2010/09/07(火)12:47
観てきましたアリエッティ
……あまり流行したようにも思えないのですが、遅まきながら「借りぐらしのアリエッティ」を観に行ってきました。
娘たちと、友人さっちゃん(仮名)の息子Rくんと私の4人。
実はこの日、学校で防災訓練(親にとっては引き取り訓練)がありましたので、決算期で仕事を休めないさっちゃんの分もお迎えをして、みんなで遊んだ……というわけでした。
ちょうど水曜日で、大人の映画料金も千円だったし。ラッキー。笑
映画は、上司I氏批評によると、
アリエッティと人間が出会ったあたりで寝て、起きたらアリエッティと人間が別れるところだった
とのことでしたが(怒)、観てみるとうーんまあ……確かにね、という感じ。笑
常に既視感があって、新味がないからなのかなぁ……
冒頭、「借り」デビューするアリエッティは「魔女の宅急便」のキキ、
虫とじゃれあうところはナウシカっぽい。
こびとの存在を信じる奥様は、キキに誕生プレゼントをくれるおばあさんと同一人物のようで、
口下手で野卑なこびとの男の子はトトロのカンタが仮装したみたいだし……笑
画面的にもトトロは結構参考にされているみたいで、アリエッティが大きな猫の鼻面をなでるシーンなど、明らかに猫バスへのオマージュでありました。笑
ま、これいちおう文句ではなくて(笑)、私もトトロの画面(家の外観とか)はかなり好きなんですけどね……(ポニョより好きなのは間違いない)。
実は私、こびと目線で床下の汚いところ(虫の巣とかさ。泣)を観せられたらさぞ辛いだろうと覚悟して行ったが(←バカ)、それよりも人間の暮らす部分、とくにアリエッティが台所を初めて観た瞬間は美しすぎて、ここだけで観る価値あり、といってよいかも! と思いました。
……お話自体は、短いせいもあり成長譚にもなりきれず、希望ももちきれないままで、なんとなく精彩なく終わりましたが、子どもたちにはかえってわかりやすかったかな。
あ、またほめてるんだかけなしてるんだかわからなくなってしまった……。笑
……映画後は、友人と合流し、もちろん飲んで帰りましたとさ。