Look at the sky 〜雲の上は いつも青空〜

2016/05/19(木)00:56

茶道のことを「ちゃどう、ちゃどう」って言っとったんだけど

├ 父の入院(41)

昨日のブログの続きです。 父の耳掃除をした時、右耳は普通にできたけれど、左耳をしようとしたら、むむ…やりにくい💦もっと顔を右に向けてーと言っても、なかなか右に傾かず… ピーンときました。こりゃあ、TVばっか見てたなー。病室のベッドの左側にTVがあるのです。今、お世話になっている病室のTVは、TVカードなしで見られるタイプ。まぁ、寝たきりで暇だし、仕方ないですねー。 ずっとTV見ながら左ばっかり向いていたら、首が凝っちゃうよ~、自分で時々首も動かした方がいいよ~と言ったら、そうだねぇ、気が付かなんだ、と言っていました。TVも、座って見たりできるようになるといいね、お父さん…。 そうこうしながらTVの話になり、父が「この前、TVでアナウンサーが茶道のことを『ちゃどう、ちゃどう』って言っとった」「普通だったら、誰か紙に書いて教えるとか、他の人が言い直すとかするがなー」「10回ぐらいは言っとった」「あれって本当は『ちゃどう』だったんか、よーわからんくなった」。 へぇー、そうだったのー。そりゃ、びっくりだったよねー。 大丈夫だよ、お父さん。「さどう」で合ってるよ! 「そうだよなー。どうなってるんだかなー?」 そうだよねー、どうなってるんだかなねー? お父さん、アナウンサーよりすごいじゃん!と言って、二人で笑いました 「聴く」というのは、相手の言っていることを、なるべく正確に聞くことだと思っていました。 以前の私なら、「どの番組で?」「本当にアナウンサーが?」「1つの番組で、そんなに何回も?」etc. いろいろ聞き返していたと思います💦でも今は、そういう具体的なことは気にならなくなり…。 「ちゃどう」?どうなってるんだかなー?それとも自分が間違ってる?…と思った父を聴ければ充分だよねー 父と携帯で話していると、時間が経つにつれ、だんだん声が遠くなっていきます。多分、携帯を持っている手が疲れてくるのだと思います。でも、話したいことがいろいろある父。 私は、うんうんと聴いています。聞き取りにくくても、聴いている実感がある…これは、とっても幸せなことなんだろうなぁ、と感じます。 以前のブログにも書きましたが、子どもの頃から、ずっと遠い存在だと思っていた父。 結婚してからは実家に行くのは年に一度ぐらいだったし、スエッコ君の不登校の頃はまったく行っていませんでした。 あれやこれやがあって、しんどいと思ったこともあるけれど、うんうんと人の話を聴けるようになって良かった~。まだまだ、聴けないときも少なからずですが、人生これから!(笑) 追記:後で調べたら、茶道は「さどう」「ちゃどう」どちらも可なんですね。へぇー、知らなかったなー。気になったことを調べるのは、やっぱり面白い

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