サムイ3日目 ナンユアン島でシュノーケリング
サムイ島3日目。せっかくきたのだから、2年ぶりにスキューバダイビングをしたいなと思っていたのだけれど、鼻づまりが治らず、服薬中でもあるので、ダイビングの教科書にかいてあるとおり、ダイビングはやめることに。 今回はシュノーケリングだけで手を打とう。残念ながらホテルのビーチはシュノーケリングはあまり適さないようだったので、他の島へ行くツアーに参加することに。 ツアー会社から紹介された、サムイ島近くの「タオ島」へ行くツアーは一人2,900バーツ。行く前にインターネットで見つけたほうぼう屋という、日本人経営と思しきダイビングショップが主催する、タオ島周辺の「ナンユアン島」と言うところへ行くツアーは、一人2,200バーツ。値段と、「タオ島周辺へのツアーは、 数多く開催されておりますが、このツアーは大型高速船を使用して、ナンユアン島を訪れ、1日島で過ごしていただく ことができる唯一のツアーです。」という売り文句にひかれ、ほうぼう屋のツアーに参加することに。 このツアーで利用する大型高速船というのは、サムイ島と周辺の島々を結ぶ、公共交通機関のようだ。乗客の多くは私たちのような観光客だったけれど、地元の人と思しきお客さんも同じ船に乗っていた。 1時間30分ほどでナンユアン島へ到着。この島は、3つの小島が珊瑚のかけらでできた3つの白砂のビーチで繋がっている。白い砂浜と木々の緑、透明な青い海のコントラストがとても美しい。ここは島の環境を保つ為に、島へのプラスチックボトルやカンの持ち込みを禁止したり、入島料を徴収するなど、入場制限を行うことで、美しい自然環境が保たれるよう注意がはらわれている。タオ島周辺では、入島制限を行っているのはここだけなのだとか。そういう配慮のため、確かに海は本当に透明で、ごみもほとんど落ちていない。 下の写真は海から見た砂浜の様子。手前に写っているのは海です。海の中のが写っているのが見えるでしょうか? お昼をはさんで3時少し前まではまったくの自由時間。私たちはビーチにはほとんどいずに、シュノーケリングをしていた。砂浜を少し泳いでいくと、すぐに深くなり、小魚の大群が見えてくる。さらに泳いでいくと、今まで見たことがないほどの、珊瑚が!! 2年前に行ったモルディブは、魚の種類は多かったものの、数年前のエルニーニョ現象の影響で、珊瑚は死滅しているところが多かった。この島は、珊瑚がとても元気で、大きく育っているものもたくさん見えた。 この島でシュノーケリングをするとき、珊瑚へのダメージを防ぐため、足ひれの使用が禁止されている。海の中の環境も、そうやって守られているからこんなに美しいんだろう。 魚たちは、人に慣れているのか、すれていないのか、とにかくどんどん寄って来て、マスクすれすれに泳いでいくので、こっちが驚いてしまうほど。こんなに接近してくる魚も、初めての経験だった。 下の写真は、穴に隠れている魚です。 ほぼ時間通りに帰りの船が来て、サムイ島へ出発。ナンユアン島には真水のシャワーはないそうで、ほうぼう屋の人には、「シャワーは帰りの船にあります」と言われていたけれど、船でシャワーというのも大変なので、水着のまま帰ることにしたのだけれど、大きな問題が・・・。濡れた体に、エアコンの効いた船は寒い!!エアコンが寒いとは聞いていたので、着るものなども持っていたのだけれど、私が着ている、日焼け防止の長い水着は濡れている面積が絶対的に多いため、とにかく寒いのだ。外にも席はあったのだけれど、そちらはかんかん照りの日差しが・・・・・。しかたがない。中で我慢と、バスタオルと服でなんとかしのぎ、サムイ島へ到着。 ナンユアン島は、本当にきれいな島で、シュノーケリングが充分に楽しめた。パンフレットなどから察するに、他のツアーはチャーターした船(スピードボート)を使い、午前はタオ島に行って、午後からナンユアン島に寄るというスケジュールのものが多いようだ。 私たちが参加したツアーは公共の船(その代わり大型で、トイレ・エアコンあり)を利用するために、ナンユアン島にゆっくり滞在するスケジュールになっているのだろう。そのあたりが、価格が少し安い原因なのかもしれない。 ということで、ツアー選びの際は、何を重視するかで選択するのがいいのかなと思う。