Look at the sky 〜雲の上は いつも青空〜

2016/06/26(日)23:11

話しながら、癒される。

└ 弔う(7)

心臓が止まった父。人工呼吸器が付けられていたので、まだ胸は上下している。 少しの間があって、私たち家族も頷き、先生が呼吸器のスイッチを止められました。 着替えの服のことも全く頭になく病室に駆け付けていましたが、身体を綺麗に拭いてもらった後、病院の新しい浴衣に替えていただけました。 入院中も毎日髭を剃ってもらい、こざっぱりしていましたが、霊安室に運ばれた父は薄化粧され、とても穏やかな顔をしていました。最後の方は開いたままだった口も、ちゃんと閉じて、涼しげな目元…。 先生も霊安室までいらして、手を合わせてくださいました。葬祭場の車が出るまで、看護師さん方が見送ってくださいました。 病院の皆さまには、今でも感謝の気持ちでいっぱいです…。 お通夜は葬祭場で翌日に営むことになり、父は一晩、自宅で過ごしました。病院から実家に向かう車の中で、葬祭場の担当の方に、父のことをポツリポツリとお話しました。 担当の方、素晴らしい聴き手でいてくださいました。短い時間でしたが、話しながら、気持ちが穏やかになっていくのが自分でわかりました。 病院から急変の連絡を受け、母と飛び出していった実家。着いてからはバタバタと片付け、父に寝てもらい、お通夜と葬儀の打ち合わせをし、お寺から枕経をあげに来ていただき、と慌ただしく過ぎました。 夜になって、やっとゆっくり父と話ができました。翌日に備えて早く寝た方が…と思いながらも、母と遅くまで話しました。 話しながら、書きながら、癒されるのは、ありがたいことだなぁ…。

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