2006/02/26(日)09:22
和風? 北欧? どうなるリビングインテリア
オプション工事費の振込が終わり、しばらく家のことを考えるのを放置していた私たち。
うーむ何度もいうけど私は買い物が苦手で、カタログを取り寄せ→さまざまな製品を比較検討→その中で最高の選択というプロセス(=買い物の醍醐味ともいう)に、かなりの努力を要する。
直感を信じて即決、または信頼できる人物に丸ごと投げる(たとえば洋服なら姉に全身コーディネートしてもらうし、花なら神保町の花豊さんにお任せ、そして最近のネットショッピングなんてフロレンさんに頼り切り……とか。笑)、というのが一番の手だと思ってきた。
……でも、新婚当時、大型スーパーや通販カタログでばたばたっと家財を揃えてしまったことに一抹の後悔がある私(笑)。
今回は時間もあるし、少しくらいは内装のテイストを吟味してみたい。
以前読んだ島田雅彦の本に「奥さんの趣味で統一されたような家は居心地が悪い」と書いてあったのには全く同感(笑)なので、もちろん価値観をぐいぐいおしつけるような家にはしたくない。
ただ、いくつかのポイントになるモノのグレードをほんの少し上げてみたいのだ。
今の住まいにあるモノで、唯一夫とともにこだわったのはリビングに置いた丸ちゃぶ台くらいだろうか。
探していた大きさと質感、そして「足が折り畳める」という要素を備えたちゃぶ台はなかなかなくて、最後はあの夫が一人で会社近くのショールームを訪ねて決定した。
床座り生活中心、人数が増えてもフレキシブルに対応、というコンセプトは私たちの生活形態にもぴったりで大成功…!!
当然、夫はこのちゃぶ台を新居でも第一線の家具と考えていたらしいのだが、ここにきて私、せっかくだし、もうちょっと凝ってもいいんでないかい? という欲が出てきてしまった。こだわりたかった床材には全面無垢板を使えなかったという恨みもあり、それなら無垢天板のローテーブルでカッコイイやつを置きたい!
ついでに言えば、ラグが必要ならちょっと高級感のあるモノが欲しいし、シンプルでフォルムのきれいな照明があればなおよい。←ああ物欲。
狭い狭いと言ってはいるが、仮にも業者のプラン図面ではダイニングテーブルとソファコーナーが描いてあったリビングである。
ダイニングもソファも置かず、最初の案で2カ所になっていた照明も真ん中ひとつに変更した私たち、ここだけはごちゃごちゃモノ(馬)を置かないというコンセンサスもとれているので、すごーく広々使えるのでは……? と夢は膨らんでしまう。
しかし、面白いのは、私の好みのインテリア。
これまで「和風」だとばかり思っていたがそうでもないのである。
古民家風とか古代家具とかはあまり大げさ過ぎるようだし、ローテーブルといってもテカテカ塗装をした切り株みたいなやつは嫌だ。
もう少し軽くて、木を取り入れた内装というと「アジアン」らしいのだが、アジア雑貨などは、ごちゃごちゃしていてあまり好きではない。
では、何か?
無垢、とか、モダン、シンプル、なんていうキーワードでみていくと、不思議なことに「北欧」が数多くヒットするのだ。
もちろん、現代の流行ということでもあるのだろうが、北欧というとなんというかモダン過ぎたりポップ過ぎたり、セゾン系(死語)なイメージがあって敬遠していたのだが、予備知識無しに家具や照明を見ていて、気になるモノに「北欧デザイン」と銘打たれているのがやたらに多く、びっくりしてしまったよ。
もしかして私、ほんとはセンスいいのか? ←大馬鹿★
……勢い込んでいくつかの店のカタログを集め、夫にプレゼンしてみたところ……
「え、テーブル? 引っ越してから買えばいいよね」。だと。
ああトーンダウン。