Manado ブナケン海三昧旅行5日目(2) 島内ツアー
滞在も残り少なくなってきたので、午後はチャチャの島内ツアーをお願いして、近くの村と向こう側の海岸に行くことにした。 案内役はスタッフのエピちゃん。 チャチャの敷地を出ると、細い、もちろん舗装などされていない道が。そして道端には大きな牛が数頭。エピちゃんによれば、それは農耕用の牛で、自由に見えたので、え?野良?と思ったけれど、誰かに飼われているものらしい。近くに民家は見えなかったので、放牧みたいなものなのかな、とか考えつつ村へと向かった。 道は草が生い茂り、本当に人が一人通れる位の幅。しかも分かれ道があったりもして、これは初めて行く人は案内してもらう必要があるかも。 道端には大きなやしの木や、様々な植物。これがマンゴーの花ですよと教えてもらったものを見てびっくり。なんだか小さい花が房のようについている感じ。マンゴーってもっと大きくて鮮やかな花が咲くのかなと思っていたので意外だった。 しばらく行くと、舗装された道路が一本。なんでも最近できた、島で唯一の舗装道路なのだとか。 ぽつぽつと家も見えてきて、だんだんと人がいる感じがしてきた。そして、タンジュンパリギ村に入った。 村はけっこう立派できれいな家が多い感じ。学校は小学校だけあり、中学校は他の村へ、高校へ行く人はマナドに出ないといけないという。小学校の前を通ったけれど、小学校は朝7:30頃始まり、お昼には終わるのだとか。学校の様子とかが見られるとよかったけれど、残念ながらもう人の気配はなかった。 マナド周辺はインドネシア国内では多数派のイスラム教徒ではなく、キリスト教徒が多い所ということで、この村もキリスト教徒が多いらしい。それにしても、村の中に、少なくとも3,4軒の教会があるようなんだけれど、民家の数に比してずいぶんと教会が多いような・・・。 道端には太くたくましい脚の鶏がいたり、ヤギがいたり、とてものどか。その中をピカピカのバイクに乗った人が時折行きかう。やけに新しいバイクに乗っている人が多いな・・・と思ったんだけれど、これは、島に舗装道路ができたので、バイクを最近新しく買った人が多いかららしい。ちなみに、ブナケン島には車は一台もないとのこと。舗装道路だって車一台分の幅はないんだから当たり前か。 30分程度歩いてチャチャの山向こうのリアンビーチに到着。こちらにはお土産ものを売る小さなブースがあるのだけれど、既に店じまいした後だった様子。見たいというと、1人のおばさんがもう一度商品を並べてくれた。 まず見たのは手作りアクセサリー。木のビーズでできた、素朴なペンダントやブレスレットがあったので、ひとつ購入。そのあと、意外と質がいいと聞いてきたブナケンTシャツを物色おばさんにはラッセン風のイルカの絵が描かれたTシャツをペアで着ろと勧められたのだけれど、それば断り、昨日見たマダラトビエイの図柄のTシャツを購入。 ビーチには小さな食堂風のお店があった。そこで飲み物を買い、ちょっと一休み。こちら側にもロッジなどがあるようで、観光客っぽい人たちにも遭遇したけれど、こちら側のビーチは流れ着いたゴミが多いみたい。潮の流れとかの事情もあるみたいだけれど、チャチャ前のビーチは、気をつけてメンテナンスされているからきれいに保たれているんだろうな。 ひと休みして元気が出たのでいざ帰り道へ。さっきいなかった動物がいるような・・・。特に牧場とかになっているわけではないところに、放牧?して、草を食べさせているみたいだった。 帰りは少し違う道を通った。民家の中??というようなところを行くと、おわんのようなものが山積みされた場所が。よく見ると、茶色い繊維質で、椰子の実だということがわかった。形がお椀型なので食器かなにか??と思ったら、その「お椀」はそこで焼いて(たしかにかまどっぽいものの前にあった)、炭のようなものを作り、燃料としてManadoに売られるという。後で聞いたところでは、まだこの周辺はガスを使っているところは少ないのだとか。 ちょっとだけの散歩だったけれど、色んな植物や人々の生活が垣間見られて、とても楽しかった。案内してくれたエピちゃん、ありがとう! この日の夕食はAyam pepes(鶏肉などをバナナの葉で包み焼きしたもの)、Babi masak tausi(豚肉をいためたもの)、cumi goreng tepung(イカフライ)、kangkung cah (空心菜のいためもの) pepesも淡白でおいしかったけれど、イカフライが程よい歯ごたえでおいしかった!