香川・徳島反芻旅行 その9 田村神社日曜市
鳴門から高松へ戻り、2日目は高松で泊まった。泊まったホテルは「スーパーホテル観光通」。なんとふたりで朝食付き6,980円という安さ。どんなホテルなんだろう?と思ったけれど、狭い以外は普通の、きれいなホテルだった。高松の繁華街、瓦町周辺や、私の元職場にも近く、立地も良。 翌朝、10:15の飛行機に乗るので、9:30頃にはレンタカーを返さないといけないのだけれど、名残惜しいのでもういっぱいうどんを食べていきたかった。でも、讃岐うどんやさんは日曜休みというところが多いし、早朝営業をしているところも結構少ない。 そんな時に思い浮かんだのが、田村神社の日曜市だった。 香川に住んでいたころ、うどんブームの火付け役の田尾さんが編集長だったタウン情報誌「TJkagawa」とキリンビールの共同企画で讃岐うどんメニュー巡礼八十八箇所というのがあった。指定されたお店の指定されたメニューを食し、お店でハンコなどをもらうというもの。(期限内に達成し、それを届けると、キリンビールからプレゼントがあった) 私は八十八箇所めぐりはしなかったけれど、そのリストを参考に、出張の時に立ち寄るうどん屋さんを選んでいた。 その八十八箇所の83番が「田村神社 日曜市」だった。日曜の朝6時から昼過ぎまでの営業というこのお店、一度行ってみたいと思っていたのを思い出した。 田村神社に到着し、地図を見るもよくわからず、とりあえず本殿付近を目指して歩いていくと・・・なんとお札を授ける所の裏に「名物100円うどん」の文字が。ふだんはお札を授ける場所でうどんを出してるってこと?!すごい・・・ 中に入ると、店員さんも(後で調べたところによると、氏子さんのボランティアとか)お客さんも平均年齢が高い。でも、とても活気がある。うどんの調理場の向かい側では、天ぷらやコロッケなどがずらりと並べてあり、それを買って一緒に食べることができる。かなりの品揃えなんだけど、中にはとりのもも焼きまで。さすがにそれはお土産用だろうな・・・。 この活気、なんだかアジアの屋台に来たようなかんじ。うどんの味もなかなかで、雰囲気を含めて一度は行く価値があると思う。 うどんは弘法大師が広めたらしいけれど、もしかして昔はこんなふうにうどんが食べられていたのかな、と勝手に想像した。やっぱりうどんは讃岐のソウルフードだなあ。スーパーホテル高松 観光通り讃岐うどんのディープな世界を垣間見たい方に。読み物としても面白いです。恐るべきさぬきうどん(麺地巡礼の巻)