121347 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

6月7日の朝にいきます

6月7日の朝にいきます

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006年09月21日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

華子は、渋谷のNHK近くに住んでいた時、出会ったコです。

夕方、東急本店通りを歩いていたら、コンビニの前に1歳くらいの猫と小学3年生くらいの男の子がいました。

「ぼく、その猫、どうしたの?」 と声をかけると、「車にはねられちゃったの。動けないの」

 お小遣いで買ったという猫缶も食べてくれないと言います。

 

 抱き上げてみると、後ろ足がダランと垂れました。そのまま男の子を連れて、近所の動物病院へ。

レントゲンを撮った結果、後ろ足はもう動かせないかも・・とのこと。

「苦しむようでしたら、安楽死も考えてください」 とお願いしました。

 

翌日、獣医さんから電話が入りました。

「目がね、生きたい、って言っているんですよ。

長期の入院になると思いますが、助かったら、飼ってやってくれませんか?」

 

「生きたい、と言っている」 その獣医さんの言葉に感動しました。 これは腹をくくるしかない!

でも心配なのは入院費。 コンビ二の店長にお願いして、レジの横に募金箱を置かせてもらいました。

小銭でも、貯まれば2000~3000円くらいになるかもしれない。 そう思ったのです。

 

ところが! 開けてみてびっくり!! 募金は2万円を越えていました。

100円玉や500円玉がいっぱい。

1000円札が数枚。1万円札も1枚入っていました。

 

華子は約2か月の入院を経て、うちの子のなりました。(手術費&入院費は実費にしてもらえました)

事故で子宮が腸に癒着し、不妊手術ができないということで、

サカリがくるたびに大声で鳴いて、眠れない夜を作り出す子でしたが、

それでもあとから来たきこを娘のようにかわいがり、いつも抱いて寝る優しい子でした。

 

でも・・・・不妊手術を受けられなかったため、

乳腺癌になり、3回の除去手術もむなしく肺に転移。推定13歳で亡くなりました。

今から11年前のことです。

 

せめて腫瘍が米粒くらいの時に発見できていれば、あんなに苦しませることはなかったかもしれない・・・・。

当時の自分の無知さ加減に、今でも懺悔の気持ちがいっぱいです。

あれから、たくさん、たくさん、猫の病気のことを学び続けています・・・・。

ポンポン4  チャコちゃん大

マイケル赤丸ちゃん.jpg   黒丸ちゃん.jpgトトちゃん2.jpg    ハイちゃんアール2kiko   koki

『老人と犬(さくら苑の)ふれあい』  文春文庫PLUSより発売中。 600円+税。

                        写真=秋元良平(『盲導犬クイールの一生』の)

                         文=高野瀬順子(あびあんとー、こと私です)

  犬5頭・猫4頭と暮らす横浜の特別養護老人ホーム・さくら苑。

 お年寄りたちと動物の絆をカメラが追いました。

 動物を苑に招き入れた、苑長の熱い想いが胸を打ちます。

 楽天ブックスでも好評発売中。ぜひぜひ、ご覧になってくださいませ!






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年09月22日 04時43分05秒



© Rakuten Group, Inc.