2017/03/06(月)08:37
「感情労働」について
先月受けた研修の中で、「感情労働」についてお話がありました。
研修は母親を対象としたものではなかったのですが、「母である私」にとっても、考えさせられる内容でした。
「感情労働」というと、一般的には医療職、介護職、対人援助職、サービス業、営業等が挙げられますが、母親も「感情労働」の側面あるよねーと思います。
研修で聞いて、あ、これこれ!と思った概念は、
☆ 思いやりストレス
何とかしてあげたい、何とかしてあげなければ…。→救世主シンドローム
☆ 思いやり疲労
何もしてあげられない、何もできない…。→無力感、むなしさ、自責感、怒り、恥、二次的PTSD(代理受傷)
どちらも、すごく馴染みのある感情…💦
また、表層演技・深層演技という概念も、なるほどと思いました。
簡単に説明すると、
表層演技〜喚起される本来の感情を相手に隠す。相手をだますが、自分自身をだますことにはならない。
深層演技〜自分の感情に直接働きかけることで、あるいは間接的な想像力の動員によって、相手だけでなく自分自身をもだます。
自分の感情を否定する「深層演技」をすると、深く傷つく!
【感情労働による燃えつきからの回復と予防のために】
・周囲の問題に責任を持つのではなく、自分の健康と幸福に責任を持つ。
・自分の境界を設定し、過剰な責任を引き受けない。
・自分で変えられるものと、変えられないものとを見極める。
・物事の優先順位をつける。
・自分の意思を表明したり感情を表現する練習をする。
・問題があれば話し合い、感情を分かち合う。
・自分の価値は、周囲からの評価や称賛によるのではなく、ありのままの自分に価値があることを確認する。
・リラックスする時間を確保する。
母として痛い経験をして学んだこと…いろいろあったなー
でも学んだと思っても、また渦中になると忘れてしまったり💦
今度忘れそうになったら、このブログを読み返してみよう〜