手術から一年
一年前の今頃、私は都内の病院に入院中だった。調子が悪くなっていた、左股関節を人工関節に換えるための手術を受けたのだ。(そのときの日記はこちら) あれから一年。先日一年目の定期健診に行ってきた。 骨の状態は良好で、骨切りをした部分もついているという。6月、東京に戻って3ヶ月程度の時、実家にいる時は通っていたプールでの歩行などのリハビリができなくなって、一度付いたお尻周りの筋力が低下していることがわかったのだけれど、その状態に大きな変化はなく、少々戻った程度。本当はちゃんとトレーニングをすればよいのだけれど、なかなか日々の生活で疲れてしまい、難しい。 ただ、これについてドクターは、「あなたの場合はこれまでの経緯からいっても、そんなに焦る必要はないし、無理はしないほうがいい」との見解。なんでも、骨移殖(私の場合は自分の大腿骨骨頭を、股関節の屋根を作るのに使っている)をすると、骨がしっかりしていく過程で一時的にもろくなり、壊れてしまうことが稀にある。それがだいたい術後1、2年くらいに起こり易いといわれているのだとか。 他の人の骨を移植しているとそのリスクも高いのだけれど、私の場合は自分の骨なので、リスクとしてはそんなに高くはないらしい。とはいえ、あまりがんばってしまうのは勧めないということのようだ。たしかに、私は通常人工関節を入れる人(多くは60代以上)よりもかなり年齢が若い。元気になれば活動量も上がってくるから、危険性が高いかもしれないともいえるのかな。 最近はたくさん歩く時はロフストランド2本。ちょっとの時は1本のこともある。家の中ではもう杖は使っていないし、動いたり、歩いたりするのはかなりスムーズにできるようになってきた。でも、今のところいい状態の右足の負担を軽くし、温存するためにも、まだ当分は杖を2本使っていたほうがいいとのこと。 たしかに、調子がよくなってきたので、最近歩き方に慎重さがなくなってきたのだろう。慎重さのない歩き方だと、まだ筋力が弱いので、姿勢を維持するために、腰に負担がかかる。それが祟ったようで、昨日から腰痛が・・・。 せっかく脚の痛みから解放され、しかも動き易くなり、元気になってきたのだから、これを維持しつつ、もっとよい状態にしたい。筋力アップを目指しつつも、焦らず、きちんと良くなるようにがんばろうと思う。