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カテゴリ:短歌・俳句・川柳・都々逸
これでもかというばかりに桜が咲き誇っている。 -冬蜂の死にどころなく歩きけり - 鬼城 桜の下を、あてもなく ふらふらと うろついている男がいた。 -明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは- 男はこの歌が好きだった。既に男の明日は壊れてしまっているのに、まだ、何かを期待してなければ生きていけない自分が悲しかった。親鸞聖人九歳の時の和歌だと云う。 -さまざまの 事おもひ出す 桜かな - 芭蕉 桜で飲み、酔いとともに、芭蕉の句が男の体に滲みた。 -徘徊し 花に誘われ 独り言- 退月 退月は男の俳号である。
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最終更新日
2018.04.20 13:36:12
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