、バタバタとしながら家路につく。かなりの高度差がある慣れない環境下での旅行で疲れもあるが、お金では買えないたくさんの貴重な体験を、大切な仲間と共有できることが僕には、旅行の最高の醍醐味であるのではないかと思われる。今回もとてもいい体験だった。ツアー参加いただきましたみなさま、関係者のみなさま、この場を借りて改めて御礼をさせていただきたい。「本当にありがとうございました。」松山空港から2時間足らずの空の旅で、人口2,000万人、世界一の都市上海があるなんて、頭の中にはあったが、行ってみて、本当に実感が、沸いた。そしてチベット、経済発展の中国の中にあり、その影響を強く受けつつあるように思われる。天空列車が運んでくる毎日3,000人の旅行客で、ラサの街は今日も湧いている。チベット仏教を信じるチベットの人々は、経済発展、またグローバル化の中で、どのように舵をきっていくのか。ダライラマの問題もまだ完全には解決したとは言いがたいようであるし。一方私自身も仏教徒でありながら、仏教が心の中心にないことを改めて思う。いつか歩き遍路で四国八十八箇所を廻ってみたいという気持ちが芽生える。遍路と五体倒地の修行は、異なるものを感じている。信じられるものが欲しい、と願う私たちは孤独なのだろうか。チベット人は、きっといつも心豊かに生きている。(おしまい)