大人の鬼太郎
先日、深夜にテレビを付けたら、なにやらひねた顔つきの、見慣れたキャラクターにそっくりなものが映っていてびっくり。 それは「墓場鬼太郎」という番組で、映っていたのは紛れもなく鬼太郎だったのだ。 詳しい解説はマニアに任せるとして、墓場の鬼太郎というのは、ゲゲゲの鬼太郎の原型となる作品だったと思う。たしかに画風も今の鬼太郎(朝バージョン)のような小綺麗さはまるでなく、物悲しいというか、貧相というか、原作に近い。 さらにストーリーが衝撃的で、「ゲゲゲ」のような、勧善懲悪的なところはまるでなく、むしろ主人公の鬼太郎までもがなんだか邪悪。おどろおどろしく、後味もよくなかったり…。子供の教育にはよくなさそうだけど、人間臭く(あ、でも人間じゃないか。)、ちょっと気になる。 大人向け鬼太郎、興味のある人はぜひ木曜深夜のフジテレビをチェックしてみてほしい。墓場鬼太郎(1)