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6月7日の朝にいきます

6月7日の朝にいきます

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2006年09月05日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

ボラ太郎は今でいう“地域猫”のひとりでした。

32頭の捨てられ猫たちが、ボランティアの人からご飯を貰っていた地域で、

この子はいつも木の上にいました。

そして皆が食べ終わる頃に降りてきて、それぞれのお皿に残ったフードをこそげるように食べるのです。

その姿を見た時、あまりの哀れさに「うちで引き取る!」と決めたのでした。

 

でも、・・・臆病に見えたボラ太郎は、めちゃくちゃヤクザな猫!

うちの子になったその日から、彼を入れたケージの前を通るだけで私は引っ掻かれ、外科に走るはめに。

先住の猫たちにも威嚇を繰り返し、(この子は一生ケージの中から出せないの?)と

私はめちゃくちゃ心配になったものでした。

 

でも! ボラ太郎がヤクザな猫だったのには、わけがあったのです。

ある時、異様な口臭があることに気づき、動物病院へ。

診察の結果は、歯槽膿漏!!

すぐに手術が行われ、計3本の歯を抜いてもらったところ・・・

それからのボラ太郎は、まるで人(猫)が変わったように、甘えん坊でかわいい子になりました。

きっと、誰かが傍を通るだけで、歯がジンジン痛んだのでしょうね。

 

ボラ太郎は、“ぼんやしゃん”のニックネームで、当時私が連載していた

山と渓谷社の『月刊 ねこ100%』に毎号登場し、ファンレターも受け取るほどになりました。

彼は8年前、推定19歳で天国に召されましたが、今でも当時のファンから手紙が届きます(^~^)

 

kiko  koki

「ぼんや兄ちゃんは、かっこいい猫だったでちゅ」(きこ)

「僕ね、ぼんや兄ちゃんのおかげで、この家に来られたんだよ」(こうき)






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最終更新日  2006年09月06日 04時31分29秒



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